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読む彫金教室片切りタガネの彫金練習~波彫り

こんにちはIMULTA(イムルタ )彫金師の上谷です。

今回の読む彫金教室は彫金の片切りタガネで波彫りを彫る方法の紹介です。

では「読む彫金教室」始まり始まり~

目次

彫金の片切りタガネ彫り方練習その4~波彫り

片切りタガネの彫り方練習その3で紹介した「山彫り」の変形版です。

一応基本にはなるのですが。難易度高めです。

山彫りの時も書きましたが難易度高い割には使用頻度が低いので正直あんまりオススメしません(-_-;)

三日月と波線練習すればだいたいの模様は彫れますので。

基本の彫り方がすべて

私のバイブル、日本宝飾クラフト学院が出している

「彫金と宝石の彫り留め技法」(絶版)

では「三日月」「波線」「山彫り」「波彫り」が基本として載っています。

ただ山彫りに入った途端にタガネを捻る技術が入ってくるので難易度が跳ね上がります。しかも図解だとわかりづらいんですよね~^^;

月桂樹や稲穂などの伝統模様を彫るために必要なのですがマジしんどい。

三日月と波線は多分2時間ぐらい練習すれば形にはなりますが。

山彫りと波彫りはちゃんと彫るためにはかなりの時間がかかります。

ここから我流の考え方(山彫り・波彫り共通)

なんでできないのやら……

まずは何ができないかを考えました。

  1. 彫った時に形がきれいに出ない。
  2. なんかタガネが引っ掛かっているのか変な跡が残る。
  3. 叩いてるうちにタガネが進みすぎてしまうので連続で彫ると形がハチャメチャになる。
  4. 一発目が深く入りすぎて抜く時の形がいびつになる。

ちょっと内容がかぶっている感じがありますが。こんなところです。

1・2はハンマーを細かく叩けば何とかなるんじゃない?って感じですが、そうすると3が特にうまくいかない感じになります。4は私が下手くそをこじらせて生じたトラブルだったので皆さんはスルーで大丈夫です。

解決編

この4つの問題は全部一つの方法で解決しました。

これはバイブル「彫金と宝石の彫り留め技法」(絶版)にも載っていない方法です。

というか多分他の伝統工芸士さんはこんなことしなくてもできるのかもしれませんし、無意識でやっているのかもしれません。

私が勝手に名前を付けてますが

タガネを引きながら彫る「引き彫り」という方法です。

※重ねて書きますが、これは私が勝手に命名している名前です。

ずいぶん腰低く書いてますが、これを覚えると結構すぐにできるようになるので覚えた方がいいですよ。

引き彫り

簡単に言うとタガネが前に進まないように引きながら彫ります。

「引く」というかその場に「留める」感じなので「留め彫り」でもいいんですけど、「留め彫り」は別の彫り方として命名してるんでここは「引き彫り」で。

叩いたときにタガネを引いて進まないようにするけど手首を捻って形作るための彫りを入れます。

片切タガネの刃先で作りたい形に金属面を撫でる・こするような感覚です。

もうそこにその形があるとイメージして

その表面を片切タガネの刃先で撫でる

動画でタガネを叩く音が細かくなった瞬間に手首クイッってやってるんですけどそれです。

波彫りだと軽くクイッになるんで微妙ですが、山彫りだとモロクイッになるんで山彫りの練習の中で引き彫りは練習してください。

とりあえず山彫りと波彫りは単体でできても隙間を埋める程度の使用方法しかないです。

動画を見ての通り組み合わせて使うものなので最終的に毛彫り・片切・甲すくい(丸彫り)・魚子打ち全般的にできないとあんま意味ないです。

真面目に彫金やりたい人の為になるように書いてますがガチでやりたい人はどっか彫金教室見つけて行きましょう。

使用しているタガネ

ちなみに私は超硬タガネ(タングステン)を使ってます。

タングステンは硬いので研ぎにくいですが素材をあまり気にせずに彫れます、機械で大まかに削った後に番目を上げていって最後は天然砥石で仕上げてます。

まとめ

片切りタガネで行う彫り方の基本の中で難易度が高くて使用頻度の低い波彫りです。

趣味レベルでちょっとやってみたいぐらいの人には全くオススメできないので、正直やらな方がいいです。

今回は文中で書籍の紹介をしています。

独学の書籍を他にも知りたい方はこちらをご覧ください。

IMULTA(@imulta_jewelry)でした。

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この記事を書いた人

上谷 俊介のアバター 上谷 俊介 彫金師

彫金萬代表、彫金ブランド「IMULTA」を運営しています。

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