こんにちは彫金師の上谷です。
今回はミリオネアctsvというリールの彫金です。
以前彫らせていただいたカルカッタコンクエストやアンタレスはシマノ社製ですが今回はダイワ社製のリールへの彫金です。
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【彫金師のお仕事】リールの彫金カスタム、ミリオネアctsvへの彫金
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寄付する今回はミリオネアctsvに彫金させていただきました。#彫金#リール#ダイワ pic.twitter.com/WVQ2JAIYuC
— IMULTA(イムルタ ) -美しい模様を彫る職人 (@imulta_jewelry) July 1, 2020
こちらが今回彫らせていただいたミリオネアctsv、このブログではダイワ社製のリールの登場は初ですね。
今回採用したのは「アカンサス模様」、ちょっとバロック装飾っぽく彫ってみました。
繊細さに極振りをして彫っているため写真だとちょっとわかりにくいかもしれませんので動画を用意しました。
リールの強度的に深く強く彫ると破損につながる可能性があったため一部だけ強く彫り、それ以外は繊細さに全振りしています。
バロック系の装飾で葉っぱの模様が多用されています。
彫金のご依頼はDMからお気軽にお問い合わせ下さい。#彫金#バロック装飾#リール pic.twitter.com/IELaIq5V9u
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最後のパーミングカップの横を彫る前に撮った写真がこちら。
製品(リール)の強度に合わせた彫金
Twitterの動画を掲載した投稿にも書かせていただきましたが今回はリールの強度がそこまでなかったので深く彫ることが出来ませんでした。
繰り返す薄く彫っていく事で最終的に深い模様にすることも可能ですが工賃的に合わないことはやりません。
さらに言うとリールは彫金の後使用する前提のものなので「深く彫ったら著しく強度が下がってしまう」という事がわかっている以上無理に深く彫るようなことはしません。
リールの色味的にはガッツリ深く彫った方がかっこいいですけどね^^
分解してある状態であればガッチリと固定できるので深く力強い彫金画可能です。
もし他の方でミリオネアctsvを深く力強い模様で彫ってほしいという方がいらっしゃいましたら分解して送ってもらえれば対応させていただきます。
当然ですが他の製品でも強度を前提に彫金をする事はあります。
依頼主本人からの強い希望がない限り彫金後の破損の可能性がある彫り方は致しません。
ただ細心の注意を払って彫金しておりますが破損する可能性があることをご了承ください。
繊細な印象を持たせるときに少し模様を抜きます。
連続する模様をミッシリと彫っていくのが基本になる彫金装飾を行っています。
ただ繊細な印象のものを彫る時は意図的に模様に一部を抜くなどしてすっきりとした印象を持たせます。
他にも対照のモチーフを不ぞろいにすることもあります。
今回はそうする事で密集している模様をすっきりと見せるデザインにしています。
経年変化で模様自体がくっきりと見えるようになってきますが歯ブラシ(柔らかめ)などで模様の溝に詰まった汚れを掻き出していただければ意外と簡単にキレイになります。
彫ったばかりの時は周りの部分もキレイな状態なので「あまり模様が目立たない」と不満に思われる方もいるかもしれませんが使っていくうちに自分のリールとして成長してく様子を見ればそんな不満は掻き消えるのでご安心ください。
【彫金師のお仕事】リールの彫金カスタム、ミリオネアctsvへの彫金まとめ
今回はダイワ社製のリールへの彫金という事でミリオネアctsvへの彫金を紹介しました。
強度の関係もあり非常に繊細な彫金になりましたが一部は深く彫っているため日光の下で見ると模様が浮き上がって見えるように彫っています。
本当は全体をそんな感じで彫る予定だったんですが破損が怖かったので無理でしたね…
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