東京ビッグサイトで行われていた国際宝飾展2017レポート

2017年1月26日2024年4月18日

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こんにちはIMULTA（イムルタ）彫金師の上谷です。

独学で彫金を始めて15年たちまして現在はIMULTA（イムルタ）という自分のブランドを立ち上げて彫金師をやっています。

今回は国際宝飾展に行ってきたのでそのレポートです。

この記事を読んでほしい方。

・国際宝飾展に行った事がないけどどんな感じか知りたい。

・宝飾関係の仕事の人しか行っちゃいけないの？　一般人も入っていいの？

始めて国際宝飾展に行った時の私もそうでしたが、こういった疑問をお持ちの方が絶対いらっしゃると思うので参考になれば幸いです。

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国際宝飾展レポート

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ちょっとした前置き

普段は金属を切ったり削ったり叩いたり彫ったりの作業ですが、今日は「国際宝飾展」にお出かけです。

国際宝飾展に行く前に御徒町でちょっと用事を済ませてから行きました。

御徒町から山手線で新橋へ。

ゆりかもめに乗り換えて東京ビッグサイトへ、大崎からりんかい線を使う場合は「国際展示場前」駅が最寄り駅になります。

私は行った事ありませんがコミケなどでお馴染みの場所ですね、6，7月は東京ビッグサイトで販売イベントが頻繁に行われることもあって毎週通ってる時期もありました。

一般人は国際宝飾展に入場できるのか？

では国際宝飾展は宝飾関係者ではない一般の人間も入れるのか??

結論から言うと

「一般の方も入場できます。」

中に入る前に受付で招待券と名刺を渡して写真のようなパスケースをもらって入ります。

私は個人事業主で作る側の人間なので「デザイナー/クラフトマン」のカテゴリーですね。

名刺がなくても入れるんですが、色々書いたりめんどくさいので名刺を持って行った方がスムーズに入ることができます。

一度名刺を忘れた時も入れたので確認済みです。

・招待券はどこで手に入れるの？

招待券に関して私は工房に送られてくるので何とも言えませんが、例えば御徒町の工具屋さんなんかに行くとレジ横に自由に取れるように置いてあります。

主催しているリードジャパンに問い合わせれば送ってもらえるかもしれません。

興味のある方は国際宝飾展のサイトから問い合わせてみましょう。

国際宝飾展は中で何をやっているの？

そもそも国際宝飾展とは何をやっているのか??

国際宝飾店でやっている事

企業同士の商談（これがこのイベントのメイン）
誰でも買える小売販売（めっちゃ安く買えます。もちろん一般の方大歓迎のお店もあります。）
工具とか撮影機器など周辺機器の展示販売（私の場合はこれがメイン、工具とか小物が安くなってます。）
芸能人の方が登壇するジュエリーベストドレッサー賞表彰式とレセプションパーティー
専門家による各種セミナー（←凄い勉強になるのもあります。）

こんなところでしょうか？

基本的にはBtoB、業者間取引がメインではありますが、一般の方向けにジュエリーや天然石も販売されています。

２０２２年９月追記

何年か前にダイヤの盗難事件があって「一般人が入れるのかどうか？」と話題になっていましたが、普通に入れます。

開催の時期になると恒例行事として天然石やセールになるジュエリーを買いに行くといったツイートをしている方もいるのでTwitterで確認してもいいかもしれません。

ブースの雰囲気で一般の方が入っていいブースかどうかはわかると思います。

私は天然石と工具を買いに行ってるので、邪魔にならないように商談をメインにしているブースには近づきません。

芸能人の大名行列ｉｎ国際宝飾展

今回は2日間行ったのですが

24日は著名人の方々のジュエリーベストドレッサー賞（だったかな？）の表彰式があったのでレセプションパーティーの前に会場内を受賞される方が大名行列のように練り歩きます。

チラッと見ただけでも

・柴咲コウさん

・西内まりあさん

・賀来千香子さん

・石田ゆり子さん

・内村航平さん

やはり芸能人の方は存在感が違いますね、内村航平さんは芸能人ではありませんがオーラが一般人とは違いました。

大名行列というのは例えではなく本当に行列が練り歩いてます。

何だったら先頭の人プラカード持ってますからね。

撮影の関係か、途中いくらか寄るブースが決まっているようで近づくと人ごみにのみ込まれます。

とても華やかお祭りって感じでした。

確かレセプションパーティーは招待されている人以外は15000円別料金で払えば入れるんだったかな??

いやぁセレヴの集いですね!!（笑）

国際宝飾展の本質はみんな商売に来ている場所です。

芸能人の方が来たり華やかな雰囲気があったりもしますが、その本質は仕入れ市のようなものなので街中のお店のような感覚でフラフラ入っていくと怒られる可能性もあるので気を付けましょう。

基本的に会場は招待客にガッツリ売ろうとするお店さんが７割ぐらい。

「売るで売るでー！！」ってな感じでギラギラしている人もかなりいるので、冷やかしだと結構露骨に嫌な顔をする人もいます。

ただ在庫処分感覚で来てる石屋さんとか貿易商さんはユルくやっているところが多いので多分大丈夫。

でも勝手に宝石に触ったりしてはいけません。

私は宝石とか工具のいいのがないかなー？とあっちへフラフラこっちへフラフラしています。

そして別フロアでは作業用の機材の展示やデモンストレーションが行われていました。

…うん、まぁ、最新機器だからね。目ん玉飛び出るぐらいいいお値段のレーザー照射機（そのうち買う予定）。

360度撮影可能な撮影機器←（デモで撮影やってたけどマジ近未来）

香港の人が売ってたレーザー彫刻機がすごい高品質で話しかけたけど英語しか話せないようだったので撤退…、英会話習おうかなぁ…。というか英語はなせないと話しにならないですね（笑）

まぁ見てるだけでも楽しい。

超デカイ機械とかもう全部揃えたら彫金師だかマッドサイエンティストだかわかんなくなるよ！

内部は撮影禁止でしたのでお見せできなくて残念です。

他の国の方は注意されても「ホワ〜イ？」「オッケーオッケー！！」と言いながらガンガン撮影してました。

彼らは無敵です^^

一般の方でも招待券と名刺があれば入れるので機会があったら是非どうぞ！オススメです！

お食事やトイレに関してはどうしたらいいの？

一応書いておきます。

お食事処

食事に関してはイベント会場内にもカレーとか各種食事を提供しているブースがあります。

ただ席が少なく、大人数で来ている海外の業者さんがみんなで席をキープしていることがあるので、

ランチタイムにのんびりできるかというと怪しいです。※ランチタイム以外は基本的に空いてます。

個人的にはイベント会場の外のレストランやコンビニで済ませるのがベストだと思います。

VIPエリアがあって、結構すいてるんですがVIP招待券を持っている人以外は入れないのでこのエリアは無いものと思った方がいいです。

突き刺さる視線ｗｗ

ちなみに入場の時に缶コーヒーの引換券をくれるので会場内で休憩がてら座って飲んでいると「あ～、国際宝飾展来てるな～。」って感じになります。

なんでかと言うと、休憩できる椅子があるようなスペースは他の業者さんも休憩してたりするのでちらちら視線を感じます。

入場の時にパスケースもらって胸に「デザイナー/クラフトマン」と書いてあるので、人によっては営業してきたりリーフレットを渡してきたりします。

多分「バイヤー」とか「商社」のパスケースを下げてる人に比べたら全然話しかけられない方だと思いますが、海外から来た人なんかは日本語対応のリーフレット配り残しても仕方ないですからね。

時間帯によっては「いやお前在庫渡して帰りたいだけだろwww」って感じで大量に押し付けようとしてくる外国人もいます。

トイレ事情

トイレはそこら中にあるので問題ないと思いますよ。

今回の国際宝飾店の戦利品

今日の収穫は

他にも宝石は仕入れましたが今日の特筆すべき収穫がこちらの宝石です。

上の本は洋彫りのモチーフの特集本です。

実は昔から彫りのモチーフの勉強のためにＦ・ＫＮＩＧＨＴさんの本を参考にさせていただいているのですが

「Ｆ・ＫＮＩＧＨＴさんの（持ってるのと）違う本がある!!」

はしゃいで買ったものの

まさかの表紙が違うだけで中身一緒…

ちくしょおーーーっ!!!!!!

Ｆ・ＫＮＩＧＨＴさんお世話になってますッッ!!

まぁ、悲しいかな多少のはずれは引いてしまいましたが、今回の国際宝飾展に行った事で今後もお付き合いしていただけるとても良い取引先を見つけられたのが一番の収穫でした。