彫金タガネで彫りの練習をする時はできることを確認する

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こんにちは彫金師の上谷です。

今回は彫金タガネを使った彫りの練習をする際にやるべきことの解説です。

基本的に独学で彫金の練習をしている方向けになっていますが、どんな方にも当てはまる内容になっているので現在タガネを使って彫りの練習をしている方は参考にしてください。

目次

彫金タガネを使って自分が出来る事と出来ない事を確認する

彫金タガネを使った真鍮板彫金
彫金タガネを使った真鍮板彫金

彫金タガネを使って彫りの練習をする際に自分の出来る事と出来ない事を練習時に確認することは非常に重要です。

特に現代のように知識や情報が集まりやすくなってくると知識のみが先行してしまっている可能性が高く、このブログも10年近くやっていますが以前と比べて質問の内容がかなり変わってきていることからそう感じています。

彫りの練習がうまくいかない方は一度出来る事と出来ない事、知識のすり合わせをしてみるといいかもしれません。

彫金タガネには毛彫りタガネや片切りタガネがあるので今回は毛彫りタガネついての確認ポイントを紹介します。

またこのブログとYOUTUBEチャンネルにタガネ研ぎのやり方ついての質問が頻繁に来ますが、彫り方の出来る事出来ない事の確認はタガネを研ぐ際の「なぜこの形に研ぐか」というポイントに直結します。

今回紹介するポイントが自分で確認できない方は研ぎもできません。

タガネ研ぎについてはこちらから

毛彫りタガネで彫る練習をするときに確認するポイント

毛彫りタガネを使用する際に確認する基本ポイントはこちら

  1. 刃の入りを力を入れずに細く入れることができるか
  2. 一定の太さで彫り続けることができるか
  3. 彫り進めるスピードを調整できるか

細かいことを言うと他にもありますが基本が上記の3つ。

タガネの刃の入りを力を入れずに細く彫り入れることができるか

毛彫りタガネで彫り入れる
毛彫りタガネで彫り入れる

全ての彫金タガネに言えることではありますが、特に毛彫りタガネで金属面に刃が入っていく感覚を覚えることが彫金の第一目標です。

つまり彫金の彫りの超基本です。

過去にYOUTUBEの動画でも解説したように彫金を始めたての時というのはタガネを金づちで叩いて彫り入れていく作業がどのようなものかがわかりません。

個人の感覚の部分が大いに関係してくるという事があるものの、最終的にいろいろな形状のものに彫りいれするにあたり最初にこの感覚を覚えないと彫り入れできませんし上達もしません。

研いだ毛彫りタガネの刃先を銅板にあてた状態
研いだ毛彫りタガネの刃先を銅板にあてた状態

画像のように刃先がしっかりと研げた状態のタガネは刃が入る角度で金属面に先端を当てるだけで食い込むような引っかかる感覚があるので指先と金属面の2点でバランスをとることもできます。

わかると思いますが真上から立てているのではなく斜めにして毛彫りタガネの刃が入る角度になっています。

一番細く彫り入れることができる毛彫りタガネの角度と感覚を覚えて細く彫り入れる練習を繰り返します。

一定の太さで彫り続けることができるか

毛彫りタガネを使ったステンレス板への彫金
毛彫りタガネを使ったステンレス板への彫金

最初に刃の入り方がわかるようになったら次に一定の太さで彫り入れる練習をします。

「直線の彫り方を知りたい。」という質問が来ることがありますが、この質問をする方はたぶん一定の深さで彫り続けることができない可能性が高いです。

そして彫った線が曲がっているかどうかは別にして一定に太さで彫れるかどうかはとても重要です。

刃先がぶれてしまう理由は彫る姿勢が悪いという事が一番関係します。

ただ正しい姿勢が身についていない状態で応用の彫り方をしようとしてもまともに彫れません。

毛彫りタガネを使った指輪への彫金
毛彫りタガネを使った指輪への彫金

筆者が実際にお仕事で彫る時は指輪などの宝飾品のような小さいものから仏具やギターのメタルフロントなどのような大きな彫金対象があります。

それぞれの彫金対象によって固定方法も彫金の進め方も違うので彫る時に姿勢はまちまちです。

これは基本的な彫金の姿勢が身についており彫金タガネの刃の進め方が身についているので多少無理な姿勢や変わった姿勢でも彫ることが可能なだけであって初心者には不可能です。

まずは基本的な姿勢で一定の太さの線を彫れるように練習しましょう。

彫り進めるスピードを調整できるか

彫金タガネを使って彫りの練習をしていく中で三番目のポイントとして彫る時に必要な動きがスピードの調整ができるかどうかを確認します。

よく聞く彫金タガネの基本で曲線を彫る時に急カーブになるほど細かく叩くというものがあります。

しかし実際に彫ってみたときに直線の場合でも細かく叩く必要があります。

初心者が彫っているときにうまく彫れない時によくあるのがタガネの先端がすっぽ抜けてしまったり深く入りすぎてしまうという点。

これは姿勢や持ち方が悪いという事の他に叩き方が大味すぎて刃先がぶれているという事と自分が把握していない以上に彫金タガネが彫り進んでいるという事が考えられます。

直線や曲線のように「この形に彫らなくてはいけない。」という制限がない練習ばかりしていると彫金タガネを止めたり、彫り抜けるときのことをあまり考えることがないのでなかなか身に付きません。

例えば漢字やひらがな、アルファベットのような文字を彫る時には止めやハネが存在します。

それらのように彫り筋の形に制限が出た場合は彫りのスピードを自分で調整する技術が必須になります。

まとめ

今回紹介した毛彫りタガネの確認ポイントはこちら

  1. 刃の入りを力を入れずに細く入れることができるか
  2. 一定の太さで彫り続けることができるか
  3. 彫り進めるスピードを調整できるか

非常に基本的なポイントですができるかどうかの確認をしておくと彫金の独学で上達が早くなります。

IMULTAでした。

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この記事を書いた人

上谷 俊介のアバター 上谷 俊介 彫金師

彫金萬代表、彫金ブランド「IMULTA」を運営しています。

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