片切りタガネの彫金練習で逆三日月の彫りがうまくいかない時の改善方法

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今回は2025年3月28日の彫金実演配信のチャット欄にあった質問への回答です。

お題は片切りタガネの彫金練習で逆三日月彫りがうまくいかない時の改善ポイントです。

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目次

片切りタガネの逆三日月彫り練習ポイント

まず配信中に質問した方がどのように彫った結果うまくいかないかという点を聞いたところ急カーブの逆三日月彫りをするとバリが残るという事でした。

元も子もないようですが初心者が逆三日月彫りを練習するときはカーブをきつくしないほうがいいです。

急カーブの彫りは基本の三日月彫りの延長線上にあるので基本の三日月彫りを繰り返し練習したほうがいいです。

その中でやるのであれは線の太さを調節するように練習することでタガネの刃がどんな感じで金属に入っていくかの感覚が身につくのでそっちを練習しましょう。

練習では深く彫らないといけないわけではない

深く彫ると金属が逃げてバリが出てしまうという事だったので深く彫りたいのだとは思います。

練習しないとできるようにはならないという前提はあるものの超硬タガネは欠けやすいので無理のない深さで彫れるようになってから練習したほうがいいです。

片切りタガネで彫っていて意図しないバリが立つ時はタガネの刃が欠けていることが多いので研ぐ道具がない場合はタガネに負荷がかかりやすい練習を避けたほうが道具の持ちがいいです。

基本的な波線彫りをしてタガネの動かし方に慣れたほうがいい練習になります。

YOUTUBEの半月彫りの動画で逆三日月を広く深く彫る逆半月彫りを紹介しているのですが、あくまでこういう事もできるという事を解説していたので初心者のうちはやらないほうがいいです。

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この記事を書いた人

上谷 俊介のアバター 上谷 俊介 彫金師

彫金萬代表、彫金ブランド「IMULTA」を運営しています。

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