こんにちはIMULTA(イムルタ)彫金師の上谷です。
独学で彫金を始めて15年たちまして現在はIMULTA(イムルタ)という自分のブランドを立ち上げて彫金師をやっている上谷です。
5/18~5/19(土日)でデザインフェスタvol.49に出展してきたのでレポートです。
はじめに、ご来場いただいた皆様とIMULTAの商品をご購入いただきました皆様に御礼申し上げます。
彫金の実演をさせていただきましたが楽しんでいただけたようでよかったです^^
今回はデザインフェスタに出展した際のレポートと
実演販売をしていた時のお客さんとのやり取り、聞かれたこととそれに対しての答えを紹介していきます。
今後出展する方の参考にもなるかもしれませんね^^
デザインフェスタのレポート
あくまでIMULTAが出展した時の様子を日記のような感じで紹介します。
そこまでカチッカチっと数字を出していくようなレポートではないので
気楽に読んでください。
デザインフェスタの概要から
今回のデザインフェスタは東京ビッグサイトのの西館4Fでした。
アクセサリー関係の出店はLエリア、IMULTAのブースはl-151・152
小さい方のサイズの「明るいブース}を横並びで2つ使わせていただきました。
でっかいところになると大き目のブースを3つ横並びで使ってるような出展者さんもいましたね。
販売イベントは色々ありますが法人の業者さんがしっかりとブースを取って出店している事があるのが
デザフェスの特徴の一つかもしれません。
デザフェス搬入から準備
イベントの開始は11時からでしたが、出展者の搬入開始は結構朝早いですね。
今回はデザフェス会場に荷物を郵送で送っていたので準備は荷物の受け取りからでした。
郵送物の受け取り開始は朝の7時から、受け取り場所はブースによってまちまちです。
台車を貸してもらえたので楽々と運べました^^
ただ台車は数が限られているのでいつでも何個でも借りれるわけではないので
複数必要な方は自分で用意した方がいいと思います。
今回は背面パネルも借りていたのでのんびりと棚を付けていきました。
背面パネルはレンタルする備品の中でも高い方なので申し込むのを迷うと思いますが、
パネルがあるとブースの雰囲気がしまるので、安くないものを売りたい方は必須だと思います。


こんな感じです
2枚目の写真は1日目の終わりに片づけた後のブースです。
やはり棚を付けるとしっかりとしたブースって感じでいいですね。
もうちょっと引きの写真とか取っておけばよかったんですが毎回忙しくて取り忘れております。
デザフェスのトイレ事情と食べ物と自販機
お手洗いは男子トイレは楽々でしたが女子トイレは常に行列ができていました。
再入場できるので外まで行ってるって言ってる人もいました。
食べ物事情ですが会場にフード関係のブースもあるので
折角なんで出店してるところから買おうかと思ったんですがめちゃくちゃ並んでます^^;
我々は断念して用意していた軽食で済ませました、出展者は結構用意してきてる人が多いみたいです。
途中でコーヒーが欲しくなったので自販機で買ったんですがお茶とか清涼飲料水は軒並み売り切れになっていたので、来場される方は事前に買ってきた方がいいかもしれませんね。
トイレや食糧事情でトラブルは起きていなかったようなので安心しました。
彫金の実演
イベント開始が11時で、終了時間が19時だったので
今回は11時~19時で彫金の実演を行ってました。
普通だったら彫金は一時間をやったら15分ぐらい休憩しないと目が持たなかったりするんですけど、
彫金の実演やってる時とやってない時の集客力の差が凄すぎて…、もうやるしかないって感じでほぼぶっ通しでした。
喜んでもらってたからいいんですけど、ま~シンドイものはシンドイ笑
おかげさまで結構いい感じでした、色々と。
デザフェス実演の時の質問集
そんな実演をやっていると興味を持って見ていただく中で
あれこれ質問されたのでその時に答えた内容を書いていきます。ほぼその時のやり取りのままです。
このブログでも頻繁に登場している本で
「彫金と宝石の彫り留め技法」という日本宝飾クラフト学院が出している本です。現在絶版。
この本は彫金を学ぶ上で必携の書ともいえる内容の充実した本です。
最近は楽天で中古を8000円ぐらいで出品しているのを見ました。
元の販売価格は3200円+税でしたが彫金を独学でやりたいなぁという方には8000円でも安いと思います。
興味のある方は古本屋とか探してみるといいかもしれません^^
独学で勉強するための本を紹介する記事を作りました↓
飽きてたら仕事にならないんで。
…というか
結局めちゃめちゃ集中して彫っているので飽きるとか飽きないとかって考え方が浮かんでこないんですよ。
ただ模様の間に打つ魚子打ちはずっとやってると「飽きたな~」って思うことはあります笑
ちなみに私はセンス(初めからうまくこなすようなセンス)はない方だと思いますが始めたころなんかは全っ然ちゃんと彫れてなくても
金槌でタガネを叩いてるだけで
「ふぉおおおおぉ~~~~彫金やってるぅ~、職人っぽい~~。」
て感じで楽しくやってたんで出来ようが出来まいがやってること自体が楽しくて延々とやってましたね。
そういう意味で延々とやってればできます。

↑これは廃材屋に出し忘れた昔の銅板、多分かなり初期のものです。
このチャック袋ぱんぱんに入った彫りの練習に使った銅板がが50袋分ぐらいありました。
私はデザインとか技法とか熱処理とか新しい工具を購入して使ってみるとか、
そういう事を常に調べて体系化して考えるのが好きなので、他の人が単純に時間をかけたから同じように上達するかというと何とも言えません。


写真の通り彫る雰囲気とかも勉強に伴って全然違ってきているので単純な練習よりも知識が大事かもしれません。
最近は龍はあまり彫らないのでリーフ模様がメインになってます。



この質問をされた方(とある業者さん)が言うには金属成分を混ぜ込んだプラスチック素材、ヘビーウェイト材というのがあるそうなのでちょっと彫ってみたいと思います。
ただお代を頂いて依頼されたわけではないので気が向いたらやるぐらいの感覚です。
長い目で見てくださ~い。十中八九無理なのでマシンエッチングで模様入れした方がいいとはお伝えしています。
彫金の長所である照り返しが出ないので、彫金で模様を入れるメリットがないと思われます。
基本的に前の方のものに彫金をしている場合その方のご依頼の品が終わってから取り掛かります。
あくまで2週間というのは目安でありIMULTAの商品の小売りの業務との兼ね合いもあるため、
納品まで2か月ほどお待ちいただいた方もいらっしゃいます。
こんな感じですかね?
思い出したらまた書きます。
中には滅茶苦茶ちゃんとした人生の相談みたいな質問もあったんですがこれは割愛します。笑^^;
まずはご両親に相談してね…。
彫金の実演もしてましたがお客さんとのコミュニケーションに重きを置いた時間でした。
結構喋りが気軽な感じだったので驚いていた方もいらっしゃったみたいですが笑
変に畏まってしゃべってるとお互い疲れちゃいますからね。
質問以外の実演中の出来事
あと私的に今回めちゃ楽しかったのがシルバーのストリートアクセサリーについてガッツリしゃべれる人が2回来た事、
実は私は彫金を始める前はシルバーアクセサリーでもストリートアクセサリーが大好きでして(大体14~15年前)、
当時はstreetJACKが出してたシルバーアクセサリーのムック本を欠かさず買って読んでました。(たまに聖銀辞典とかsmartのムック本)
当時はホントにシルバーアクセサリーが流行ってて(今もかもしれないけど)、
ブラッディマリーとかスターリンギアとかめちゃ雑誌で見て「欲しいなぁ~。」ってなってましたね(ちなみにスターナイツがスゲー好きでした)。もちろんどのブランドも今もあるんですけど。
そういうのが好きな方も方「やばい、マジで美しいww」って言ってくれてたんでやっててよかったなぁって感じです。
15分ぐらいガッツリ話し込んでて久しぶりにロストワックスでアクセサリー作りたくなりましたね^^
その間実演止めてて集客力ゼロだったんでちょっと反省してますが楽しかった~笑
まとめ
集客もすごかったんでまた出します
乞うご期待。
IMULTA(@imulta_jewelry)でした。

このように金属に、模様を彫り入れる仕事をしています。
彫金のオーダーもお待ちしております。
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