彫金作業は出来るだけ下書きをすることが重要です。
例えば石留めを行うにしてもポンチを打ったりスプリングコンパスで印をつけるように下書きをしますし、筆者が行うキャラクターの彫金や金属製品に植物の模様を彫る前にも下書きは行います。
慣れてくるとある程度省くこともありますが、基本的に丁寧に下書きをした方が仕上がりがキレイになります。
今回は彫金の下書きに使用する金属に線を引く道具を紹介&解説します。
彫金は下書きが命、効果的に印をつけるための道具を知る。
▼動画で見たい方はこちらからご覧ください。
彫金の基本的な作業として糸鋸でシルバーや真鍮などの金属板を切る作業があります。
糸鋸の切る作業だけで貼りませんが、彫金は下書きを丁寧にしておくことで作業効率や仕上がりが格段に向上します。
今までイベントなどでお話しさせていただいた中で、意外にもスプリングコンパスの知名度が低かったり「テンプレ」という言葉自体は知っていても、そのもとになっている文房具としてのテンプレートを知らないという方が少なくありません。
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寄付する金属への下書きは超重要。
趣味の範囲で彫金を行う方の場合、そこまで丁寧な下書きというのはめんどくさく感じるかもしれませんがやっておくとサクサクと作業が進むようになるので非常にオススメです。
「糸鋸でまっすぐ切れないのでどうしたらいいですか?」という質問をされた方に下書きをしているか聞くと下書きをしていない方が結構います。
彫金は下書きをした方が上手くいく
当たり前のことですが下書きをした方が上手くいきます。
「横着する」という感覚かはわかりませんが彫金で彫るにしろ切るにしろ、作業前の下書きに時間をたっぷりと割くことをオススメします。
特にスクロール模様を彫る場合、真ん中以外で視線が散らばるようにデザインの密度がばらけると単純にまとまりが悪くなるので事前にグリッド引くなどしてデザインに目安にすることをオススメします。
道具を知っているだけで仕上がりが全く違う。
過去にYOUTUBEでアップした動画でも解説した通り、道具の知識が増えるだけで単純に腕が上がります。
また練習の効率もアップします。
適さない道具で練習成果(経験値)が「1」だとしたら適した道具を使った練習成果(経験値)は「だいたい5億」。
曲面に線を引く場合は上の画像に道具を組み合わせて下書きをします。
知識として仕入れた後の運用は都度都度の工夫が必要になるので一概にこれが良いというのはありません。
彫金の下書きに使っている道具の紹介だいたい8選
YOUTUBEでいただいたコメントをもとに動画を製作しました。
まず質問いただいた筆者が下書きに使用している工具の紹介からです。
先端工具をオリジナルで加工した鉄筆
この先端工具じゃないといけないという事はありませんが、筆者のものは宝石の皿揉みなどに使用するラウンド型の先端工具を加工しています。
1本200円程度だったと思いますが、ある程度使用していると切れ味が落ちてくるので先端部分をニッパーで切り落として研ぎ直し鉄筆にします。
筆者の場合はこれをポンチ代わりにすることも多いので、下書き用と石留めを行う際の位置決めのポンチとしても多用しています。
続いて彫金の学習本などで紹介されている一般的な下書きに使用する道具を紹介します。
彫金の金属への下書きに使用する道具① 縫い針
色々な彫金の学習本・書籍を読んできた中で金属への下書きに使用する道具として一番多く紹介されているのは縫い針です。
圧倒的に縫い針を紹介している本が多い事と自分で何度か使ってみた使用感を考えて、彫金初心者の方に下書きに何を使ったらいいかと質問された場合には間違いなく縫い針をおすすめします。
とにかく先端がとがっていればいいので待ち針でもいいと思います。
自宅にあるものか、またはダイソーなどの100円均一で販売しているものを利用しましょう。
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彫金の技術を利用した本格的なアクセサリーは作り方以外に金属の知識があるかどうかで技術の習熟の速さが変わってきます。
どのような金属を使ってアクセサリー作りに臨むかという事から検討するといいかもしれません。
糸鋸で金属を切る時、彫る時などどんな時でも下書きをしておくと作業がサクサク進みます。
彫金の他の作業についてはこちらの記事をご覧ください。
糸鋸で模様を切り出すにしろ直線を切るにしろ下書きは超重要です。
もっと詳しく知りたい方は動画をご覧ください。
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寄付する彫金の毛彫りタガネで直線を彫る練習方法を紹介しています。これも下書きが非常に重要になりますので是非ご覧ください。
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