彫金銀箸置き

IMULTAの上谷です。

彫金に関してたまにハウツーを書いています。

オリジナルの方法でガンガン色んな道具を作ったり日用品を使いまわしたりしています。

今日はそんな感じの事をなんとなくダラダラ書いてみようと思います。

オリジナル道具製作

リューターの先端工具をはじめ手作り工具なんかもいろいろ紹介しています。

それと合わせて「私は買わずにこんなん作って使ってます。」みたいなことをちょこちょこ書いてます。

例えば過去に紹介した研磨ボックス

研磨ボックス
研磨ボックス

↑これね。

Amazonのダンボールであっという間にできるのでオススメです。

 

タガネを作る

さて今回はタガネの自作について書いてみます。

なんとなく彫金を始めた方でも自分で作ってみたい人もいると思います。

過去の彫金ハウツー、彫金タガネの彫り方では

「研げるようになるのは時間がかかるから買っちゃいましょう。」

と書いてました。

なので今回のお話はそこから一歩入ったお話でめちゃめちゃニッチな話で、私も一応自分のブランドの宣伝がてら書いているのでこんなん読むのは「買う」側の人じゃないし書いて意味あるのかな?って感じですがちょっと書いてみます。読んだ人はショップも義理で覗いてくださいメニューからも飛べるので。

https://www.imulta.shop/

ちゃんとやりたい人は彫金教室で習った方がいいですよ。

ちゃんと研げる人が先生をやってればうやむやにされずに教えてくれるはずです。

私は独学ですが先達にはちゃんと教えを請いますし、たまにいる「私は独学!!」みたいな意味のないプライドは持ってないのである部分は人に教えてもらいましたし、専門書も読み漁っています。

ではタガネを自分で作るメリットなどについても書いていきましょう。

 

タガネを自作する理由

さてタガネを作るメリットですがまずは単純に

・自分の望んだ用途に合った刃先のタガネが手に入る。

これに尽きます。

まずタガネ作りで躓く要因としては

  • 研ぎ方がわからない
  • 時間がかかる
  • 道具がわからない

でもこれらが解決、時間がかかることに納得してもできないと思います。

というのも何のために作るの?ってなります。

「自分でタガネを作れて一人前。」なんてことを言われますがこれは逆ですね、逆というか言葉が足りない。

「仕事をするようになると仕事に合わせたタガネが必要になるので自分で作れないと仕事ができない。だから自分でタガネを作れるようになって初めて一人前。」

要するに「タガネを作れるから一人前」じゃなくて「仕事する人はタガネを自分で作る必要がある」ってことです。

タガネを研げる研げないの前にどんなタガネが必要になっているかを考えないとそもそもタガネを研ぐ・作る意味がないです。

頑張って市販品と同じものを作っても「市販品でいいじゃんwww」ってなります。そら研ぎに特化した人が作ったタガネが売ってますからね、ちょこっとかじった人間じゃかなわない。

 

タガネを作る時の方向性

これは単純に2つ考えておけばいいと思います。

  • 刃の幅
  • 刃の形

刃の幅は「細い線を彫りたいから」という理由もありますけど、基本的に作業するスペースに合わせるためです。

例えば広い面積を彫って平面に合わせたり高さを下げたりするときに細いタガネでやってたら時間もかかるし面を合わせるのに無駄な技術がいるし多分汚くなるしとなるので、そもそも幅のめっちゃ広いタガネを作ります。

逆に小さい石枠の縁を彫り落す必要な時はその幅に合わせた細いタガネを作ります。

 

刃の形は片切、毛彫り、丸彫りなどありますがそういう事ではなくて

  • 直線用
  • 曲線用
  • 捻る、お掃除用

この三つです。

これこれこういう風に彫ったらここに傷ができるからできないようになる刃先にしよう。

この幅と刃先の毛彫りだと幅は足りてるけど深さが足りないから幅は同じでもっと深く彫れる刃先にしよう。

幅と刃先を考えてから作り始めると一気にできるようになると思います。

とりあえずここまでまた次回をお楽しみに。
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IMULTA彫金師の上谷

IMULTAというブランドを展開している彫金師の上谷(ウエタニ)のブログです。彫金のハウツーとかお手入れの方法とか嫁さんのあるあるとか勝手気ままに書き連ねてます。気になる事があったら気楽に聞いてください。答えられる事は丁寧に答えます。わかんないことはわかんない。気が向いたら読んでみてください。