こんにちは彫金師の上谷です。
今回はカルカッタコンクエストの彫金カスタムをご依頼いただいたのでご紹介します。カスタムの一例としてご覧ください。
他のカルカッタコンクエストの彫金例もありますのでご覧ください。
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【彫金師のお仕事】カルカッタコンクエスト200DCを彫金カスタム
今回はカルカッタコンクエスト200DCへの彫金カスタムです。
全面ではなく一部分ですがこのように彫金しております。
ご依頼いただく際には分解してから送っていただいたほうが細かな彫金を施せるので、基本的に分解をお願いしておりますが「留め具の下に入り込むように彫って欲しい。」のように混み入ったデザインの彫金をご希望と言うことでなければ分解ナシでもご依頼は可能です。
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寄付するおまかせで彫る模様
お任せで彫らせていただいているのはアラベスク柄とアカンサス柄です。
大きな違いはわかりにくいと思いますがアラベスクは和風に言うと唐草模様で蔓が目立つ植物模様で、アカンサスは葉っぱのほうがメインになる植物模様です。
どちらも大昔から何度もリバイバルを繰り返してあらゆるモチーフに使われています。
彫金の面積は減ってしまいますが彫った模様に「墨入れ」(黒く)することも可能です。
彫金する面積・作業量で料金が変わってきます。
元からリール表面についている傷などを消す作業は当方では行いませんのでご了承ください。
解体ナシでもいける彫金カスタム
今回ご依頼いただいたカルカッタコンクエストは完全に分解ナシ、ハンドルも付いたままで彫っています。
このブログで彫金のオーダーをされる際に破損の危険性がある旨繰り返し記載しております。
お問い合わせいただく中には「そんなに壊れるような力が加わるのか?」と心配される方もいらっしゃいますので今回は彫金を行う際の固定の具合を動画で紹介します。
彫金の際の固定は最小限の力にし、出来るだけリールにストレスをかけないようにしています。
完全に解体していただいている時はまた別の方法ですが、
解体無しの場合このぐらいの固定であとはリールの自重と彫る力の向きを利用して彫っています。#彫金#リール pic.twitter.com/XbtvuXQeyv— IMULTA(イムルタ ) -美しい模様を彫る職人 (@imulta_jewelry) May 25, 2020
「固定」と言う言葉を使うといかにも万力でガッチリと押さえる様子を創造されると思いますがIMULTAでは彫金する対象(今回はカルカッタコンクエスト)になるべくストレスを与えない装飾を心がけています。
Twitterの投稿の通りリール自体の自重とタガネの力の向きを利用した彫り方がメインです。
解体が完全にされているものや装飾の方向性によってはより力強く彫るためにガッチリと固定することもありますが万が一の事態にならないよう細心の注意を払って作業しております。
全て手作業で彫金
一筋ずつコツコツ彫って仕上げています。
今回は下書きをしてから彫ってます。おまかせの場合アラベスクかアカンサス模様になります。#彫金#リール#カスタム pic.twitter.com/IZin18UVqb
— IMULTA(イムルタ ) -美しい模様を彫る職人 (@imulta_jewelry) May 25, 2020
模様の一筋一筋は全て手作業、金属の状態によっては一気に亀裂が入ってしまう事があるため最新の注意を払って装飾を施しています。
アルマイト加工の製品も問題なく彫ることが出来ます。
一部に彫金するのが良いか全体に彫金するのが良いか?
これは完全に好みです。
ただ全体への彫金となるとデザインをシッカリ練らないといけません。
仮にカルカッタコンクエストの全体への彫金を承って「高彫り(深く彫ってより立体的に彫る方法)」や「墨入れ」、「魚子打ち(ななこうち)仕上げ」などの全てを詰め込んだ場合、デザイン料・彫金の工賃を含めて25万円(税別)~となります。
そのうちワンポイントでの彫金装飾を楽しんでいただけるようにデザインを考案しておりますので料金はピンキリとなります。
【彫金師のお仕事】カルカッタコンクエスト200DCを彫金カスタム
リールへの彫金はTwitter上でコンスタントにご好評いただいております。
通常2週間半の納期をいただいておりますが混み合った場合はもう少し時間をいただくことになりますのでご了承ください。
一筋ずつ手作業で彫りいれをしておりますのでご理解いただければ幸いです。
是非この機会にお問い合わせくださいませ。
IMULTA(@imulta_jewelry)でした。
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