こんにちは彫金師の上谷です。
ありがたい事に多くの彫金オーダーをいただいております。
その中から今回は「アンタレスDC」への彫金を紹介します。
彫金カスタムを検討されている方の参考になれば幸いです。
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【彫金師のお仕事】アンタレスDCの彫金カスタム
ご依頼いただいてアンタレスDCを彫金しました。
彫金の範囲は正面サムレストと側面のマグネシウム塗装部を彫っています。
今回の彫るデザインは完全お任せですが「彫金の面積を増やしてほしい。」というご希望でしたのでこちらで「このぐらいの面積であればこのぐらいの予算になりますよ。」というご相談をさせていただいて彫る面積などは決定しております。
基本的にご予算に合わせて彫りますが「このぐらいの面積がよい」というお希望が先にありましたのでそれに合わせてお見積もりさせていただいた形です。
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寄付する彫金の模様と彫る深さに関して
彫金の深さに関して
彫金の模様と彫る深さは分解している状態で彫るかどうかによって大きく変化します。
今回のアンタレスDCは分解されていない状態で彫っているため固定の都合上、強い負荷をかけた彫り方が出来ない部分が何点か出てきます。
特に顕著なのがサムレストの先端部分。
別個にヒートクレイなどをかませて彫ることも可能でしたが、部品の強度上変形の恐れがあったので強い負荷はかけられず深く彫ることが出来ませんでした。
またクロムメッキなどがかかっている部品などは強度が高いのですが彫った部分はメッキの内部の素材が露出するため全体の合成が変化します。
今後は自前のパーツを使って破壊実験をしていく予定ですが現状では安全第一で負荷のかからない彫り方を心がけています。
彫金の模様に関して
どのような模様を彫金できるかに関しても分解してあるかどうかで多少の制約が出てきます。
ハンドルとスタードラグを外していただくだけでも違ってくるので、オーダーを希望される方は外してから郵送していただきたいのが本音です^^;
ただ現状ほとんどの方のリールをハンドルが付いた状態で彫っているので彫れないわけではなくそこまで支障があるわけではありません。
ハンドルが付いているなら付いている状態に対応したデザインで彫らせていただきます。
デザインに関しては、どの程度複雑かによって料金が変わってまいります。
デザインが交差しているかどうかやどの程度細かくタガネの刃を入れるかどのような仕上げをしているかがポイントになってきます。
細かくはお問合せいただいた際にご説明させていただきますが
細かければ細かいほど料金に加算されるとお考え下さい。
腐食について
メッキ面や塗装面を彫る場合は内部の素材が露出するため腐食する可能性が高まります。
彫る際に防錆の処理はさせていただいておりますが金属の特性上絶対に腐食しないという事はあり得ません。
「腐食する可能性がある」という事をご理解いただいたうえでオーダーいただけますと幸いです。
【彫金師のお仕事】アンタレスDCの彫金カスタムまとめ
今回はアンタレスDCへの彫金をご紹介しました。
キズがあるものやメッキがかかっている物アルマイト加工がされている物でも彫ることが可能ですので興味がおありでしたらお気軽にご相談ください。
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