スカルやクロスに比べると王道のモチーフではありませんが昔からの人気のモチーフに孔雀があります。
孔雀全体だけではなく尾羽一本のみでアクセサリーに合っている場合もありますね。
では孔雀はどんな存在として観られているかを紹介していきます。
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孔雀は尾羽のゴージャスさからシンプルに富と繁栄の象徴。
孔雀のオスの尾羽が広げられるといかにも豪華な印象がある事から孔雀は富と繁栄の象徴とされています。
元々はインドや東南アジアで生息していましたが見た目が美しいので方々に交易品としてわたっていたようであちこちで違ったイメージがあるようですが、「富と繁栄」というイメージはどこに行っても変わらりません。
19世紀の耽美主義(唯美主義)のデザインとしても愛好されました。
日本に入ってきたのは598年に推古天皇に献上されたのが最初と言われています。
目のような模様を持つ孔雀の尾羽
孔雀の尾羽には目のような模様(斑紋)があるのでモチーフとして使われるときは聖眼(ウジャトの眼など)のように扱われる場合があります。
ギリシャ神話ではゼウスの浮気相手を見張るアルゴス(目が100ある巨人)がゼウスの命令を受けたヘルメスに首をはねられた時に見張る事を命じたゼウスの妻ヘラが哀れんで孔雀の尾羽にアルゴスの眼を移したと言われます。
またお前かゼウス。
孔雀もびっくりした事でしょう。
後述しますが孔雀は神聖な意味合いもあったのでそれと合わさってたくさんの眼で悪いものから見守ってくれるというイメージも持たれるようになりました。
不死性と魔を払う破邪性を持つ孔雀
破邪性と魔を退ける孔雀
孔雀と言うと神聖なイメージを持つ方もいらっしゃると思います。
インドでは毒をもつ蛇を平気で食べる孔雀を仏教でいう三毒【貪(むさぼる事)・瞋(怒りに囚われる事)・痴(愚かしさ)】を浄化してくれる存在としてマハーマーユーリーという女神様になっています。
孔雀明王と聞くと知っている方もいるかもしれません。
萩野真先生の「孔雀王」という漫画が孔雀明王など仏教をモチーフにした名作漫画があるので興味のある方はご覧ください。
※シリーズによってはちょっとエログロです。
「孔雀王」だけでなく仏教系の妖怪と戦う漫画だと孔雀明王の出演機会が多めです。
ヨーロッパでは不死性・不滅のイメージを持たれた孔雀
ローマでは博物誌を書いたプリニウスが孔雀の羽根が一年で生え変わる事を記しており、生え変わりから不死と再生の存在とされ、キリスト教においては教父アウグスティヌスが「孔雀の肉は腐らない。」としたことから不滅の存在とされています。
まとめ
アクセサリー・ジュエリーにおいて孔雀全体を表現したものはそうそう見ませんが(全くないとは言っていない。)、尾羽1本をモチーフにしたものなど人気のデザインの一つです。
神聖で高貴なイメージを持ったモチーフとしてお守り代わりに身に着けてみても面白いかもしれません。
IMULTAでした。
孔雀が食べるという蛇についてはこちらの記事からご覧ください。

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