彫金の丸毛彫りタガネは何に使うのかについて紹介

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こんにちは彫金師のIMULTAです。

今回は3月26日の彫金実演ライブ配信中にいただいた質問への回答です。

今回のお題は「丸毛彫りのタガネはどんな時に使うのか?」です。

彫金関連の電子書籍はこちらにまとめています。

目次

丸毛彫りタガネはどんな時に使うのか

このブログやYOUTUBE動画では彫金初心者が練習を始めるには丸毛彫りタガネがオススメと紹介しています。

理由は単純に刃が欠けにくいからです。

配信内でも言っていますが「欠けにくい」であって「欠けない」とは言っていません。

実際の作業では何に使うかというと伝統模様や石留の詰めの形を整えたりするために使用します。

当然ですが筆者が普段配信で披露しているような模様を彫るためにも使用できます。

いわゆる昭和彫りと言われるような伝統的な花柄は「この線は丸毛彫りで彫る」といった指定があるので丸毛彫りで彫る必要があります。

厳密にこだわらなくてもいいという人もいると思いますが一応そういった指定があります。

彫り留めの爪の形を整えるために丸毛彫りタガネを使用する

爪留めに使用する爪の形を整えるために丸毛彫りタガネを使う事もあります。

横に彫るのではなく爪に対して縦に彫り入れて溝を作ることで天然石に負担のかからない形にすることで留めた時に欠けが起きないように整形します。

また連マス留めなどをした際に中央の爪になる部分の大きさを整える時にも丸毛彫りタガネを使用します。

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この記事を書いた人

上谷 俊介のアバター 上谷 俊介 彫金師

彫金萬代表、彫金ブランド「IMULTA」を運営しています。

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