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読む方金教室。彫金タガネの研ぎ方作業編。

こんにちはIMULTA彫金師の上谷です。

さて最近ますます絶好調でちょっと肩こりが半端ないです。

ガンガン彫金してるとあっという間にタガネがヘタッてくるので毎日のようにタガネを研いでいます。

前回はタガネを研ぐ時の考え方について書いたんで今回の読む彫金教室は「彫金タガネの研ぎ方作業編」です。

 

前回↓

読む彫金教室。彫金タガネの作り方、考え方編。

目次

読む彫金教室。彫金タガネの研ぎ方作業編。

前回に続き今回はタガネの研ぎ方の作業編です。

 

ただこれは単純作業なので大事なのは考え方です。

読む彫金教室。彫金タガネの作り方、考え方編。

 

 

始める前に「どういったタガネが必要なのか」というのをしっかりと設計したうえで作らないと何のためにしんどい思いをしてタガネ研いでるのかわからなくなってきます。

 

目的地が決まっていいれば、あとは自分が必要なタガネの形にしていくだけです。

前回の記事でも書いた通り都合のいい秘訣はありません。

ただ時間をかけて黙々と研いでいくだけです。

 

秘訣を知れば時間をかけずに簡単に研げると思っている人は全く向いていないので市販のタガネの購入をオススメします。

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彫金タガネを研ぐために必要な道具

 

・ダイヤモンド研磨機

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・砥石

天然砥石、私のは「アサギ」って砥石。

 

「浅草橋 森平」って検索して出てくるお店で買えます。

というか森平ってお店です。店構えがスゲー歴史を感じるいいお店です。最寄り駅は浅草橋。

http://www.morihei.co.jp/

大体7000円ぐらい、大きさとかで値段変わってくると思いますけど一個買っておけば多分一生使えます。

天然砥石「アサギ」

天然砥石「アサギ」

天然砥石は泥が研磨剤になるんでいちいち拭わないように。
保管の時は乾燥させないといけないので使い終わったらしっかり拭きましょう。
目が粗いとか細かいはお店の人と相談しましょう。
こないだインスタで「何番ぐらいまで研げばいいですか?」と聞かれたんですが私は「何番」という感じでやってないんでわからなかったんで調べました。
大体#15000までやれば大丈夫です。
上の写真の砥石だと2時間ぐらいかければいけます(超硬タガネ)。
初めてやったころには半日ぐらい潰れていました。
多分超硬タガネを「研げない」といってる人は単純に研ぐ時間が足りないはずです。
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最初はもうちょっと研ぎやすいものから始めた方がいいのでハイス鋼(青タガネ)か炭素鋼(赤タガネ)の株を使って練習するのをオススメします。
ただ赤タガネは焼きなまし焼き入れを自分でしないといけないので個人的には練習には青タガネ一択だと思っています。
青タガネを研ぐ場合は上で紹介したダイヤモンド研磨機はどうしても必要になります。
しっかりとやるのであれば焼きなましなどを一緒にできる赤タガネがいいと思います。
彫りまわしを練習する用のタガネを作ると彫りが上達しやすくなるのでオススメです。

彫金タガネの研ぎ方

まずはとりあえず研磨機のスイッチを入れてタガネを当てて削ってみましょう。

写真の研磨機の真ん中のホイールが「中目」のやつなんで一回かけたら真ん中のホイールを細かいやつに交換して順繰り#1200の「極細」までかけます。

一応このホイールは乾式なので、水や油はいらないってことになってますが砥粒の損耗を抑えるために軽く油を垂らしておくと無駄な発熱もないのでオススメです。

ただ雑にやると番手よりも荒く削れてしまうので注意が必要です。

※とにかく強く押し当てればいいというものではありません。

 

 

 


そこまでかけ終わったらあとは天然砥石で延々と研いでいきます。

初めてやる人だったら8時間ぐらいで使えるレベルにできれば上々(超硬タガネ)、ハイス鋼(青タガネ)なら1時間ぐらいで研げればいいと思います。

タガネの動かし方は作りたい刃の形通りに動かします。

特に動かし方については都合のいい秘訣を聞きたがる人がいますが、私が知る限りではそういった「聞いたらすぐにできるようになるコツ」はありません。

都合のいい秘訣を見つけた方は是非教えてください。

自己流の方法としては研ぐ向きを変えたりはします。

研ぎ始めの頃は絶対に手元がぶれてます

ぶれている前提で真っすぐにするというのをいちいち意識して動かさないと関係ないところを擦り付けて、結果タガネの刃先が全く研げてないってことになるので気をつけましょう。

タガネ研ぎの補助輪みたいのが売ってますがアレを使ってる人は絶対にうまくならないし研げません。

あれを使うとどんなに意識しても補助輪の方に重心がかかってしまうので使わないことをお勧めします。

あくまで個人の意見です。

研いでる途中に多少引っかかって刃がかけてもいいので、刃先にしっかりと体重をかけて研いだ方が圧倒的に上達します。

砥石に刃先を刺すぐらいの感覚でやりましょう。

刺さっても刃が欠けるだけなんで、どうしても刺さるのが嫌な人は押して研ぐんじゃなくて手前に引いて研ぎましょう。

模様に引っかからない刃先の作り方

山彫りとか波彫りとか捻る系の彫り方をした時にタガネが引っかかって跡が残ってしまう時があります。

引っかかってるのはタガネの角張っている部分なんで引っ掛けたくない人はタガネの角張っている部分を全部丸くしましょう。

研ぎあがった後は確認が必要になるので銅板を使ってちゃんと研げているか確認するのが重要です。

当然最終確認の意味合いもありますが、市販品ではない自分で考えた形のタガネの場合は狙ったとおりの効果を発揮するかの確認にもなります。

研ぎの練習の場合は試し彫りをする事でバランスよく研げているかなどの確認が出来ます。

まとめ

現在は基本的にタガネは自分で研ぐものではないので市販のものを買う事をオススメします。

私は独学だったので(あと市販品のタガネをどんどん買うお金がなかったので)手にした本に書いてある順番通りにやった結果、初めからタガネを研いでいて出来るようになったという事なので、そこまで無理して自分で研ぐ必要はないと思ってます。

↑今では随分プレミアがついてますが、今まで読んだ本の中で一番参考になった本です。

タガネの研ぎ方はこの本から学びました。

興味のある方は買って見ましょう。

 

IMULTA(@imulta_jewelry)でした。

毛彫りタガネ関係の記事の一覧はこちらからご覧ください。

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この記事を書いた人

こんにちは彫金のやり方などを紹介するニッチなブログを書いています。

古くは奈良時代からある伝統技法ですが今では「彫金」という言葉を知っている方も減ってきているので少しでも普及に役立ちたいと思い情報を発信しています。

独学で始めたころは本当に手探りでどんな道具を使っていいかも勘で購入していましたが、現在では仕事にするまでになり自分なりに知識とノウハウの蓄積があります。

このブログを通して少しでも彫金を身近に感じれたり、これから彫金を始める方の参考になれば幸いです。

【上谷について】
8年間の彫金の下積みを経て2016年3月15日に独立しました。
屋号は「彫金萬」、「ちょうきんよろず」と読みます。
個人や企業からのオーダーを受けてお手元の金属製品に彫金を施すお仕事も受け付けています。

現在はジュエリーブランド「IMULTA(イムルタ)」で製作したオリジナルのジュエリーの販売しています。

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