タガネを叩く時の変な音が鳴るのはなぜか。

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今回は4/15に行った彫金実演配信での質問回答です。

質問はこちら「オタフク槌を叩く時にイムルタさんみたいにコンコンという音じゃなくてキュッキュッと当たり面がなるんですがなんでかわかりますでしょうかw」(原文まま)

彫金関連の電子書籍はこちらにまとめています。

目次

彫金タガネを叩いた時にキュッキュッと当たり面が鳴るのはなぜか?

結論から言うと真っすぐ叩けていないからです。

叩いたときにタガネの叩く部分とおたふく槌の面が擦れて鳴っています。

彫り進められないわけではないので問題ないとも言えますが、力が正確に伝わっていないのは確かなので直したほうがいいです。

叩く姿勢とたたき方が悪いです。

彫金でタガネをおたふく槌で叩く際は両腕の肘を上げましょう。

肘を上げると強制的に姿勢が良くなりバランスもとりやすくなります。

刃先がぐらぐらしたり叩く時に真っすぐ叩けないのも姿勢が悪いことが原因の可能性が高いです。

他には使っている金づちが重すぎたり作業する高さが合っていないという事も考えられますが、過去に高さや金づちの重さに関して質問された方なので姿勢を改善することが一番効果があるはずです。

ただ冒頭に書いたように「彫り進められないわけではない」ので趣味レベルであれば問題ありません。

仕事レベルになるとステンレスや鋼など非常に硬い金属を彫ることもあるので直しておかないと仕事にならないというだけです。

また実演の配信でリールなどの既製品を彫っていることがありますが、不要な力が分散すると製品の構造的に破損につながるので修正が必要だという事に加えて曲面にきれいに模様彫るためには真っすぐ叩く必要があります。

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この記事を書いた人

上谷 俊介のアバター 上谷 俊介 彫金師

彫金萬代表、彫金ブランド「IMULTA」を運営しています。

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