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【彫金師のお仕事】真鍮製のキセルへの彫金オーダー

こんにちは彫金師の上谷です。

このブログでは彫金ハウツーと合わせて今までご依頼いただいた製品の彫金を紹介しています。

今回は真鍮製のキセルへの彫金の依頼を承りましたので紹介させていただきます。(掲載の許可はいただいております。)

近年ではキセルを使用されている方自体が減ってきていますがデザインフェスタなどで販売されている方も結構いるので一部根強いファンの方がいらっしゃるようです。

真鍮製の製品への彫金依頼に興味がおありの方にぜひご覧いただきたい内容となっております。

ただ私が行う彫金の工程は金属の種類によってそれほど違いがありませんので真鍮以外の金属製品への彫金を検討されている方も一度ご覧ください。

目次

【彫金師のお仕事】真鍮製のキセルへの彫金オーダー

真鍮製のキセルへの彫金
真鍮製のキセルへの彫金

今回彫らせていただいたキセルがこちら、僭越ながら私が持った状態で写真を撮らせていただきました。

サイズとしては中々大きなもので全長約36cm、数字で見ても結構大きく感じますよね。

材質は真鍮を鍛造して作ったものなのでかなり頑丈な作りになっています。

今回は以前からこのブログで紹介している彫金模様を見て「画像の模様のような感じで」という事でご依頼いただきました

Twitterの投稿の内容と重複しますが最初は完全にツルツルの状態で、そこから彫金模様を一筋ずつ彫り入れています。

真鍮製のキセルへの彫金1
真鍮製のキセルへの彫金1
真鍮製のキセルへの彫金2
真鍮製のキセルへの彫金2

IMULTAでは彫金の作業のみを承るため彫金以外の作業は最低限のクリーニングしか行いません。

 ※IMULTA側で行う最低限のクリーニング

・彫金によって発生したバリの除去。

・松脂に固定するなど彫金過程で金属の表面に汚れが付くので工程上付着した汚れの除去。

おそらくこのキセルも最終的には青金メッキなりロジウムメッキなりをする前に先方でクリーニングか研ぎが入ると思います。

全体をぐるりと彫る場合は工数が増えるのでお値段それなり

キセルに限らず円筒形のものや球体の物をぐるりと彫るのは何度も固定し直す工程が入るので非常に時間がかかります。

過去に彫ったゴルフクラブのシャフトのように複雑な模様を彫り入れる場合はさらに時間がかかるため、工数分の料金が加算されます。

ただ全面にしっかりと彫金が入っているような製品はそうそうないので、仮に企業の方が依頼した場合は「売れる・売れない」ではなくお店のアイコンとして置いてもいいかもしれませんね。まぁ多分すぐ売れると思いますが…。

実際に過去にzippoでそういった話を頂いたこともあります。

動画を見ていただくとよくわかるのはとても真鍮製とは思えない雰囲気になっていることです。

最後に汚れを取って軽く磨いただけでこれだけの品格で出るのは彫金ならではの美しさといえます。

ご依頼の際は必ず破損の可能性があることを理解してからご依頼ください。

オーダーサンプル系の記事では繰り返し記載させていただいておりますが、金属製品は彫金の途中で破損する可能性があります。

真鍮製のキセルの彫金にあたって彫金を希望される範囲の真鍮の厚みを伺ったところ「不明」という事でした。

今回施した彫金はかなり深く彫る部分も出てくるため厚みが足りない場合はそのまま穴が開いてしまう事があります。

慎重に彫り進めることでそのような事態にはなりませんでしたが結構神経を使います。

特に真鍮製のもので合金にムラがある場合(合金の精度が未熟だった時代のアンティーク製品)などは彫っている途中でいきなり塊で部分的に割れることがあります。

【彫金師のお仕事】真鍮製のキセルへの彫金オーダーまとめ

今回は真鍮製のキセルへの彫金という事で中々のレアケースでした。

Twitterに投稿する中で「今でも嗜んでいる方がいらっしゃるんですね。」とコメントをいただきましたので、

世の中で大流行しているわけではないと思いますが機会があればまた彫金させていただきたいと考えております。

もしこの記事をご覧になって彫金の依頼を検討されている方はお気軽にお問合せください。

ご予算に合わせての彫金も可能です。

\customize!!/

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この記事を書いた人

上谷 俊介のアバター 上谷 俊介 彫金師

彫金萬代表、彫金ブランド「IMULTA」を運営しています。

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