こんにちは彫金師のIMULTAです。
今回は初心者でも簡単にできる丸カンの開け方と閉じ方の解説です。
ビーズアクセサリーをつくるハンドメイドに必須の技術になります。
自分で作業するにあたっての注意点やコツについて紹介していきます。
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初心者でも簡単にできる丸カンの開け方と閉じ方
丸カンというのはネックレスをチェーンをつなげる部分に使っているような小さな金属の輪のことを言います。
本ブログでも過去に丸カンの自作方法など紹介していますが、今回は自分で簡単な修理を行う時に役に立つ知識として開け方から解説します。
特に購入したシルバーアクセサリーなどのチェーンを自分で変えたいといった時に必要になります。
今回は2つのやり方を紹介します。
丸カンの開けるために必要な工具
- ペンチ
- ヤットコ
- 指カン
丸カンを開けるためには上記の道具が必要になります。
すべてが必要なわけではなく、最低限家にあるもので行いたい場合はペンチ2本で作業が可能です。
ヤットコとペンチの違いはこちの記事をご覧ください。
100円均一を利用すると金額が抑えられる
今回は開け方以外にも閉じ方に合わせて簡単な修理の方法も紹介します。
紹介する作業で必要なものは全て100円均一で揃える事が可能なので最寄りのダイソーやセリアに行ってみましょう。
工具のクオリティにこだわりたいのであればホームセンターや専門店の工具を購入することをオススメしますが、プロでも100円均一の道具は使います。
とりあえず丸カンの開け方が実行できればいいぐらいであれば100円均一の工具をオススメします。
ヤットコを使って丸カンを開ける
一番簡単な方法はヤットコやペンを2本使って丸カンを捻って開けたり閉じたりする方法です。
丸カンを開けるというと両方に引っ張って開けるのだろうと感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、通常そのような開き方はしません。
丸カンを捻って開けた方が力もいりませんし形が崩れにくく閉じやすいので丸カンは捻って開けましょう。
丸カンの閉じ方
ヤットコやペンチを使って丸カンを閉じる場合は丸カンを少し行き過ぎる程度に捻りましょう。
金属にはバネ性があるのでピッタリと丸カンを合わせた場合少し戻るのでズレてしまいます。
画像では見やすいように大きく行き過ぎていますがほんの少しで充分です。
歪んでしまった場合の丸カンの締め方は形を整える作業が必要になりますが、先述した丸カンを捻る開き方の場合は同じように捻って締めましょう。
指カンの使用はあまりオススメしない
丸カンを開いたり閉じたりする作業に指カンという工具を使用する場合もあります。
指カンというのは溝の出来た指輪状の工具で丸カンを溝に差し込み反対側をヤットコやペンチで捻って丸カンを開いたり閉じたりします。
便利な道具ではありますが筆者はあまりオススメしません。
どのような作業をするかによって便利かどうかが変わるポイントを羅列しておくので確認して使うかどうかを判断してください。
指カンの使用に向いている方
- 決まった太さの丸カンしか使用しない
- 太さに対応した指カンを何本か買いそろえても良い
- 指の太さに多少合わなくても問題ない
上記の条件を見るとわかる通り指カンはついている溝のサイズに合った丸カンを開閉するのであれば問題ありません。
しかし筆者のように非常に小さな丸カンや大きな丸カンといった扱う丸カンのサイズの種類が多い場合、サイズに対応した溝がある指カンをいちいち揃えないといけないので面倒です。
また指カン自体が指輪の形をしているので自分の指のサイズに合わない場合は単純に使いづらく感じる方もいると思います。
つまりヤットコかペンチを2本用意して作業したほうがはるかに汎用性が高く効率的です。
あくまでこれを読んでいる方がどのような作業をするかによって違ってくる内容なのでご自身の作業に合うと感じるのであれば購入するのもいいと思います。
まとめ
今回紹介した内容はこちら
どのような工具を使用するかで作業効率が変わってくるのでご自身に合った工具をお使いください。
また外れてしまった丸カンの簡単なつけ方はこちらの記事をごらんください。
IMULTAでした。
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ヤットコやペンチの使い方に慣れてきたら石留に使う事も出来るので挑戦してもいいかもしれません。
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