swirlシルバーリング

こんにちはIMULTA(イムルタ)彫金師の上谷です。

今後は工具についても書いていきたいと思います。

当然ですが私自身が使っていない工具に関しては書くことができないので、あくまで私が使った感想としてお読みいただければと思います。

そもそも彫金に必要なもの

以前の投稿でもさらっと書いていますが、久しぶりに彫金に必要なものを書いてみます。

「彫金の彫り方」とかよりもまずはそれを書きなさいよって感じですね。

工房の写真
工房の写真

 

・彫金机

 

まず机ですね、これがなくては作業ができない。

私が使っているのは専門店で売っているような机ではなくて中古屋で買った木のでかい机です。

正式な彫金机は作業の位置が普通の机よりも少し高めになっています。ぶっちゃけ慣れればどっちでもいいんじゃないのって感じですが、糸鋸で真っすぐ引く時は作業位置が少し高めの方がやりやすいです。

私は高さ調節ができる椅子で高さを変えながら作業に適した高さであれこれやっています。

「正式な彫金机じゃなきゃちゃんと作業できないよ。ニヤニヤ」

みたいな言い方する人がいますが、鍛金の作業の時なんかは切株の上だったり金床の上だったりとあちこち作業する場所も高さも変わるので正直変わらないと思います。慣れです慣れ。

・糸鋸

糸鋸
糸鋸

貴金属の地金(金・銀・真鍮・銅)、を切るのに必要になります。

ヤスリが入らない細かい場所は糸鋸で細かく削いだり磨いたりします。

柄の部分と刃の部分は別売りになるんですが、刃は色々とメーカーがあります。私は大体バローべかスーパーパイクを使ってます。期間限定で「こんなレアな刃があるんですよ~。」って勧められることがありますが期間限定のものは使い勝手が良くても継続して手に入りにくいので継続して手に入りやすいものを使うのをオススメします。

IMULTAジュエリーの彫金製作工房

彫金の作業で使う糸鋸の使い方を書いています。彫金のやり方の興味のある方、アクセサリーを作ってみたい方はご覧ください。…

・すり板

作業するために机に固定して使う板です。

切ったり磨いたりの作業で必要になります。

彫金(模様を彫る方)だけがしたいという方にはぶっちゃけいらないかも。

すり板は自分で使いやすいように形を変えて使うものなので市販のものを買ったら

ノコギリで切ったり、ヤスリで削ったりします。

自分が使いやすいようにできればいいので「こうしなくてはいけない。」といった決まりはありません。

YouTubeで海外の作家さんなんかはすごい便利そうな市販品のすり板を使っているので

海外のサイトから買ってもいいかもしれません、ただあくまで自己責任でお願いします。

・ヤスリ

地金の表面を削るために使用します。

めちゃめちゃ細いマイクロヤスリと言うのもあります。

アクセサリーのパーツをちょっと加工したい人なんかはマイクロヤスリのほうがいいと思います。

↑一応ネットで見つかったのを貼っておきますがもっと細かいのあるので近いうちに手持ちのヤツを貼っておきます。

ヤスリはリューターの先端工具のシリコンポイントの調整に使ったりもするので何本か持っておくと便利です。

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目次 1 こんにちは彫金師の上谷です。2 シリコンポイント使い分け。2.1 用途2.2 荒仕上げ2.3 中仕上げ2.4 …

ちょいちょい紹介しているラスペネはヤスリの作業もサクサク削れるようにしてくれるので併用するのをオススメします。

 

・ロウ付け関係。

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彫金のロウ付け作業の防火・防炎について書いています。彫金をやるなら必須の作業工程ですが適当にやると火事になるのでその前段…

これは耐火レンガなど火事予防に関して自分で調べる気がない人には火事のもとになりますので

本当にやりたい方はご自身で本なりネットなりで調べてください。彫金教室に通うのがベストです。

私は通常の耐火煉瓦のほかに防火スプレーを机やカーテンに定期的に噴霧しています。

・ヤニ台

ヤニ台は松脂を使って彫金する対象を固めた台です。

自分で作ります、百均の鍋とか使って松脂をトロトロにして作ります。

油断すると超火傷します。

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彫金でアクセサリーやジュエリー、シルバーなどの貴金属に模様を彫る際に使用する固定アイテムについて書きました。…

↑興味のある方は固定方法のあれこれについてこちらからご覧ください。

硬さは溶かしてオリーブオイルとかを混ぜてトロトロ具合を調節します。

彫金するアクセサリーやジュエリーの固定には、ヒートクレイ・モデリングコンパウンド・松脂と方法が色々ありますが

それぞれ利点があって何でもかんでも松脂を使うわけではありません。

中が空洞のものは私は松脂を詰める一択ですけどね。

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彫金でアクセサリーやジュエリー、シルバーなどの貴金属に模様を彫る際に使用する固定アイテムについて書きました。…

松脂

松脂・タガネ

彫金にはタガネが必要です。

最近露店とかやっていると「タガネってどうやって研いでるんですか?」と聞かれますが普通にグラインダーまたは研磨機で大まかに削ってから研いでます。

研磨機
研磨機

通販で8000~9000円ぐらいで買えたはずです、知り合いはヤフオクで4000円ぐらいで買ったとか言ってました。何でも売ってんなヤフオク。

研ぐのは普通は無理なので市販されている物を買った方がオススメです。

工具屋の中にありますのでご自身で探してみてください。

タングステン鋼のタガネが超硬タガネと呼ばれていて一番頑丈です。

タガネについてはこちらから↓

IMULTAジュエリーの彫金製作工房

このページは彫金における「彫り」についてタガネの紹介などをしています。このページを起点に彫り方の練習方法を載せたページに…

金属の株から研いでいくのは相当慣れてからでないとまず無理です。

あと普通工具屋さんは株では売ってくれません。

私は独学ですがまともに研げるようになるにはかなり時間がかかりました。それに研ぐこと自体にも時間がかかります。

なんとなく趣味でやるにはあまりにも時間のかかる作業です。

趣味レベルで楽しみたい人は楽しくなくなるからやんないほうがいいですよ。

 

 

・金槌

彫金で彫りに使う金槌はおたふく槌という金槌を使います。金槌自体はたしか2000円ぐらいで買えたはずです。

おたふく槌
おたふく槌

持ち方としては柄の底を掌に当てて包み込むように持つというのが正式な持ち方ですが、

私は状況に合わせて持ち方を変えています。というのも素材の厚みや合金の具合によって叩いたときの反動が違ってきます。

もちろん反動がないように固定するのがベストではあるんですが

完璧な固定をする場合、固定するまでの時間と彫金を施す時間、固定したものを除去する時間全部を合わせるとお給金的に割が合わないので叩き方でなんとかできる場合は完璧な固定はしません。

オイルライターなどの中が空洞のものは中に詰めないといけないので工程を省くことはできませんが、省けるものは省かないと時間ばかりかかってしまいます。

状況に合わせて使用方法を模索するのもなかなか楽しいですよ。

 

さて今回はこれぐらいにしておきます。

「あれも書いておこう。」というものがあったら後日書き足しておきます。

なんとなく書いてみましたが私はリューターを使っています。

今後は使ってみた先端工具に関しても書いていきたいと思います。

実際工具屋に行ってみたけど

「なにこれ?何にどうやって使うの?」

と思う工具は山ほどあるのでわかる範囲で説明したいと思います。

↑2019.6.21追記

ただ火を扱うバーナーだったり、薬品系に関してはあまり調べないで使ってケガや疾患につながるといけないので、あまり書かないようにします。

本当に使いたい方はお店の人にしっかり聞きましょう。

有毒性がないということで身分証明書の提示なしで購入できる薬品でも

蒸気を吸うとちょっと具合悪くなるようなものもあるので気を付けてくださいね。

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IMULTA彫金師の上谷

IMULTAというブランドを展開している彫金師の上谷(ウエタニ)のブログです。彫金のハウツーとかお手入れの方法とか嫁さんのあるあるとか勝手気ままに書き連ねてます。気になる事があったら気楽に聞いてください。答えられる事は丁寧に答えます。わかんないことはわかんない。気が向いたら読んでみてください。