彫金師の試行錯誤、道具編~68

リングを叩く様子。
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こんにちは彫金師の上谷です。

いやい最近東京びっくりするぐらい寒くなりましたね、雨も凄かったし体調を崩さないようにお気をつけください。ちょっと調べてみたら北海道の北見市なんて-3℃下回ってるんですね…恐るべし北海道、メッチャ寒い中で焼肉祭りをやるそうですが一周回って行ってみたい(笑)

 

夏は汗をダラダラ流しながら彫金してましたが冬はガチガチと震えながら彫金しております。工房の通気性は抜群ですよ。夏は暑く、冬は寒い、四季を満喫しております。

 

そんな彫金の毎日を今日も紹介します。

完全ハンドメイドのための道具

全ての商品をハンドメイド、手仕事で作っておりますが、使う道具は結構少ないです。

色々と道具を買い集めて試した結果、基本として使っているものなんかを紹介します。人によって使う道具は違いますので、あくまで一例として参考にして下さい。

基本アイテム

・リューター&各種先端部品

リューターの先端工具

リューターの先端工具

先端工具に関しては他の投稿でも書いてますので興味のある方は見てみてください。

※リューターがなければ先端工具はいらないです。

・糸鋸

糸鋸

糸鋸

糸鋸は刃も買わないと使えないんで一応貼っておきます。

※私は模様を切り抜くことが多いので鋸刃はスイスのバローべ社の鋸刃を使っているんですが貼れるのが見つからなかったので他の方にも人気のあるスーパーパイク社のを載せておきます。私の感覚としてはスーパーパイク社の刃の方がザクザク切れる感じで直線とか緩いカーブを切るのに向いてます。、私は細かく模様を切り抜くことが多くてクイクイ向きを変えるので粘りのあるバローべ社の鋸刃を使っています。

糸鋸使い方編↓

・ヤスリ

ヤスリとキサゲ

ヤスリとキサゲ

一応リンクを貼っておきますがヤスリはホームセンターで売ってるもので充分なので2種類ぐらいの形のやつを大きいのと小さいので2本ずつ持っておけば十分です。

写真の一番右の道具はキサゲと言いますがプラモデルを作ってる人なんかにはスクレーパーと言った方が分かりやすいと思います。超硬のタングステン製のものであればプラモ用に使っていたものでも十分金工に使えます。今回は気にしないで。

・金槌

おたふく槌

おたふく槌

写真の金槌は彫金用のおたふく槌ですが小さい金槌なら何でもいいと思います。

こだわるなら据える工程とかいろいろあるんですが普通の人にはそこまでやる人はいないと思います、私も金槌の柄の底を丸めたりとかは省いてます。底は平らにした方が道具の加工(爪楊枝ブラシを作ったり)に使いやすかったりするので。

・タガネ

毛彫りタガネ

毛彫りタガネ

↑とりあえず上の5つがあれば何とかなります、最悪ルーターはなくても中世ヨーロッパや江戸時代の職人は手動で作っていたので頑張れば作れます(とても時間かかります)

リューターの安いやつは結構安価でありますからね、1万円ぐらいの安価なリューターは私は使ったことないんでどれがいいとかはわからないです。

ちなみに私のリューター↓

リューター

リューター

大体4万円ぐらいします、10年ぐらい使って未だに現役で使えます。一回修理に出しましたけどね。

Mr.Meister HP-300というリューターで、フットペダルの踏み込み具合で回転数を変えられるうえにオーバーヒートしにくいのとオーバーヒートしても復旧が早いリューターです。

このリューターのひとつ前にMr.Meister HP-200というのを使っていましたが、これはオーバーヒートしやすいのとオーバーヒートしてから復旧するまで時間がかかるのでプロを目指す方はMr.Meister HP-300かそれ以上の性能を持ったリューターを使った方がいいです。

というか1万円ちょっとしか変わらないので買うんだったらMr.Meister HP-300の方がいいと思いますよ。

あとロウ付けしたい人はバーナーとか必要になりますけど銀ロウだったりフラックス・ディクセルといった薬品とかがあれこれ必要になるので今回は割愛します。

当然ですが火を扱う作業は火事の原因になることもありますのでやる人は気を付けてください。

 

根気のお仕事

さて、電動の道具は便利ですが凄く細かい部分は電動の道具では調整が難しいので最後は人力で根気よく仕上げていきます^^;

たまに人に話すと「嘘でしょ!?」と言われることもありますがピカールとかコンパウンドとか研磨フィルムとかホームセンターで購入できるものもめちゃくちゃ使います。

あとストッキングとかも研磨に使う布としてはとても性能がいいです。こないだ靴磨きのおじさんが折り畳み傘とかに使われている生地が磨くのにいいと言っていたので今度ジュエリーにも使えないか試す予定です。

 

基本的な道具さえあれば後は切って叩いてを延々と続ければ完成します。

リングを叩く様子。

叩いて整形

 

オリーブの葉ジルコニアネックレス

オリーブの葉ジルコニアネックレス

 

エタニティリング

全面にジルコニアを留めたシルバーリング

エングレイビングzippoエングレイビングzippo

彫金タガネと机

彫金タガネと机

宝石を留める風景

石留め風景

最後は根気ですね。

色々と技術云々の話もありますが基本的にコツコツやってればキレイなものはできます。

もし作ってみたいな~と言う方は上記の道具を揃えてトライしてみてください。

そこから派生して自分の作りたいものに特化した道具を揃えていくといいと思います。

道具は大事

「技術があればどんな道具でもいいんじゃないの??」と考える方もいると思いますが(イベントとかでたまに言われます)、これは完全に間違いです。

基本的に準備が大事なので腕がいい人は道具もちゃんとしてます。

薬品もちゃんと煮詰めたり水分調節したり管理してるし、固定に使う松脂も油たして粘度調整してたり。

道具の状態で仕事の進み具合も変わってくるので私も管理してます。

 

【道具を正しく選んで使いこなすのも腕のうち】

私はこれを肝に銘じています。

新しい謎工具が出たらよほど高価なモノでない限りすぐ買います。

そして後悔もします、結構頻繁に。

5回に1回は当たりを引き当ててるからいいんですけどね。

新工具に手を出すのは仕事の時間に余裕がある時だけなんで趣味みたいなもんです。

このブログでは工具の紹介もしていますが人によって合う合わないはあるのでまずは試してみた方がいいと思います。例えばシリコンポイントでも松風製のものとEVE製のものがありますし使い勝手は全然違います。

 

正しく選んで使いこなすというのは自分に合った工具を見つけて使いこなすという事です。

 

 

【あと人の意見は大事だけどソコまで当てにしない!!】

 

上でも書いてますが特に道具は使っている人間によって使っている感覚が全く違うので同じように使えるとは限りません。どのくらい使い込むかにもよって違うので人からのアドバイスはほどほどに聞いておいた方がいいです。もちろんこのブログも参考程度に読んでください。

 

試行錯誤を続けて成長し続ける

 

失敗と成功と試行錯誤を繰り返しながら作っております。

その結果IMULTAにしかないジュエリーが誕生するのです。

 

ぜひ一度お手に取ってご覧ください。

ご注文お待ちしております。

 

では最後にショップとかのお知らせです。

今後のスケジュール

4/27(土)

ハンドメイドメーカーズ@東京ビッグサイト

 

デザフェス当選しました!!!

2019.5/18~5/19

デザインフェスタ vol.49 @東京ビッグサイト

ブースはL151・152

ご来店お待ちしてます(^o^)/

遠方で見に行けないという方は
私の商品のオンラインストアもありますのでよかったらこちらからご購入ください。

オンラインストアへ

 

そして各有名サイトでも販売しているのでそちらからもぜひどうぞ。

Creemaはこちら

 

iichiはこちら

 

BASEはこちら

それぞれ作りが違うので是非ご覧ください。

IMULTAロゴ

 

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