こんにちは彫金師のIMULTAです。
今回は簡単な丸カンの付け方の紹介です。
手持ちのアクセサリー・ジュエリーが破損してしまった時の簡易的な修繕からアクセサリーを自作する際の丸カンの付け方を解説します。
100円均一やホームセンターに販売されているもので出来る方法から技術が必要になる方法など数種類の方法になります。
\Twitterのフォローよろしくお願いします/
初心者の方が彫金の知識を増やすために役立つ電子書籍を用意しています。

売り上げは当ブログとYOUTUBEチャンネルの運営維持、伝統工芸の取材費に当てさせていただきます。
丸カンの付け方
今回紹介するアクセサリーの丸カンの付け方は以下の方法
- 接着剤を使ってつける
- 穴を開けて通す
- ロウ付けする
1と2の方法は技術的に難しくはないので道具さえ揃えれば簡単に行う事が出来ます。
丸カンを接着剤でつける

丸カンを接着剤を使ってつける場合は金属用の接着剤を使用します。
それぞれの製品によって接着面を少し湿らせるなど使用方法が違いますが近年の金属用接着剤は強力なものが多いので、接着剤を丸カンに付けた後にしっかりと乾燥させれば想像以上にがっちりと固定できます。
冒頭で書いた通り肌に触れるアクセサリーの丸カンに接着剤を使用する事は止めておきましょう。
丸カンのつなぎ目を留める程度に使いたいという方がいるかもしれませんが、丸カンのつなぎ目を閉じていないアクセサリーはどこかに引っ掛けた時・巻き込まれた時のような緊急時に引っ張って外れやすくすることが目的になっていることも多いので閉じない事をオススメします。
キーホルダーに使われている丸カンであれば問題ないと思いますがご自身の判断で使用していください。
接着する際は接着剤がをつける面積が少ない「点」で接着すると強度が足りず外れてしまう事もあるので出来るだけ広い面積に塗布できるように工夫しましょう。
穴を開けて丸カンを通す

丸カンをつける対象に穴を開けて丸カンを通す方法はそれほど技術が必要く、強度的にもかなり安心できる非常にオススメの方法です。
電動のドリルに関しては自分で購入しなくてもホームセンターの工作室を利用すれば簡単に穴あけが出来ます。
ただ最近では電動ドリルも安価なものが販売されているので1本持っていてもいいかもしれません。

上記に並べてあるドリルは左から以下の通り。
- スチールドリル
- ハイス鋼ドリル
- 超硬ドリル
- ダイヤモンドドリル
どのようなものに穴を開けるかによって使用するドリルも変わってきます。
真鍮やシルバーに穴を変える程度であれば一番安価なスチールドリルで充分です。
ドリルで穴を開ける場合はドリルオイルなどの切削油を使いましょう。
丸カンのサイズに合わせて穴を開けたら丸カンを通して閉じます。

丸カンの開け方などはこちらの記事をご覧ください。

丸カンをロウ付けしてつける

ロウ付けして丸カンをつけます。
ロウ付けをするには必要な工具や防火対策が必要になることと合わせて技術も必要になるので気軽に行うのは難しいかもしれません。
上の画像のようにピンポイントでロウ付けしても強度的には問題ありませんが、ドリルで穴を開けて棒を通した状態でロウ付けをした方が強度が上がるのでより安心です。
ロウ付けのやり方はこちらの記事をご覧ください。

まとめ
- 接着剤を使ってつける
- 穴を開けて通す
- ロウ付けする
今回は丸カンの簡単なつけ方について紹介しました。
どのようなものをつけるかによって丸カンよりもCカンの方が適している場合もあるのでアクセサリー作りや修理の参考にしてください。
丸カンが歪んでしまった時の修理はこちらの記事で紹介しています。

IMULTAでした。
\Twitterのフォローはこちらから/
またこれからハンドメイドを始めようという方は真鍮以外のゴールドフィルドやシルバーを使用するうえでのメリット・デメリットをまとめたこちらの電子書籍をご覧ください。
金属の特性と購入しやすいものかどうかといった内容の解説になっています。

kindleアンリミテッドに加入している方は無料で読めます。
kindleアンリミテッドの加入はこちらから
今回のような丸カンの修理に伴って金属の加工を行う場合や丸カンが取れたのでロウ付けしたという方は以下の記事をご覧ください。


初心者の方が彫金の知識を増やすために役立つ電子書籍を用意しています。

売り上げは当ブログとYOUTUBEチャンネルの運営維持、伝統工芸の取材費に当てさせていただきます。
\IMULTAの読む彫金教室のサポートをお願いします/
いただいた支援は当ブログとYOUTUBEの運営・伝統工芸の取材費に当てさせていただきます。