こんばんはIMULTA彫金師の上谷です。
独学で彫金を始めまして現在ではプロの彫金師として仕事をしています。
さて今回の読む彫金教室の内容は片切りタガネを使って「タガネが欠ける可能性が非常に高いけど彫り方の矯正になる」練習方法です。
当然他のタガネでも可能な練習方法ですが、彫金でおそらく一番使うのが片切タガネであるという事とこの練習方法に一番片切タガネが向いているので片切タガネの練習方法として紹介します。
さらにタガネが欠ける事と研ぎ直す事が前提の練習方法になっています。
初心者向けではありませんが研ぎの練習の一環にもなるのでタガネが研げるようになりたいという方にもオススメ、これはやってみたら「なるほど。」となること請け合いです。
では読む彫金教室始まり始まり〜
初心者の方が彫金の知識を増やすために役立つ電子書籍を用意しています。
![](https://choukinyorozu.com/wp-content/uploads/2023/06/40bc86a73961f6f90eeaf203f436285c-1024x538.png)
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読む彫金教室。彫り回し矯正用の片切タガネを作る。
今回は強制的に一定の深さでタガネを彫り回せるようになるための練習方法です。
今回使用するのは片切りタガネ。
タガネの刃がかける前提で練習するのでやるのであればこの練習用に一本買っておきましょう。
彫金の基本的な練習に関してはこちらの電子書籍を参考にしてください。
YOUTUBE動画で一緒に活用いただく内容になっています。
![](https://choukinyorozu.com/wp-content/uploads/2023/06/6cd4d773141491544725153c8ef4fe69-640x1024.jpg)
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矯正用の彫金タガネを作る
今回は練習用として刃先を鋭角に研いだ片切りタガネを作ります。
欠けやすいタガネが今回の練習方法に適しているのでタガネは超硬タガネを使います。
一個前置きをすると、彫る仕事をしていてタガネを研げる人は基本的に彫り具合を調整できるのでこのタガネを練習用に作るのはあまり意味がありません。
もし彫金教室に通っている方でタガネが研げる先生がいるのであれば頼んで作ってもらいましょう。
照り返しを考えなければ5分もかからずに出来ます。
![鈍角のタガネ](https://choukinyorozu.com/wp-content/uploads/2019/01/812E1F5E-5668-49F4-884A-C0D9FADA8E3E-1024x768.jpeg)
通常市販されている超硬タガネは彫った時にバリが取れやすいように刃先がちょっと鈍角気味になっています。
彫った部分がめくれて離れていくので刃先がハマり込んだりせずに楽に回せるし刃先に厚みがあるので捻ったりしても欠けにくいです。
今回やる片切りタガネはこの真逆。
刃先の角度は30度ぐらい。
刃先を鋭角にしたタガネは無理に力で回そうとするとすぐに欠けます。
正しくやれば捻る彫り方もできますが向いてませんし、捻りたいなら鈍角なものを使った方が楽です。
![鋭角なタガネ](https://choukinyorozu.com/wp-content/uploads/2019/01/BC22C2E3-0572-4CDF-B43F-86B4EA84F459-1024x768.jpeg)
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矯正用タガネの彫り方練習
刃を寝かせて三日月を彫り始めるとすぐにタガネの刃先がはまり込む感覚がします。
「あ〜、これ無理に動かすと刃が折れるな。」という感じですね。
これは彫った時のバリの部分が離れていきにくいので刃先がはまり込んでいるためです。
彫金タガネで曲線を彫る時、カーブが急なところは細かく叩く。
刃がかけやすい形状になっていますが、基本に忠実に動かしているのであればタガネは欠けません。
タガネで彫る時は筆者は右利きなのでタガネを左手に、金槌を右手に持ちます。
基本的な三日月彫りの練習方法はこちらの動画をご覧ください。
![](https://i.ytimg.com/vi/6MR5Sj-Kb7E/maxresdefault.jpg)
冒頭で書いた通りタガネが欠ける前提の練習なので並行して研ぎの練習もします。
研ぎに関してはこちらの記事をご覧ください。
読む彫金教室まとめ
今回の練習はタガネを作れる事が前提になるので彫り方自体は超基本の三日月ですが準備がちょっと難易度高いです。
鋭角な刃先を作ってそこまでキラキラに研ぐ必要がないので自分の必要に応じた形のタガネ製作の研ぎ練習にもいいと思います。
タガネを欠けさせては研いで欠けさせては研いでという本当に地道な練習です。
彫金の基本的な練習に関してはこちらの電子書籍を参考にしてください。
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IMULTA(@imulta_jewelry)でした。
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