ポリコレとDEIを加速させるブラウニーポイントという歪んだ善意の思想

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ポリコレや企業のDEIの推進が始まって久しい2024年。

多様性が公平性、他者への寛容性を声高に主張しながら他者への攻撃を続ける人間が増えてきている今日この頃、SNSを眺めるだけでもそういった話題に事欠かなくなっています。

欧米では昔からある考え方の一つでブラウニーポイントというものがあり、それがポリコレやDEIをさらに加速させているのではないでしょうか。

筆者はアサシンクリード・シャドウズから始まった弥助の侍問題をきっかけにブラウニーポイントという考え方を知ったのでこれを機会に記録しておきます。

目次

活発化するポリコレとDEI

少し前から世界の各分野の企業でDEIを掲げる動きが活発になっています。

DEIは(ダイバーシティ・エクイティ・インクルージョン)は多様性(Diversity)、公平性(Equity)、包括性(Inclusion)の頭文字を取った言葉で筆者の印象としてはポリコレの強要が疎まれてきているためその代用としてDEIが用いられている印象です。

ただ企業であれば世間的な印象が重要になってくるため世の中論調に合わせるためにこういった広報を発表するのも理解できます。

商品などがDEIの考えのもとに作られているという事が企業の業績に影響を与えると多分に考えられるため、中で働いている人間の考えが実際はどうであれ悪印象を持たれるわけにはいかないからです。

ただ最近の話題でヒーローシューターFPSの「コンコード」というゲームの爆死によりポリコレはゲーム業界において明確なNOを突きつけられました。

インフルエンサーが発信するポリコレのファッション感

一方で個人の思想としてポリコレ・DEIの思想を発信するインフルエンサーなどの人間の中で具体的な方法を提示している人間はいないように考えます。

数年前に日本の若者の間でデモ行進をすることがブームになっていたようにどこかファッション感覚で行われているように感じていました。

大昔から続く差別や人種問題は根深いものであり、それを解決するために多様性の享受や公平性が非常に重要であるのは言うまでないでしょう。

しかし常識的に考えて文化や風習から発生し長く続いた問題が短期的に解決できるわけもありません。

SNSで声高に発信している方で長期的に考え実際に行動している方はいるのだろうか、またそれはどのような活動なのだろうか。

そんな折、筆者は欧米の「ブラウニーポイント」という考え方を知り近年のポリコレやDEIのごり押しに納得がいきました。

見返りを前提とした善意、ブラウニーポイント

欧米での考え方でブラウニーポイントという考え方があるようです。

ブラウニーポイントとは人に頼まれずとも他者に何かしてあげることで心象が良くなったり感謝されることをブラウニーポイントを稼ぐといいます。

またそれに伴って自分に何か利益が生まれることを期待して行動するようです。

つまり見返りを前提とした善意です。

日本にそんな考え方がないかというとそのような事はなく良い印象を持ってもらうために何かしらの行動をするというのは多分にあります。

ただ言語として明確に確立するほどではないでしょう。

例えば頼まれてないけどお皿を洗うなど家事をやって家族に感謝されるというのは珍しいことではありませんが、わざわざ「ポイント稼ぎ」と考えて行う日本人はあまりいないと思います。

これらの簡単な内容であれば日本人でも理解はできますが、これを差別問題や人種問題に絡めてファッション感覚で行っているのはかなりの価値観の相違を感じさせます。

とはいえ近年SNSでポリコレについて発信している日本人には近しい感覚があるではないでしょうか。

善人であると評価される快感のための活動

このように自らが善人だと評価されるために活動しているのであれば具体的な解決策を提示して行動しない事にも納得がいくのではないでしょうか。

実際にポリコレやDEIの活動そのものが目的であるならば実際に問題が解決してしまっては活動を続けることができません。

また海外はディベート文化が日本よりも盛んなのでディベート大会の一つのビジネスモデルになっているのかもしれませんね。

これから先もこれらの運動は続くのか非常に興味があるのでのんびりと記録していきたいと思います。

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この記事を書いた人

上谷 俊介のアバター 上谷 俊介 彫金師

彫金萬代表、彫金ブランド「IMULTA」を運営しています。

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