彫金用の松脂の作り方と煮込み方 材料・道具・硬さ調整のコツ

彫金で使用する松脂を鍋に入れ、オリーブオイルを加えて溶かす準備をしている場面
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今回は彫金で使用する松脂の煮込み方、作り方です。

以前紹介した完成品に油を足して簡易的に煮込む方法ではなく、松脂をイチから煮込んでいく方法です。

YOUTUBEなどで前から繰り返し言っているように、趣味レベルの方はこの方法で松脂を煮込む必要は全くありません。

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目次

彫金で使う松脂をイチから煮込む

彫金で金属を固定するために使う松脂の材料。地の粉、松脂、松煙、オリーブオイルが並んでいる

彫金用松脂に使用する材料

  • 地の粉
  • 松脂
  • 松煙
  • オリーブオイル

彫金用の松脂に使用する材料はこちら。

それぞれAmazonや楽天で購入できます。

オリーブオイルに関しては業務用スーパーで買ったものを使用しています。

彫金用の松脂を自分で煮込む利点

彫金で金属を固定するための松脂。軟らかめに仕上げた松脂を指で押し、へこむ様子を確認している

自分で松脂を煮込んで作る利点は作業に合わせた硬さに調整できるという点です。

ただ市販の完成品に油を足す方法でもある程度の硬さの調整はできるので、松脂をイチから煮ないと緒末井が出来ないかというと微妙です。

打ち出しで立体的なものを作りたいという人であれば必須になります。

彫金の松脂を煮るために使用する道具

彫金用の松脂を煮込む際に使用する木柄付きの金属鍋
彫金用の松脂をかき混ぜるために使う細い真鍮の棒

彫金用の松脂を煮込むために使用する道具

  • ある程度の深さがある鍋
  • かき混ぜるための金属の棒1やスプーンなど
  • カセットコンロ
  • ピッチボール

慣れないうちは調整するうちにどんどん量が多くなっていくので、ある程度の深さがある鍋を使用しましょう。

ピッチボール

彫金用の松脂を入れるためのピッチボール

彫金用の松脂を煮込む

彫金で使用する松脂を鍋に入れ、オリーブオイルを加えて溶かす準備をしている場面

最初に松脂を入れてオリーブオイルを少量入れます。

最初に松脂を大量に入れると地の粉や松煙などを混ぜて調整していった結果とんでもない量になってしまう可能性があるので、慣れないうちは少なめに入れましょう。

筆者の実体験として初めて作った時は感覚がわからずにとんでもない量の松脂を煮込んでしまいました。

冒頭に紹介した材料を全部使った場合、趣味レベルの方であれば使い切れないほどの彫金用の松脂が出来上がるので注意してください。

彫金用の松脂を煮込むコツは焦げないように「超弱火」にすること

彫金作業で金属を固定するために使う松脂を鍋で煮込む工程。焦げ付きを防ぐために超弱火で加熱し、柔らかさを調整している様子
彫金用の松脂を鍋で加熱中。火力が強すぎるとすぐに焦げて嫌な臭いが発生するため、弱火でゆっくり溶かすことが重要であることを示している場面

火をかける時は超弱火にしましょう。

火が強いと単純に焦げます。

個人的には最初の段階で早く溶かしたいのでオリーブオイルを多めに入れて溶かしやすい状態にしていますが、初心者には最終的な量の調整が難しくなると思うので時間をかけてゆっくりと溶かしましょう。

松脂が完全に溶けたら地の粉を少しずつ入れていく

彫金で金属を固定するための松脂を鍋で加熱し、完全に溶けて液状になった状態。次の工程で地の粉を加えて硬さを調整する準備をしている

じっくりと過熱して鍋に入れた松脂がオリーブオイルと混ざって溶けた状態。

透き通っているが、鍋の底に松脂が塊が沈殿しており、かき混ぜてみると少し重い手ごたえを感じる。

動画内では説明しているが最終的に鍋の縁一杯の量の彫金用松脂を作る前提で入れているので、少なく見えてもここで変に松脂を追加すると最終的な量が激増するので注意。

一回完成させてから足りなかった分を追加しましょう。

彫金用の松脂を鍋で溶かした後、硬さを調整するために地の粉を少しずつ加えて混ぜている工程。松脂の固定力と耐久性を高めるための重要な作業

地の粉を少しずつ入れます。

一気に入れるとかき混ぜにくくなるので少しずつ入れたほうが撹拌しやすくなります。

ただ混ぜにくくなるだけで一生懸命混ぜ続ければちゃんと混ざるので個人的には一気に入れてもいいと考えています。

松煙を入れて煮込む

彫金作業で金属を固定するための松脂に松煙を加え、色味を調整している工程。松脂の強度と仕上がりを整える重要な作業

色味を調整するために松煙を入れてさらに撹拌します。

松煙に関してはある程度入れるぐらいで問題ありません。

↑動画はこちら

材料を繰り返し入れて松脂の硬さを調整する

ここまでの材料を繰り返し入れて硬さを調整します。

自分の作業に適した硬さにしておくと作業がしやすくなるので軽く熱を加えるだけで変形しやすくするなどいろいろと調整できます。

興味のある方は試してみてください。

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この記事を書いた人

上谷 俊介のアバター 上谷 俊介 彫金師

彫金萬代表、彫金ブランド「IMULTA」を運営しています。

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