NO IMAGE

こんにちはIMULTAの彫金師上谷です。

ようやく梅雨が明けそうですね。

イベントで質問を受けたので今回は金槌とか木槌などのハンマーについて書きます。

あくまで私のが個人的に経験した内容になりますので参考程度にお読みください。

それでは始まり始まり~

彫金で使うハンマー

前に簡単に書いた内容と被ってるものもありますがご了承ください。

金槌

彫金で使う金槌は

  • おたふく鎚
  • からかみ鎚
  • 芋鎚(いもつち)
  • 撞木槌(しゅもくつち)

この4種類が基本です。

あと他のゴム鎚とかについてもサクッと書いていきます。

おたふく槌

今回ハンドメイドジャパンで
「この金槌じゃないと彫金できませんか?」
という質問を受けました。
専門的な工具なので一応おたふく槌でやった方がいいとは思いますが、正直あんまり関係ないと思います。
私は独学で始めたんで、やり始めた頃は全然わからなくてからかみ鎚を使ってました。
先端に重みがあるので彫る時に使いやすいのは事実です。
・おたふく鎚が彫りに向いてるんじゃないかと思うポイント
以前からの投稿で書いていますが、毛彫りタガネで彫ったり魚子タガネを打ったりする時は
基本的に金槌を振り下ろすような叩き方をしません。
持ち上げて落とすような感じで金槌の重さを利用して叩きます。
※状況によってはブンブン振ります。
その関係で大きさが違うものがあります。
おたふく鎚は先端に重心があるのでそういった叩き方に向いています。
とはいえ叩き方がわかってればどうとでもなるので
正直金槌はなんでもいいと思います。
おたふく鎚もホームセンターに売ってるかもしれませんが家にあるもので試してみてもいいかもしれませんね。

からかみ鎚

基本的に金属の造形に使います。伸ばしたり叩いて曲げたり。

金属を焼きなました後に尖った方で叩くと金属を伸ばすことができます。

おたふく鎚の尖った方でも金属は伸びるのでどっちでもいいです。

この金槌は真っすぐ叩くよりも手前に引くようにスナップを効かせて叩くことの方が多いです。

イメージは窪みに引っ掛けるような感じですね。

厚みのある金属を叩いて伸ばすにはでっかいのが必要になりますが

よほどちゃんとした伝統工芸の工房でもないと大きなものは使わないと思います。

彫金の入門者は正直縁がない金槌だと思います。

 

芋鎚

金属の造形&模様を付けたりするのに使います。

私はでっかいのは使ったことがないのででかいのはよくわかりませんが、

細かい鎚目模様を入れていくために使う事があるので細いのは何本か持ってます。

模様を彫る時は使いません。

「彫金やってみたいな~。」

ぐらいの人が買う必要はないと思います。

 

金槌で金属を造形する時は形を変えずに曲げているのではなく

叩いたときの圧力で金属を伸ばしながら曲げる感じになるので少し厚みや幅に余裕を持たせて造形するのがいいと思います。

 

撞木槌

これは木槌のみです。

正しい使う方かはわかりませんが薄い金属板の造形(叩いて形を変える)や、

柔らかくした松脂の形を整える時に使います。

松脂をしっかりと造形したい時に使うので平面に金属板を接着したいぐらいだったら使いません。

例えるならこんもりとした松脂の中心をぼっこり窪ませる時とかに使います。

ただこれは松脂を柔らかく仕上げる手順も必要になるので叩く前の段取りが必要になります。

※余談ですが、彫金を始めたばかりの私が【形にひかれて買ったものの使い道がわからなかった工具】の代表です。

木槌

リング丸めたり造形など色々使います。

ある程度金属の厚み(2㎜)が出てくるとちょっとお高い工具でないと成形できなくなってきますが

木槌は使い方によっては結構厚めの金属でも曲げたりできます。

基本的に厚みを変えずに形変えたい時に使いますね。

ただ無闇に叩きまくると金属とはいえめちゃめちゃ傷が入るので気を付けましょう。

リングのすり合わせ面は角を叩きすぎると潰れます。

1本持っておくと色々使えます。

 

ゴムハンマー

NO IMAGE
最新情報をチェックしよう!
NO IMAGE

IMULTA彫金師の上谷

IMULTAというブランドを展開している彫金師の上谷(ウエタニ)のブログです。彫金のハウツーとかお手入れの方法とか嫁さんのあるあるとか勝手気ままに書き連ねてます。気になる事があったら気楽に聞いてください。答えられる事は丁寧に答えます。わかんないことはわかんない。気が向いたら読んでみてください。