こんにちはIMULTAの彫金師の上谷です。
今回はデザフェスでいただいた質問で「彫金初心者がロウ付けに挑戦する時、大きいガスバーナーと小さいガスバーナーどっちがオススメですか?」という事を聞かれたので共有します。
同じような内容で疑問に思っている方の参考になれば幸いです。
質問はYOUTUBE動画のコメント欄にお書きください。
当ブログでは繰り返しご案内していますがロウ付けは火を使うため火事になる可能性があります。
安全対策にはくれぐれも注意して行ってください。

安全対策に必要な道具など他の記事でも解説しているので挑戦する方は必ず確認してからロウ付けを行ってください。

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彫金初心者のロウ付けは小さいガスバーナーがオススメ。
彫金初心者がロウ付けに挑戦するのであれば、色々と条件はありますがまずは小さいガスバーナーを使う事をオススメします。
上がリンクのガスバーナーですね。
小さいと言っても1300℃出るので結構火力があります。
昔イベントに来て質問してきた方の中で「紹介しているガスバーナーが高い、もっと安いライターみたいなもので出来ないのか??」という方がいましたが、個人的には厳しいのではないかと考えます。
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寄付する大きいものは大きいガスバーナーで、小さいものは小さいガスバーナーで。
熱するものに合ったサイズのガスバーナーを使用するのが一番良い。

まずは小さいガスバーナーを勧める理由解説します。
ロウ付けを行う場合は熱する対象(母材)のサイズなどにあわせてバーナーを変えるのがベターです。
つまり大きいものは大きいガスバーナーで、小さいものは小さいガスバーナーで。
ガスをきちんと補充すればそこそこのサイズのものもロウ付け出来る。
小さい方のガスバーナーはガスが無くなってきたらガスボンベで補充します。
しっかりと補充すると結構な勢いで火が出るのでそこそこのサイズのものも十分にロウ付けすることが可能です。
使い切るぐらいのガスが無くなっていた時と比べると火の勢いが全く違うので逆に使いづらいと感じる方もいるかもしれません。
火力にこだわりすぎると母材を溶かしてしまう癖がつく可能性がある。
適度に熱していればロウ付けは出来るので「とにかく火力!!」という考え方はオススメしません。
「とにかく火力!!」という考え方だと母材を溶かしてしまう可能性があるので注意しましょう。
とにかくちゃんとフラックスを使いましょう。

どのフラックスが自分の作業に合っているかというのは試してみないとわからないので一概に「これがいい。」といった勧め方は難しいのですが、個人的にはまずはホワイトフラックスを使用することをオススメします。
たまに「ホワイトフラックスがとにかく使いにくい。」とひたすら道具のせいにしている方がいますが、ちゃんと攪拌してロウ付け箇所につけていればできます。
フラックスの状態が悪いのであれば煮込むなりしましょう。

まとめ
今回紹介した内容、ロウ付けに使用するガスバーナーの大きさ
ガスバーナーは熱する対象(母材)のサイズなどによって適したものが違ってきます。
本ブログ・YOUTUBEチャンネルをご覧になっている方は、「それほど大きなものをロウ付けすることはないであろう。」と考えたので、今回は「小さいガスバーナー」をオススメしました。
またロウ付けでは火力ももちろん重要ですが、フラックスの使用が非常に重要です。
ロウ材は「溶かす」のではなく「流す」という事を理解できるともっとやりやすくなるかと思います。


IMULTAでした。
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寄付する彫金技法を用いてアクセサリーをハンドメイドする場合に使用する基本的な工具に関してはこちらの記事をご覧ください。

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