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彫金でシルバーやステンレスの表面を梨地系装飾する。

こんにちは彫金師の上谷です。

今回はシルバーアクセサリーなどの金属の表面に、手作業で梨地系の加工をする方法を紹介します。

伝統的な梨地タガネを使った方法と、他の道具(ダイヤモンドビット)を使った方法を紹介します。

それでは「読む彫金教室」始まり始まり~

※カテゴリー的には魚子打ちと被る部分があるので「魚子タガネの打ち方」に入れときます。

彫金でシルバーやステンレスの表面を梨地装飾する。

彫金をする時、またはする前に模様を入れるシルバーなどの表面に梨地の装飾をしていきます。

冒頭で書いた通りダイヤモンドビットを使用した方法です。

 

ダイヤモンドビットは先端にダイヤモンド砥粒が付いた先端工具で、水晶などの天然石の穴あけや今回の梨地仕上げに使用しするなど幅広く使えます。。

一応金属を削る作業にも使えますが、このサイズの先端工具で金属を削っていくのは効率のいい方法ではないのでカーバイトバーなどの使用をオススメします。

まずは伝統的な梨地装飾について簡単に紹介します。

伝統的な梨地加工の方法

伝統的な梨地装飾は「梨地タガネ」というタガネを使って金属の表面を叩き装飾していきます。

この「梨地タガネ」は赤タガネ(炭素鋼)などを使って自作するものです。

 

他には金剛砂(ガーネットサンド)を水と一緒にぶっかけて表面を荒らす方法もあります(砂梨地)。※水無しでやる方法もあります。

この砂をかける方法はバケツの中でやりますが、めちゃくちゃ手間がかかるため気軽にやりたい人は絶対やらないはずなので割愛します。

本当にやりたい人はこの彫金の本に載っているので買って見てください。

 

そのうち気が向いたらYoutubeに載せますが、現代ではサンドブラスト(機械工具)や電磁バレルで表面荒らしたりと色々方法があるのでそっちの方がお手軽です。

 

梨地タガネの作り方(ザックリと)

焼きなました赤タガネの先端をヤスリに打ち付けます。

もしくは逆に固定した赤タガネの先端にヤスリを打ち付けます。

もしくは焼きなました赤タガネを荒めの金剛砂の中に打ち込みます。

目の粗さを調節する場合はヤスリか金剛砂の目の粗さを変えることで梨地の風合いが変わっていきます。

このタガネを使って手作業で装飾していくので多少のムラが出ます。

そのうち画像を追加します。

 

今回メインで紹介したい梨地【系】装飾の方法

では今回の本題

いろんな人に合って色々とお話を聞いてきましたが、「梨地加工」の定義が人によってかなり幅があります。

今回は「これが梨地加工だ!!」的な話ではなく、色々と装飾方法がある中で「梨地」系になるものを紹介します。

だからタイトルに「梨地【系】」と入れています。

シルバーなどの貴金属やステンレス全体的に梨地にする場合、基本的にバレルを使用していますが、彫金の模様を彫り入れた後に模様周りだけ梨地にする必要があるのでいちいち手で打っていく必要があります。

シルバーなど硬度のあまり高くない金属の場合は通常の梨地タガネでも全く問題ないのですが、ステンレスに装飾する場合は赤タガネの梨地タガネだとテクスチャーが入っていかないので今回紹介するダイヤモンドビットを使用します。

 

ちなみに通常の赤タガネの梨地タガネでも出来ないことはありません。

ただ使用しているうちにステンレスの高度に負けて形が変わってきたりします。

 

あれこれ使って来た中でダイヤモンドビットが対ステンレス戦において一番いい感じでした。

ちなみにシルバーなどの硬度の低い金属の場合、軽く打たないと喰い込み過ぎることもあるので叩く時の力の入れ具合に注意が必要になります。

利点としては色んなサイズのものがセットで入っているので汎用性が高いところです。

自分でこの本数を揃えるのは結構めんどくさいです。

 

まとめ

今回はダイヤモンドビットを使った梨地系の装飾について紹介しました。

伝統的な工具を使用した方法とは少し違いますが、作業量が多くなっていく中では非常に便利に使用できます。

 

梨地加工をするというドマイナーな内容ですが、興味のある方は試してみてください。

 

IMULTA(@imulta_jewelry)でした。

 

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IMULTA彫金師の上谷

IMULTAというブランドを展開している彫金師の上谷(ウエタニ)のブログです。彫金のハウツーとかお手入れの方法とか嫁さんのあるあるとか勝手気ままに書き連ねてます。気になる事があったら気楽に聞いてください。答えられる事は丁寧に答えます。わかんないことはわかんない。気が向いたら読んでみてください。