こんにちは彫金師の上谷です。
今回は「バンタムMGL」、もともと彫金(エングレービング)が施されているリールと「バンタム100EX」があった影響か彫金と釣り具の親和性は高いようです。写真映えもしますね。
バンタムMGLはアルマイト加工がしてあるため、まずは「彫金が出来るか??」という所からのお問合せでしたが結論から言うと全く問題ありません。※純正品は塗装。
オーダーを検討されている方は実際にどのように彫金をしているかも含めご覧いただければ幸いです。
\IMULTAのオンラインショップはこちら/
【彫金師のお仕事】バンタムMGL、アルマイト加工への彫金カスタム。
\IMULTAの読む彫金教室のサポートをお願いします/
IMULTAをサポート
寄付する彫金カスタム、装飾をしたバンタムMGLがこちら。
ご依頼いただいた際にお客様側でハンドルを外していただいていたのでこの写真の時点ではまだハンドルを組んでいません。
彫金完了時はどのような模様になったかを画像でお知らせいたします。
後日お客様に納品し、組んだ後にいただいた写真がこちら。
ライティングが非常におシャレですね^^
※画像の使用許可をいただいて掲載しております。
実際に君であるところ見せていただくとまた違った雰囲気になって感動します。
このリールは本体が黒っぽい色をしているので彫金の模様部分を黒く染める作業は行いませんでした。
全体的に連結した模様を彫るかどうかは製品の形に合わせます。
彫金模様のデザインにはいろいろな構成があります。
模様を彫り描く部分に枠を取って彫る方法がありますが、本リールでは模様を大きく見せる為に枠は取らずに模様のみを彫り入れました。
今回はアラベスク模様を中心にしているのですべての模様をつなげることも可能でしたが、少しメリハリをつけるために彫る箇所によって彫る模様を分けてゴージャスな印象を持つようにしました。
リールの彫金カスタムに興味がおありの方はお気軽にお問い合わせください。
ゴージャス&スタイリッシュに仕上げます。 pic.twitter.com/lGht7ZsN1A
— IMULTA(イムルタ ) -美しい模様を彫る職人 (@imulta_jewelry) May 7, 2020
一筋ずつ時間をかけて彫ることで機械やレーザーでは表現の出来ない繊細な雰囲気を持った模様を彫り上げています。
アルマイト加工への彫金(エングレービング)に関して
冒頭でも書いた通りアルマイト加工された製品への彫金(エングレービング)は可能です。
ただアルマイトの膜ごと彫ることになるので膜の弱い部分は割れてひびが入る場合もあります。
またペイントが施された製品への彫金も同じように可能ですが塗装膜に亀裂が入る可能性があります。
※当然ですが亀裂などが走らないように細心の注意を払って彫金します。
現時点で彫金中にひび割れたようなことはありませんが可能性はゼロではありません。
塗装などがない金属面への彫金であれば他にカルカッタコンクエストへの彫金も行っておりますのでオーダー例をご覧ください。
【彫金師のお仕事】バンタムMGL、アルマイト加工への彫金カスタム。まとめ
今回はバンタムMGLへの彫金例を紹介させていただきました。
アルマイト加工や塗装を行っているリールなどの製品への彫金は可能です。
問題なく彫金することが出来ますが製品の状態によっては亀裂や破損につながる可能性はあります。
当然ですが細心の注意を払って彫金しますので現時点での破損や腐食のご連絡はいただいておりません。
本記事をご覧いただきオーダーにご興味をお持ちのお客様はお気軽にお問合せください。
IMULTA(@imulta_jewelry)でした。
\参考になった方は当ブログのサポートをお願いします/
IMULTAをサポート
寄付する他のリール彫金カスタム記事はこちらから
リール以外も含めた彫金の記事の一覧はこちらからご覧ください。
\IMULTAのオンラインショップはこちら/
\YouTubeチャンネルはこちら/
\Twitchチャンネルはこちら/
彫金の疑問・質問にプロの彫金師が回答します 一問一答、ネットで簡単彫金&ハンドメイド教室