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zippoに彫金カスタムで虎を彫る。

こんにちは彫金師の上谷です。

今回ご依頼いただいたのはzippoの彫金カスタム。

私が彫金した後に黒染めすることは稀ですが、今回のzippoはシルバーメッキがしてあるタイプのzippo(下地は真鍮)なので彫った部分の真鍮を隠す役目もかねて黒染めしています。

また点描を利用して絵を描いているので彫金カスタムを検討されている方は是非ご覧ください。

※お客様の了承をいただいてブログに掲載しております。

目次

zippoに彫金カスタムで虎を彫る。

zippoへの虎彫金カスタム

zippoへの虎彫金カスタム

今回彫金したzippoがこちらのメッキzippo。

お客さんの希望で虎を彫金しました。

虎を彫る以外の希望は特になかったので彫り方や点描を使う方法と周りの唐草のデザインなどは全てこちらで見立てました。

冒頭で説明したとおり銀メッキがしてあるタイプだったのでこちらから提案して彫った部分は黒染めしてあります。

虎が草むらに潜んでいる雰囲気が良く出てかなりいい感じですね。

 

zippoへの彫金カスタム段取り

zippoへのデザイン・下書き

真鍮zippo彫金デザイン

真鍮zippo彫金デザイン

今回オーダーでいただいたzippoは一面彫り。

最初は画像の通りツルツルなので下書きをします。

四角く枠がとってありますが当然枠も彫ってます。

一面のみですが点描の場合はバランスを見ないで一気に彫ってしまってバランスが崩れていると修正がとてもめんどくさいのでバランスを取りながら彫るために順繰りと段取りを踏んで彫り進めていきます。

※特にメッキタイプのzippoのカスタムで雑に作業を進めるとメッキが剥げてかけ直しの必要が出るなど、修正がめちゃくちゃメンドクサイので最初のデザインや段取りの時点でかなり丁寧にバランスを取っています。

 

zippo彫金カスタム仮彫り

真鍮zippo虎カスタムデザイン段取り1

真鍮zippo虎カスタムデザイン段取り1

まずはうっすらと彫りを入れていきます。

最終的にはガッツリと黒染め出来るようにしっかりと彫り入れをするんですが、この段階では後から調整が効くように浅く彫ります。

彫金の和彫りの場合「一発彫り」が利点だとやたら称賛する方がいますが仕事レベルの場合非常にまずいです。

なぜマズいかは後述しますが私の場合丁寧にモチーフのバランスを取り段々と表現を膨らませていきます。

上の画像の状態だとまだ諸々の修正が効きます。

 

zippo彫金カスタム決め彫り

真鍮zippo虎カスタムデザイン段取り2

真鍮zippo虎カスタムデザイン段取り2

 

仮彫りの段階でバランスを取ってから決め彫りをします。

虎のヒゲなど後から修正のきかない部分までしっかりと深く彫り入れされているのがよくわかると思います。

この決め彫りをしたら大きな変更は出来ません。

 

zippo彫金カスタム・黒染め確認(1回目)

zippo彫金カスタム・黒染め確認

zippo彫金カスタム・黒染め確認

 

一通り彫ったら黒染めの入り具合を確認するために一度染めてみます。

zippoのような日用品の場合、頻繁に出し入れして擦れたり落としたりと色々な負荷がかかります。

お客さんの手元に届いてすぐに塗料が剥げてしまうとマズいので1回目の黒染めの時はわざと塗料をはぐ薬品を使って粗く落とします。

そうすると塗料の入りが甘いところはすぐに取れてしまうのでもう一度塗料が定着しやすいように加工していきます。

もちろん乾燥や染めた後の研磨によって定着を図ることも出来ますが下地がしっかりしているに越したことはないので定着を良くするための試し染めは回数を決めずに良い仕上がりになるまで何度も繰り返します。

 

またデザイン的に黒く染める部分を増やす確認の為にも行っています。

zippo彫金カスタム完成

zippoへの虎彫金カスタム

zippoへの虎彫金カスタム

こちらが完成したzippo。

虎の毛の具合も良く出ています。

一面とはいえデザインと作業を合わせてかなりの時間がかかっています。

 

真鍮のzippoは黒染め無しでもカッコイイ

今回のzippoは彫った部分を黒染めしましたが黒染めしなくてはいけないわけではないので、彫った部分の真鍮の色合いをそのまま出してもかっこいいです。

彫ってすぐはキラキラとしますが経年変化で彫った部分が濃い真鍮の色を出していくのはなかなか味わいある姿です。

ただあまり放っておくと最悪緑青が出てくるので最低限のお手入れは必要になります。

 

 

このように一筋ずつ彫金を施しています。

繊細な模様や力強い模様まで幅広く彫ることが可能です。

オーダーはお気軽にお問合せください。

 

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この記事を書いた人

こんにちは彫金のやり方などを紹介するニッチなブログを書いています。

古くは奈良時代からある伝統技法ですが今では「彫金」という言葉を知っている方も減ってきているので少しでも普及に役立ちたいと思い情報を発信しています。

独学で始めたころは本当に手探りでどんな道具を使っていいかも勘で購入していましたが、現在では仕事にするまでになり自分なりに知識とノウハウの蓄積があります。

このブログを通して少しでも彫金を身近に感じれたり、これから彫金を始める方の参考になれば幸いです。

【上谷について】
8年間の彫金の下積みを経て2016年3月15日に独立しました。
屋号は「彫金萬」、「ちょうきんよろず」と読みます。
個人や企業からのオーダーを受けてお手元の金属製品に彫金を施すお仕事も受け付けています。

現在はジュエリーブランド「IMULTA(イムルタ)」で製作したオリジナルのジュエリーの販売しています。

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