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真鍮線を曲げて作る初心者向けのハンドメイドリング

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こんにちは彫金師の上谷です。

今回は真鍮線を曲げて作るハンドメイドリングの作り方の解説です。

単純な作り方の解説と一緒に、真鍮線の太さを変えることでどんなメリットとデメリットがあるかも解説していきます。

目次

真鍮線を曲げて作るハンドメイドリング

▼YOUTUBE動画で公開しているのでこちらからご覧ください。(※字幕あり)

今回の真鍮ハンドメイドリングを作る材料

・真鍮線の1.0mm&1.5mm

使用する真鍮線の太さは変更しても問題ありません。

後述するメリットデメリットの度合いが強くなりますが、今回紹介する太さにこだわらずに自分が作りやすい太さのものを選ぶのがオススメです。

リング製作に使用する工具

  • サイズ棒
  • ゴムハンマー
  • ペンチ・やっとこ
  • プライヤー
  • ニッパー・メタルカッター

金属にカットは糸鋸でも問題ありませんが、今回の動画では簡単さ・お手軽さを重視しているのでニッパーを使用します。

真鍮線の太さが違う事によって野メリットとデメリット

材料が1.0mmと1.5mmの真鍮線なので大した違いが無いと感じる方もいるかもしれませんが、微妙な違いでも製作においては明確な違いが出てくるのであえて近い太さの真鍮線を使用しています。

上記の画像を見てもらうとわかるように1.5mmの真鍮線の方が変化の大きな加工が施されています。

物理的に言うと細い真鍮線の方が加工しやすいのですが、「なまし加工」を入れるか入れないかで作りやすさが大きく変わります。

1.0mmの真鍮線でリングを作るメリットとデメリット

1.0mmの真鍮線で今回のようなリングを作る時のメリットとデメリットは以下の通り

メリット

  • なましをしなくても加工しやすい
  • ほどほどに硬く感じる太さなので作業中に変形しにくい
  • 工具がそれほど必要にならない
  • ロウ付けが非常に簡単

デメリット

  • 少し硬く感じる人もいるはず
    • なまし加工なしで作業しやすい限界が1.0mmの太さ(※作業する人のパワーによる)
  • なまし加工するとすごく変形しやすくなる
  • 細いのでロウ付けで溶かしてしまう可能性がある。

    実際に作業するとわかりますが「真鍮線をひねって簡単に作る」という作業において気軽に作業できる限界の太さが1.0mmになります。

    当然作業する方の力の強さによって変わるので人によってはもっと太くても問題ないと思います。

    しかし指輪の形にする作業などを考えると1.0mmが妥当だと考えます。

    1.5mmの真鍮線でリングを作るメリット・デメリット

    1.5mmの真鍮線で今回のようなリングを作る時のメリットとデメリットは1.0mmの太さのものと比較して紹介します。

    • なまさないと加工しにくいがなませば問題ない
    • 少し工具が多めにあった方が作業しやすい
    • ロウ付けがしやすい太さだが溶かしてしまう可能性は低い

    なましなしでの金属加工は大変

    1.5mmの太さの場合なましなしで加工するのはなかなか大変です。

    しかし「なまし」を入れれば問題なく加工できる程度の硬さになるので非常に作業しやすくなるので、その後の変形によるトラブルなどはかなり起きにくくなります。

    極力火を使いたくないという方もいらっしゃると思いますが画像のようにグネグネと曲げたい場合は「なまし」が必要になります。

    1回2回ひねるぐらいであればそれほど問題ないのでどのようなデザインで製作するかによって作業内容が変わります。

    ニッパーで切れる限界

    今回はお手軽さを重視しているので糸鋸を工具に入れていません。

    メタルカッターを使う事で簡単にカットできることがポイントになっていますが、メタルカッターを買いたくない方で糸鋸をお持ちの方は糸鋸を使用しましょう。

    1.5mmの太さになるとニッパーで切るのは大変です。

    無理に切ろうとすると思わぬケガをするかもしれませんので注意しましょう。

    真鍮のロウ付けでトラブルが起きにくい

    1.5mmの太さの真鍮線であればロウ付けで溶かしてしまうなどのトラブルが起きにくくなります(※絶対に起きないとは言ってない)

    上手くいかなくてムキになって強い火力でロウ付けした場合溶けてしまう事もありますが、フラックスをちゃんと塗って慎重にロウ付けするのであればそうそう溶けてしまうようなことはありません。

    また1.5mm程度の太さの真鍮線であれば簡単にロウ付け箇所周りに熱が回るので単純にロウ付けが簡単、しかも今回のロウ付けは1回のみです。

    フラックスをちゃんと塗っておけば失敗するほうが難しい難易度ですね。

    「フラックスの量がどうのこうの」というのは作業の効率の話なので初心者はたっぷり塗りましょう。

    IMULTAでした。

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    この記事を書いた人

    上谷 俊介のアバター 上谷 俊介 彫金師

    彫金萬代表、彫金ブランド「IMULTA」を運営しています。

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