こんにちはIMULTA彫金師の上谷です。
今回は彫金の練習に使用するタガネについて紹介します。
少し前にぎっくり腰をしたので彫りの姿勢が崩れていないかの確認に練習をしていたのですが、彫金の彫りにはタガネの形というのが強く影響してきます。
タガネの研ぎの練習をされている方や彫金教室などに通っている方は参考になると思います。
直進性の高いタガネを使って練習する
彫金の姿勢をタガネ側から矯正する。
▼動画で見たい方はこちらからご覧ください。

彫る姿勢が崩れていないかどうかの確認は直進性の高いタガネを使用します。
過去に「彫りまわし練習用の片切りタガネを作りましょう」と書いているのですが、それの毛彫りタガネ版です。

直進性の高いタガネというのはブレにくいタガネなので、言い方を変えると曲がりにくいタガネという事です。
これだけ聞くと直線を彫る練習をしている方は非常にいいタガネだと考えるかもしれません。
何故ブレなくて曲がりにくいかというと彫っている溝に深くはまり込んでいるからです。
つまりまっすぐ叩けていない場合や間違った叩き方、曲がってしまうようなタガネの持ち方をしている場合は手元に強い違和感(引っかかっているような感覚)が伝わってきます。
筆者の場合は今回のぎっくり腰のようなケガのあとや、ひどい肩こりを整体でしっかりほぐしてもらった後に姿勢が崩れていないかの確認をこの違和感を感じるかどうかで判断しています。
どのようなタガネがあっているかは人それぞれ骨格が違うので「これが合っている」というのは自分で見つけるしかありません。
タガネ研ぎの練習にはなるが、市販品でしっかりと彫ってから
この毛彫りタガネの製作はタガネ研ぎのいい練習になりますが、本ブログでは初心者にタガネ研ぎをいきなり行う事を推奨していません。
彫金初心者で彫金教室や学校に通っている方は必ず講師の方に作ってもらいましょう。
もし独学の方が自分で行うのであれば最初は市販品の毛彫りタガネを使って「毛彫りタガネはこんな感じで彫れるのか。」という彫る感覚の基準が出来てからタガネ製作にとりかかることをオススメします。
ただあくまで効率的に彫金技法の習得を目指すのであればの話なので「最初から自分で彫金タガネを作ってみたい」という方の製作を妨害するつもりは全くありません。
実際に筆者はタガネ研ぎから彫金の独学を始めたので時間をかければできない事はありません。
タガネ研ぎに関してはこちらん記事をご覧ください。

ちゃんとしたタガネを使う事が彫金上達への近道
彫金初心者はちゃんとしタガネを使う事が彫金上達の近道です。
タガネがちゃんとできていなくて、姿勢もおかしく叩き方もちゃんとしていないではうまく彫れなかった時に自分とタガネのどこに原因があるかわかりません。
彫金以外のすべてにも通用しますが工具が悪いか自分が悪いかの判断は非常に重要です。
教室としてお金を取っておいて、きちんとしたタガネを用意しないというのは、明らかにちゃんと教えるつもりがないと断言できます。
あまつさえ初心者に「自分用だから」と自分の彫金タガネを作らせるのは指導を放棄しているので、彫金を独学で勉強しているのと変わりません。
彫金教室に通うのであればちゃんと彫金タガネを研いでくれる方のところに行きましょう。
ひとつ前の記事で書いていますが職業として給料を貰って弟子入りしている方と彫金教室勢・独学勢では研ぎをやるべきかどうかの考え方は違いますのでご了承ください。

IMULTAでした。
▼動画で見たい方はこちらからご覧ください。

彫金の歴史などについて知りたい方はこちらの記事をご覧ください。


🔥 ブログで紹介した技術を詰め込んだエングレービングアイテム
IMULTAでは、今回ご紹介した技法で仕上げたシルバーアクセサリーを販売中!
手作業ならではの精緻な模様を、ぜひ手に取ってご覧ください。

商品はこちらからご覧ください。→https://imulta.shop/
基本的な毛彫りタガネの練習方法はこちらの記事をご覧ください。
\IMULTAの読む彫金教室のサポートをお願いします/
いただいたご支援はブログとYOUTUBEチャンネルの運営に当てさせていただきます。










