彫金を始めるにあたり専用の机の購入を検討している方もいると思います。
独学で始めた筆者の経験から言うと彫金用とうたわれている専用の机を使わないと彫金ができないという事はありません。
実際に筆者は中古オフィス机を改造して使っているので間違いありません。
今回は彫金机を中古で購入してDIYで改造することが一番使いやすい形に落ち着くという事を紹介します。
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彫金机は中古の机を購入して改造すると使いやすい理由
彫金机をいう商品名で販売されている製品はネットで検索するといくつも出てきますが、彫金のすべての作業に適しているわけではありません。
金属に模様を彫りいれする作業に適した彫金机の形とワックスモデリングやヤスリ作業などに適した彫金机の形は明確に違います。
基本的に糸鋸作業やワックスモデリングに必須となるすり板は机とは別売りになっており自分で取り付けるものなので新品でも中古でもDIYは必要になります。
彫金の各種作業を行ってみるとわかりますが糸鋸作業やロウ付け作業それぞれで必要になる工具が意外とかさばるので机の端々にフックをつけたりひっかけるプラスチックの籠を付けるなどすると工具の出し入れが簡単になるので作業がスムーズになります。
彫金に必要な工具はこちらをご覧ください。
中古の彫金机が自作DIYに向いている利点
彫金机を欲しいという方は基本的に初心者だと思うので最初はどこにどんなフックをつけると便利かなど知識面で不自由なことが多くなります。
中古の彫金机の場合わざわざフックなどを外して販売することも考えにくいため、ある程度の作業に対応できるDIYがすでにされている可能性が高くなります。
フックが鉄製で錆びているなど手直しが必要な部分はDAISOなど100円均一で部品を購入してつけ直しましょう。
新品の場合はすり板の鎹などもなくまっさらな状態で届くので始めにくいかもしれません。
彫金机の高さを考えて自作する
糸鋸で金属板を切る時は作業する高さが非常に重要になるため購入する際は自分に合った高さで作業ができるかの確認をしましょう。
木材を買ってきて完全に一から自作する場合でも同様です。
天板の位置が高い彫金机はすり板を取り付けたときにちょうどいい高さに来れば問題ありませんが、高さが合わない場合は後からDIYで高さを調整するのが難しくなるのでオススメしにくくなります。
一般的な木製のオフィス机でも後から机の下にブロックを敷くなど高さを合わせる工夫をすれば問題なく彫金ができます。
中古の彫金机を購入する場合はどのような状態を確認する
先述したように中古の彫金机の場合、前に使用していた方がいじっている状態である可能性が高いので値段だけを基準に選ばないほうがいいと考えます。
足元にしっかりとした重さがない彫金机は作業に必要な重めの工具を天板に乗せたときに倒れやすくなるので気を付けましょう。
作業時のシルバーなどの金属粉やモデリングワックスを削った際の粉の受け皿になる引き出しがついている彫金机、または後からつけることが可能な彫金机を選びましょう。
IMULTAでした。
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