年寄りの冷や水ではない。ハンドメイドと伝統工芸の共通点

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こんにちはIMULTAの彫金師の上谷です。

15年ぐらい前からハンドメイドがブームとなり、発信力を持った若い方がTwitterやInstagramなどのSNSを通じて様々な作品を発信しています。

年配の方が若い方のマネをすることを揶揄して「年寄りの冷や水」などと言いますが、今回はハンドメイドや伝統工芸の趣味に挑戦しようか検討している方を後押しする内容になっています。

初心者の方が彫金の知識を増やすために役立つ電子書籍を用意しています。

売り上げは当ブログとYOUTUBEチャンネルの運営維持、伝統工芸の取材費に当てさせていただきます。

目次

年寄りの冷や水だと自分で決めつける必要はない

冒頭でお話した通り年齢を重ねてからハンドメイドに挑戦するのは若者のマネをする「年寄りの冷や水」だと感じる方は少なくないようです。

しかし実際に20年前に彫金の独学を始めた筆者から見ると全くそんな事はなく、特に伝統工芸系の趣味に関しては年配の方の方が適していると今でも感じます。

筆者は高島屋などの百貨店やイベントに彫金の実演に行く事があります。

彫金の実演をご覧いただく方の中には「以前は彫金をやっていた。」という方も少なくなく、彫金教室に通うのを止めた方理由として「教室が若い方ばかりになってきたから。」というのがあるようです。

実際にお話しさせていただいた方が「年寄りの冷や水かなと思って。」と仰っていたので、そんな感じ方もあるのかと考えさせられました。

しかしこれはテレビやインターネットなどメディアの発信の影響でそう感じるだけであり、実際ハンドメイドや彫金などの伝統工芸に挑戦するのは、ある程度余裕のある方の方が向いているという事実は変わりません。

「ハンドメイド」という言葉に縛られない

「ハンドメイド」という言葉に目を取られると若い方がやる事だと感じるかもしれませんが、「手芸」や「刺繍」と聞けばどうでしょう。

手芸や刺繍だってハンドメイドですが特に若い方だけが行う事だとは感じないと思います。

近頃はYOUTUBEで動画を検索すれば様々な技法を見る事が出来るので、一時期に巣ごもり需要もあって自宅で何か趣味を始める事も一般的になり家の中であれば変に周りの目を気にする必要もありません。

何か始めたいなという方はあれこれ考えずに簡単な道具を揃えて挑戦してみる事をオススメします。

ハンドメイドや伝統工芸の趣味にかける費用や時間

ハンドメイドにしても伝統工芸系の趣味にしても、ある程度の費用と時間を費やす必要があります。

筆者のやっている彫金は最低限の作業であればタガネと万力と金槌があれば挑戦することが可能ですが、研磨するなど他の作業もやりたいとなると必要な費用と工具がたちどころに増えていきます。

実際に若い方がそれらの事に空いた時間だけで対応できるかというとまず不可能だと考えます。

どんな作業を行うかという事を極端に絞れば問題ありませんが、始めたばかりの頃は必要のないものを買ってしまって覚えるというある程度の失敗も必要になるのでそこも若い方には厳しいかもしれません。

そもそも年配の方が多かったジャンル

「副業で稼ぎましょう」という風潮になってからハンドメイドブームも一気に加速しましたが、実際は時間とお金に余裕のある人間が行うジャンルだったので決して年寄りの冷や水ではありません。

むしろ色々な文化を知ってきたうえで挑戦したほうが広く習熟できると考えますので挑戦するかどうか検討している方は試しに手を付けてみましょう。

ただ彫金教室やYOUTUBEの動画で全くのデタラメを教えている人間もいるようなので参考にする際はしっかりと比較検討してからにすることをオススメします。

IMULTAでした。

独学で彫金をやってみたい方はこちらの電子書籍をご覧ください。

YOUTUBE動画で一緒に活用いただく内容になっています。

また始めるにあたって各地で行われている美術展などに足を運んでみると新たな発見があるかもしれません。

興味のある方は美術展などのレポートをご覧ください。

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この記事を書いた人

上谷 俊介のアバター 上谷 俊介 彫金師

彫金萬代表、彫金ブランド「IMULTA」を運営しています。

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