彫金で使うスリ板の使い方とポイントを解説

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こんにちは彫金師のIMULTAです。

今回は彫金で使用するスリ板について、どのようなものを使ったらよいかという事を紹介します。

金属を加工する金工とワックスモデリングのどちらでも必須の工具なので購入する前に確認しておきましょう。

スリ板の素材や基本的な使用方法と彫刻台を利用した筆者のオリジナルの方法を解説します。

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目次

スリ板とクランプが必要な理由

スリ板とクランプ
スリ板とクランプ

彫金で糸鋸を使った切り出し作業やヤスリがけをする上で必須になる工具がスリ板とクランプ(またはカスガイ)です。

なぜこの二つが必要になるかというと作業しやすいように指輪などの作業対象を固定しやすくするためです。

固定がしやすい状態での作業かどうかというのは非常に重要になるので、これから工具を集めるという方はスリ板とクランプは基本的に購入が必須になります。

Amazonで販売されている画像でもスリ板とクランプはセットで販売されています。

スリ板の使い方3選

スリ板はクランプで取り付ける方法やカスガイで取り付ける方法など使い方がいくつかありますので紹介します。

スリ板をクランプを使って机に取り付ける

スリ板はクランプとセットのタイプの場合は机の端を挟み込むようにして取り付けます。

通常の学習机やテーブルの場合、サイズが合わないなどの理由で固定が甘くなる場合があります。

その場合はクランプを取り付ける部分にホームセンターで端材として販売されている木材を木工用ボンドで着けるなどして厚みを調整すると取り付けやすくなります。

クランプの締める部品がはまり込むように加工しておくと固定力が増して作業しやすくなるので余裕がある場合は作業周りの道具も加工してみましょう。

またクランプを永く使用しているとネジ部分が摩耗して固定が甘くなることもります。

その場合はクランプ事態を交換します。

クランプで取り付けた後に取り外す予定がなく完全に固定したいのであれば、クランプのネジ穴にネジを通して固定しましょう。

カスガイを使ってスリ板を固定する

カスガイを使ってスリ板を固定する場合は固定したカスガイと机の間にすり板を通して動かないように板を噛ませます。

この方法はちゃんと固定できるのですが、力を入れる方向によってはスリ板がずれてしまう事もあるので使用には多少の慣れが必要にあります。

机にビスでカスガイを取り付けますがスリ板自体の交換がしやすいのがメリットです。

彫刻台とスリ板を組み合わせた使い方

スリ板と彫刻台
スリ板と彫刻台

これは筆者のオリジナルの使い方で彫刻台とスリ板を組み合わせて使用します。

画像のように彫刻台に挟み込めるようにスリ板に木材に取り付けて固定します。

筆者のように色々な種類の作業をする場合、高さや傾きが簡単調整出来るので非常にオススメの方法です。

スリ板は作業する高さが重要

糸鋸の基本的な使い方を紹介した記事でも解説した通り彫金には作業しやすい高さというのがあります。

作業しやすい高さに作られた彫金専用の机も販売されているのでしっかりと上達を目指してやりたい方は机の購入を検討するのもいいと思います。

糸鋸で切る時に作業しやすい高さは人によって多少の違いがあったとしても目から胸ぐらいの高さが基本です。

筆者の場合は彫刻台とスリ板に組み合わせた木材の高さで調整しています。

糸鋸でまっすぐ切るにはどうしたらよいかという質問をされる方は作業位置が低い事がかなり多いです。

作業が上手くいかない方は一度スリ板の高さを見直してみましょう。

まとめ

今回は彫金やモデリングワックスの作業で必須になるスリ板とクランプの解説でした。

作業をしやすくするものなのでこれから挑戦する方は最初に買う事をオススメします。

ホームセンターの木材を使って自作することも可能ですが、スリ板とクランプのセット自体それほど高いものでもないので買ってしまったほうがいいでしょう。

彫金とワックスモデリングのどちらの場合でも作業する対象をしっかりと固定することは非常に重要です。

作業が上手くいかない方は確認してみましょう。

IMULTAでした。

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基本的な糸鋸の使い方に関してはこちらの電子書籍をご覧ください。

金属の特性と購入しやすいものかどうかといった内容の解説になっています。

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この記事を書いた人

上谷 俊介のアバター 上谷 俊介 彫金師

彫金萬代表、彫金ブランド「IMULTA」を運営しています。

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