ホルスの目とは?

古代エジプトで最も知られるシンボルの一つがホルスの目(ウジャト、Udjat)です。
左目を模した形を持ち、「すべてを見通す神の目」として信じられました。
この護符は病気や災難から身を守る力を持ち、王権の象徴としても用いられました。


ホルス神と神話の背景
ホルスは天空の神で、太陽と月を象徴するとされます。
神話によると、ホルスは父オシリスを殺したセトと戦い、左目を傷つけられました。
後にトト神によってその目は修復され、「完全な状態を取り戻すこと」=「癒しと再生」を象徴するようになったのです。
この神話が、ホルスの目を治癒・守護・復活の護符とする信仰の源でした。
ウジャトの形の意味
ホルスの目は単なる目の形ではなく、数学的な意味も込められていました。
目の各部分が分数を表し、合計が1に近づく(完全性の象徴)
三日月の形をした模様が月のサイクルを示す
涙の模様が浄化と治癒を表す
こうしてホルスの目は「完全性」「再生」「守護」を一度に象徴する図像となったのです。
王権を守るシンボル
壁画やファラオの装飾品には、ホルスの目が頻繁に描かれました。
それは王が「天空神ホルスの化身」であることを示すとともに、王権そのものを守る力を持つと考えられていたからです。
実際に、王の王冠や王座、神殿の装飾にはホルスの目が刻まれており、国全体を守護する象徴として機能しました。
身体を守る護符としての役割
ホルスの目は、病気や怪我から身体を守ると信じられました。
ミイラの包帯に小さなホルスの目の護符を挟み込むことで、死後の世界でも肉体を守り、魂が無事に蘇ると考えられたのです。
また、日常生活においても庶民は陶器や石で作られたホルスの目をネックレスや腕輪として身につけ、災難除けのお守りとして使いました。
首飾りに込められるホルスの目
古代の首飾りには、中央にホルスの目が配置されるデザインが多く残されています。
黄金製のウジャト → 王族・神官のため
ガラス製・陶器製のウジャト → 庶民の護符
ラピスラズリを埋め込んだウジャト → 高位の儀礼用
首飾りは胸部に近いため、病気や災難から身を守る力がより強く宿ると考えられていました。
ホルスの目と航海の守護
ホルスの目は「すべてを見通す力」を持つとされ、航海の安全を祈るシンボルとしても使われました。
特にナイル川を航行する船には、船首に目の模様が描かれ、川の精霊や危険から守られると信じられていたのです。


現代におけるホルスの目
今日でもホルスの目は人気のあるモチーフであり、ジュエリーやタトゥー、ファッションアイテムに広く取り入れられています。
アクセサリー:シルバーやゴールドのペンダント
タトゥー:守護・癒しのシンボルとして支持
ポップカルチャー:映画やゲームで「神秘の目」として登場
特に「すべてを見通す目」という意味から、スピリチュアルな世界やオカルト的な象徴としても人気があります。
ホルスの目が示す普遍的な価値
ホルスの目は、古代人にとって「再生」と「守護」を同時に表す強力な象徴でした。
そして現代においても、人々は災難から身を守るためにシンボルを求め続けています。
ホルスの目は時代を超え、「守護の眼差し」として世界中で愛されているのです。
まとめ
ホルスの目(ウジャト)は、
王権を守る象徴
身体と魂を癒す護符
完全性と再生のシンボル
として古代エジプトの宗教・生活・装飾文化に深く根付いていました。
現代でもその神秘的な力は多くの人を惹きつけ、アクセサリーやアートに取り入れられています。
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