リューターの先端工具について書く、削る編~129

リューター
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こんにちはIMULTA彫金師の上谷です。

早くも2019年も2月に入りました。

ありがたいことに忙しくさせていただいています。

今年はインフルエンザにかかる人がめっちゃ増えているみたいですね、健康に気をつけましょう。

前回は時計を彫っている様子を書きましたが、このブログも「彫金 彫り方」の検索で一番上に上がっているようですね。アリガタイ

↑彫りについて読んでみたい方はこちらから

↑前回の時計の彫金のブログです。

ものすごいニッチなジャンルなので特にすごい人数が見ているというわけではありませんが、それでもお問い合わせいただけたり宣伝になっているのでありがたいことです。

最近はあれこれと彫っていますが、前回の予告の通りそれと並行して工具についても書いていきます。

そのうちこの投稿を先端工具関係のホームにしようかと思っています。そのうち写真とかも貼ります。

リューター

このブログでは彫金(金属に模様を彫る事)と合わせて研磨、鍛金などなど全般的に彫金の工程のあれこれに関して書いています。

私は全て手作業でやっていますが電動工具のリューターも使っています。

・リューターとは

電動で先端が回転し彫金作業(彫金以外も含める)を効率的に進めることができる工具である。フットペダルを付けることによって足元の踏み込みで回転数を調整することもできるのでとっても便利、ミシンみたいなものだと考えると想像しやすい。

リューター

リューター

工具屋さんにリューターの先端工具を買いに行くと

「やべぇ、どれを何に使っていいかマジでわかんねぇ…。」

リューターの先端工具以外はなんとなく形状とそばに書いてあるポップのようなものからわかるのですが先端工具は膨大な数があるのでポップもなくてわかりにくいものが多いです。

見に行けば「分かりにくい」という事が分かります。マジビビル

初めのころなんて店員さんに何をどうやって聞いたらいいかもわからないんでわかんねぇくせに「ふ~ん。」みたいな感じで棚の前で眺めてました。最終的になんもわかんないのに勘で買ってました。皆さんはちゃんと店員さんに聞いた方がいいですよ。

なかなかどうして勉強が必要で、私は一個一個使って確認しています。

「しています。」というのは今現在も使ったことがない先端工具が山ほどあるので、使ったことないものは積極的に買うようにしています。新商品とか大好き。

そんな趣味のように買い漁っていますが彫金をするにあたって必要&便利なものとか書き出してみたいと思います。

これもいつもの通り私の経験からくる独断と偏見から書いていくものなのであくまで参考程度に読んでください。

 

先端工具って何ぞや??

そもそも先端工具ってなに?という感じだと思うので簡単に説明します。

リューターは先端に別売りの工具を付けて使います、上の写真だと先端についている緑色のものがそうですね。

リューターは「ルーター」って呼ぶ人もいるんでどっちも正解です。

先端工具は【ビット】と呼ばれます。何人か【バイス】、あー、あと【ポイント、ポインター】って呼ぶ人もいますね。私は齟齬がないように【先端工具】と呼んでいます。カタカナで呼ぶときは私は「ポインター」呼び派です。

多種多様なものがあって用途によって付け替えて使います。

研磨用先端工具タンポポ

研磨用先端工具タンポポ

どれ使っても変わらないでしょ?

超変わる

同じ種類の先端工具でもどこ製かによって結構当たり外れが多く、買ってきた先端工具が数回の作業で使い物にならなくなることも普通にあります。多分使っているリューターとの相性もあると思います。

まぁ当時の私の使い方が悪かったというのもあるかもしれませんが、外れは二度と買わないので検証する気もありません。

いい感じのものを探しさまようのも楽しいので「自分で探すわ!!」という方は是非どうぞ!!

結構楽しいですよ!!スゲー金使うけど!!

外れを引いた時も後で笑い話になりますしねww

 

先端工具の選び方

削る・磨く・穴を開けるなど用途に合わせて選びます。

ただ初めのうちはとりあえず彫金をできるようにするにはどうしたらよいのか?

このブログで言う模様を彫るという事に限った彫金だと彫金を施すまでの造形と、彫った後(仕上げ彫りじゃなくて造形での彫りの後)にリューターは使います。仕上げ彫りの角が丸まる(ダレる)ので仕上げ彫りの後は基本的に磨くにしても布にピカールとかコンパウンドをつけて手で磨きます。

後で直せばいいやって感じで探り探り書いているので順番がいまいちの時はあとで入れ替えるし書き直します。

ではまずは

削る編

だいたいの先端工具は削るんですが、ここでは表面を削るものを紹介します。

穴を開けるドリル編は下のリンクからどうぞ↓

まずは基本の

ロールサンダー
ロールサンダー#1000

ロールサンダー#1000

サンダーは雷の方じゃなくてヤスリの方です。紙やすりがサランラップみたいに巻き付いている先端工具です。

削りたい面に当てて削ります。

紙やすりが高速で回転しているので結構な速度で削れますが紙やすり側もダメになるので、ある程度使ったら表面を剥いて新しい面を出して使っていきます。使っているうちにだんだんと細くなっていきます。

紙やすりの番手、数字が小さい方が面が粗くなるのでだんだんと番手を大きくして最低でも#1000までかけてから研磨するときれいに仕上がります。(写真のものは1000番)

最近私はあまり使いませんが、リューターの使い方に慣れていない時はこれが多分一番使いやすいです。

あくまで紙やすりなので#120以外は微調整に使う程度です。

厚みを0.2mm以上削りたい時には#120以外は向いていません。

タガネなどの工具の加工にロールサンダーを使うのは時間の無駄です、最後の仕上げでちょちょっと使うぐらいですね。

小さく切った紙ヤスリをつまむ先端工具のマンドレールがあるのですが、初心者にはスーパーお勧めです。それ買って100円で買える紙やすりを切って挟んで使った方がぶっちゃけ効率よかったりします。

マンドレール

マンドレール

マンドレールは先端工具の芯の部分の棒です。

細く切った紙やすり

細く切った紙やすり

市販されている紙やすりをハサミでチョキチョキ切って挟みやすくします。

紙やすりを挟んだマンドレール

紙やすりを挟んだマンドレール

紙やすりを挟んだら巻きつけて使います。

細かい作業には不向きですが全体の凹凸をなくして均したい時はとても便利です。

スーパーお勧め、コスパいいし。

シリコンポイント
シリコンポインター

シリコンポイント

名前の通りシリコンでできた先端工具です。

個人的にはこちらの方が使いやすいのですが、一か所に力がかかりやすいので均等に削る・磨くには慣れが必要になります。

柔らかくて弾力性があるので使いやすいですが、アクセサリーやジュエリーを研磨するうえでどの順番で研磨をかけていくかを考えながら作業できないと逆に時間がかかります。

ただ削る効率などで言うと、荒仕上のシリコンポイントを使えば上記のロールサンダーの何倍も作業が早くなります。

荒仕上のシリコンポイント

荒仕上のシリコンポイント

荒仕上のシリコンポイント

荒仕上のシリコンポイント

最終仕上げに使うシリコンポイントは金属面にグイグイ当ててもあまり減りませんが荒らし上げのシリコンポイントはすごい勢いで減っていくので(とは言っても一個59円)、初めはガンガン使い捨てるぐらいの感覚で使いこむのをオススメします。

商品名はシリコンポリッシュなんですね~。ポリッシュは磨くって意味ですけどこれは鬼のように削れるのでいくら当てても光りません。油断すると指とか爪ががっつり削れるので気をつけましょう、きつめの擦り傷みたいのができます。

ロールサンダーでバカみたいに時間をかけて摩擦熱で手が熱い熱いとか言ってる時間は無駄ですし、意味のない熱を与えるのはあまりよくないので作業は効率的にやった方がいいです。

白い荒仕上のやつが一番便利ですね(写真のシリコンポイント)、ドイツのEVE社製のやつ。

何がいいってシリコン部分だけを付け替えて使うこともできるので廃棄するときも簡単。

他のマンドレール(リューターに差し込む金属の棒の部分)と一体化しているもの(松風のやつとか)は使い終わった後ただの金属の棒になりますからね。

私は削って毛打ち用の棒にしますが多分普通はしないと思うのでEVE社のやつをオススメします、世界で一番使われてるんですって。

ただ松風社製のやつは合体してる関係上薄いやつがあって、それが絶大に使いやすいです、薄いとクニャクニャ曲がるんで側面を使って磨いたりもできます。好みですけどね。

とりあえず今日はここまでで、時間のある時にさらに書いていきます。さすがに思い出しながら書くのはきつい&進みが悪いので書くこともうちょっとまとめてから改稿します。

 

先端工具は山ほどあるのでそっちの知識も備忘録代わりに書き込んでいくので興味のある方は今後ともよろしくお願います。

それではまた次回をお楽しみに!!

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