今回はハンドメイドイベントの単純な出店の用意から、節約に便利なものを紹介します。
持って行くものは人それぞれですが、一般的に必要なものを紹介します。
このような人向けの記事です。
- これからハンドメイドイベントに出展するけど何を用意したらいいかわからない人
- 今後も継続してハンドメイドイベントに出展する予定の人
これから出展される方の参考になれば幸いです。
\IMULTAのオンラインショップはこちら/
ハンドメイドイベントの準備
ハンドメイドイベントは数か月前から募集が始まって(募集が早いものになると8か月前ぐらいから)
準備を始めていく事になりますが、初めての方は何を用意したらよいかわからないと思います。
基本的なもの(飾りに使う物、布とか)は思い思いに用意すると思うので今回は便利だったグッズを紹介します。
お金関係の準備
お釣りの準備
ハンドメイドイベントは商売に行くところなのでお金関係の準備はしっかりしておかないといけません。
前日までに絶対にやっておかないといけないのがお釣りの準備です。
銀行で両替して釣り銭の用意をしておかないとお客さんにお釣りを渡せません。
何をどの程度用意するかは値段設定次第です。
ウチの場合
- 100円玉 3本
- 500円玉 10枚
- 1000円札 20枚
- 5000円札 5枚
単価の安いモノであれば2万円分ほどのお釣りを用意しておけば大丈夫。と言われますが、ウチは単価が高い事と以前つり銭不足のトラブルを起こしかけたので多めに用意しています。
つり銭はDaisoなどで売っているつり銭入れに入れて管理しましょう。
お釣りで用意したお金と売り上げは分けて入れた方が後で帳簿つける時に楽です。
またはスマホのメモアプリにいくらのものが売れたか記録しておくのがオススメ。
クレジット決済とQRコード決済の準備
近年ではハンドメイドイベントでのクレジット決済は常識になってきています。
ハンドメイドの販売イベントに来場するお客さんは「使う金額を決めてくる人」が多いです。
※デザフェスやコミケに行った事がある人はわかると思います。
そこでクレジットカード決済があるだけでお買い上げの可能性が上がります。
昔(6~7年近く前)はクレジット決済の申し込みはメチャメチャ時間がかかって大変でしたが、最近は簡単に導入できるのでクレジットカード決済が出来ない人の方が少数派です。ちゃんと売り上げを出そうという方は絶対にできます。
QRコード決済を希望される方はまだそこまで多くありませんが、色んな会社が積極的に普及しているので大体みんな使えるようにしています。今後の事を考えたら使えるようにしておくのが無難です。
領収書を希望する人もいるのでDAISOで買っておく
クレジット決済をした方などは特に領収書が欲しいという方がいます。
メールで送ることもできるものの実際に紙でほしいという方もいるのでその場で渡せるようにDAISOなど100均で買っておきます。
少額の商品の場合は希望されない方がほとんど、単価が高いものの場合希望される方が多くなる傾向があります。
領収書を出せないという理由で購入をあきらめるお客さんもいます。
大してかさばるものではないので用意しておきましょう。
陳列系アイテム100均&自作系アイテム。
100均で買えるキッチン台・ダンボール
キッチンに置く用の折り畳みの台が高さを出すのに便利です。
- DAISO
- Can★Do
- セリア
どこでも売ってます。
100均で買えるキッチン台は真ん中が窪んでいるので、ダンボールでくぼんだ部分を埋めて、そのあと布をかければ立派な陳列台になります。
自作系アイテム(ダンボール&発泡スチロール)
慣れは必要ですがダンボールや発泡スチロールは、自分の好きな形にすることが出来るので非常に便利です。
什器製作に時間をかけても苦じゃない方は発泡スチロールで作ってみてもいいかもしれません。
ダンボールの方が身近なので簡単そうに感じている方がいますが、道具(発泡スチールカッター)さえ揃えれば発泡スチールの方が圧倒的に自由度が高くて簡単です。

↑こういうのが簡単に作れます。
電池式とコンセント式があって、電池式の方が取り回しが簡単です。
ただかなり電力を使うので100均の電池だとあっという間に電池切れを起こします。(重要)
電池代を考えるとどっちがお得かというとコンセント式かもしれません。使う頻度によりますね。
また素材の発泡スチロールは大きくて、ちょっといいのを買うのがポイントです。
100均販売されている発泡スチロールは非常にもろいので搬入・搬出中に破損する可能性があります。
通販やホームセンターでちゃんとしたものを買いましょう。
密度がミッシリしたものでないと加工の途中でも簡単に壊れます。
身の回りにある発泡スチロールで、ミッシリしている発泡スチロールの代表は魚屋さんが使っている発泡スチロールの箱(氷水と魚を一緒に入れるがっしりしたヤツ)や、通販で電化製品を買った時に梱包材に使われているタイプのものです。
もろい発泡スチロールはペンキに木工用ボンドを混ぜるなどの工夫をしてもが色キレイに乗らないので、表面にパテなどを塗らないといけなくなります。(※キレイにやりたいなら。)
中途半端に用意すると逆にお金がかかるので最初からちゃんとした発泡スチロールを買った方が節約になります。
100均の板と100均じゃない電動ドリル
ちょっとDIY要素が入ります。
ハンドメイドイベントではみんな結構自分たちで組み立ててブースを作ったりしているので、
セリア(100均)の板が大活躍しています。
電動ドリルはしょぼいやつを買うとパワーが足りなかったり全然使えない可能性があるのでケチらずにちゃんとしたのを買いましょう。
ハンドメイドイベントの主催側で備品のレンタルが用意されていて、ブース同士を区切るパネル(壁)がレンタル出来ます。
レンタルしたパネルは自分でペイントしたり棚を付けたりと好きに装飾できますが、パワーの弱い電動ドリルだとうまく取り付けられない可能性があるので注意が必要、これを甘く見ると「当日行ったら装飾品を全部取り付けられない。」という最悪の事態に陥ります。
個人的な意見ですが、5000円以上の値段のものを販売する場合はパネルのレンタルは必須です。
100均の額縁とフェルト
額縁を置いてその上に置くとなんかまとまってる感が出ます。
100均でもありますし、ネットでも買えますが額縁屋さんに行くと結構手ごろな値段でオシャレっぽいのが買えます。
テーブルに直置きして通常絵を入れるところにフェルトを張るといい感じに陳列できます。
100均のiPadスタンドと、iPad
iPadを立てて作ってる時の動画とかスライドショーを流しておくと他とは違う雰囲気を作れるのと、ちょっとサボれます。
接客を完全にOFFってはいけないかもしれませんが、人間どうしても疲れるので、スライドショーを流すだけでもなんかやってる感があるのでのんびりしてても大丈夫な気がします。
最近では動画をキレイに表示できるタブレットが増えているので一つ持っておくと便利です。
他のブースでは商品のカタログ代わりに使ってる方もいました。
最近では企業相手の商談の時もタブレット(またはタブレットPC)は必需品になっているので持っていない方は買っておきましょう。
100均のブックエンドとスチレンボード
100均のブックエンドとスチレンボードは看板代わり用意しておくといいかもしれません。
使い方は人それぞれですがスチレンボードはプリントアウトしたチラシとかを貼り付ければちょっとした看板扱いができます。
実際にA看板(フレッシュネスバーガーの前に置いてあるような奴)を使っている人もいましたが、ブースの面積をかなりとるので一般的ではありません。
企業が借りているような大きいブースであれば「自分のエリア感」を出すためにブースの一部を犠牲にしてもいいかもしれませんが、この記事を読んでいる方はそこまで大きなブースを借りることはないと思うのでオススメは出来ません。
たまにブースを範囲を無視してお客さんの通行スペースにはみ出して置いている方がいますがほぼ100%もめています。というかルール違反だからダメです。
養生テープ&ゴリラテープ
養生テープ
養生テープは設営にメチャメチャ使うので絶対買っておいた方がいいです。
もちろん養生テープに頼った設営をしないというのもありますが、いざ何かを補修したい時ササッと使えるのが養生テープなので最低でも1本は買っておきましょう。
ただDAISOなどで販売されている養生テープは量が少なく粘着力もしょぼいのでコンビニやホームセンターで販売されている養生テープを使用しましょう。
ゴリラテープ
ゴリラテープは聞いたことがない方もいると思いますが補修に非常に特化したテープです。
耐水・耐熱・耐湿など簡単に剥がれません。
100均のものを使う理由
解体が簡単だから。
また大体のハンドメイドイベントは事前に陳列物など色々と郵送で送ることが出来ますが、梱包物のサイズが大きくなると送料がかかります。
預かってもらうもののサイズによって預かり料金が高くなるハンドメイドイベントもあるので、出来るだけコンパクトにできるモノの方が方が送料・預かり料金両方の節約になります。
\IMULTAのオンラインショップはこちら/
バッテリーとライトと延長コード(ほぼ必須)
お金をかけたくないのはわかりますがバッテリーは先に買っておきましょう。
デザフェスやハンドメイドジャパンなどのイベントは電源代が2日間でだいたい10,000円ぐらいします。(今はもっと高いかも)
出店が1回だけなら必要ないかもしれませんが今後も継続して出店するのであれば自前でバッテリーを用意しておくのは必須です。
ちなみにこのバッテリーはソーラーパネルを付けられるので屋外のイベントや災害対策にも便利です。
バッテリーの容量パンパンに充電しておいてつけっぱなしで1日半ぐらいの持ちなので、ちょいちょい充電が必要になるんですが、パネルを付けておけば充電に持って帰る必要がないので気楽に使えます。
延長コードは100均で大丈夫。
照明のライトは色とか好みがあるのでいろいろと試してみましょう。
どんな照明かは会場によってまちまち
ビッグサイトやパシフィコ横浜、幕張メッセのような箱もの会場の場合、電源をレンタルした場合、会場設営側でそれぞれのブースに電源が引かれ、照明器具は出展者側が用意します。
箱モノを使った大型のハンドメイドイベントではこれが一般的で料金も先述した通りなのでそこそこの出費になります。
注意しなくていけないのは大型イベントの箱もの以外(地雷運営が多い)
まず野外の場合は当然ですが電源はありません。
丸の内や大崎で行われるハンドメイドイベントは各々で電源を用意するように規約に書かれています。
屋内イベントでも小さなギャラリーやホテルの一室、赤レンガ倉庫の一角を使ったような小さな会場の場合、照明のレンタル料金が非常に安い時があります。
これは天井に着いたレールから小さな照明を向けるだけという事が普通にあるので申し込前に主催者にしっかりと確認しましょう。
地雷運営に注意
一人で運営しているので細かい質問はお控えください。
↑こういったことを平気で言っている主催者が運営しているイベントには絶対出さない方がいいです。
出展者にとって一人でやってるかどうかとか関係ありませんからね。
むしろそんなに大変なのであれば人を雇わない方がおかしい。
そういう所は広告もケチっているので、そもそもお客さんが来なくてまったく売れません。
ハンドメイドイベント中の軽食
うちは「コンニャク畑」と「サラダせんべい」で固定していますが、ちょこちょこお客さんからチョコレートをもらったりします。
簡単に手を拭けるウェットティッシュももっていくといいですよ。
東京ビッグサイトの場合、自販機がいっぱいあるので飲み物の補給はそこまで困りませんが、野外のイベントの場合は意外と近くに自販機やコンビニがない場合が多いです。
夏場に飲み物が不足するとシャレにならないので事前に用意しておくか、買いに行ける範囲にコンビニがあるか探しておくのがいいです。
持って行くのがめんどくさくなければ水筒を用意しておきましょう。
周りへのご挨拶(おすそ分け)は必要
やるかどうかは人それぞれですが両隣と後ろのブースぐらいには挨拶をした方がいいので、
その時に「どうぞよろしく。」って感じでサラダせんべいとか個包装のスナック用紙しておくといい感じです。
別に何かしてほしいとかじゃないので、そのあと一言もしゃべらないこともあるんですが
そういうことが出来るとちょっと雰囲気が良くなります。
販売を目的にしたハンドメイドイベントでの馴れ合い・傷のなめあいは絶対ダメ
周りと仲良くなるのはいいんですが、やたら雑談をしてくるような人は商売の邪魔なので「邪魔だ。」とはっきり言った方がいいです。
大崎クラフトマーケットなんかは顕著で、出展常連者でダラダラ雑談ばかりしているのでお客さんが来なくなり売れなくなります。
商売ではなく趣味で出店する人はあまり気にしなくていいと思います。
ハンドメイドイベントで気温対策は必須
夏の箱もの会場は人が減る後半に冷え込みます
イベント会場は絶対に「暑い」か「寒い」のどっちかです。
東京ビッグサイトなどの箱もの会場の場合は、人がたくさん集まることもあって夏はめっちゃ本気で冷房かけていて人が一番集まっているピークの時間帯は問題ありませんが、人が減ってくると一気に冷え込みます。
冷え性の方は上に羽織れるものを持っておきましょう。
冬は気温と乾燥対策
野外イベントの場合は寒さと暑さ対策をしないと下手したら冗談抜きで体調を崩します。
私は初めの頃ナメていて代々木八幡で低体温症1歩手前までいきました。
冬はホカロン、夏はヒヤロン、冬でもこま目に水分補給するべきです。
最近寒い時はマグマカイロ(桐灰)が手放せなくなりました。
これを試してしまったらもうあなたは普通のカイロには戻れない…。
最近野外のイベントは出なくなりましたが野外イベントに常連で出ていた時はネックウォーマーも必須でしたね。
そして箱もの会場の場合ガンガンに暖房をかけているので凄い乾燥します。
会場には加湿器など置かれていないので水分を細目にとる、自前で簡易加湿器を持って行くなど対応しましょう。
ハンドメイドイベントは温度対策をナメたら5時間ぐらいずっと地獄
完全に「経験者は語る」です。
「大丈夫大丈夫~。」で温度対策を怠るとハンドメイドイベントが始まってすぐは大丈夫なんですが、2時間ぐらいすると段々しんどくなってきます。
そのあと終わるまでずっとつらい。
だから絶対に気を付けましょう。
まとめ
ハンドメイドイベントで用意するモノで便利なものを書いてみました。
人によっては他にも「○○が、○○が」とあると思います。
ただどんな人に聞いても言えることは準備をちゃんとやっておけば結構楽しくやれます。
ハンドメイドイベント後の疲れ対策はこちらの記事から↓
腰痛を筋トレと低周波治療器でごまかしつつ働く彫金師の継戦能力の源
IMULTA(@imulta_jewelry)でした。
