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彫金で液体フラックスを使って一旦炎に包んでからロウ付けする。

こんにちは彫金師の上谷です。

最近はロウ付けをするうえで液体フラックスを使い分けるようになりまして、備忘録を含めて新しい使い方を模索しています。

アレコレ試していく中でいい感じの方法を見つけたので共有という事で今回は読む彫金教室回です。

 

多分今回試している方法が正しい液体フラックスの使い方なのかなと思っています。

読んでみて興味のある方は是非お試しください。

完結に書くのでだいぶ短めです。

彫金で液体フラックスを使って一旦炎に包んでからロウ付けする。

ウチで使っているのはこちら。

 

ロウ付けで使用する道具に関しては過去の記事をご覧ください。

前回の液体フラックスを使い始めたレビューの内容を前提に書いているので今回の記事はかなり端折ります。

そのうちYoutubeの動画を添付します。

 

ロウ付け前に一回炎で包んで膜を作る

以前のレビューの時はピンポイントでロウ材を流す感じになってました。(流すというより付ける・挿す)

今回の方法はちょっとだけ広い面積に流しやすいようになります。

液体フラックスは火をつけると引火するので、その特性を利用してロウ付けする対象にたっぷり付けてわざと引火させます。

緑色の炎が付くのでボワーっとなった状態で放置して燃え尽きるまで待ちます。

※注:何度も繰り返すと大量の液体フラックスの燃えカスのようなものが残るので1回だけで大丈夫です。

 

ロウ付け位置に対しての銀ロウの置く位置は結構シビアになるので、ロウ材を置いてロウ付けするよりもタイミングに合わせた挿しロウの方が向いてるかもしれません。

火力は強めで

弱い火力でトロトロやるとせっかく作った膜が焦げ付いて酸化していくので強い火力でガッとロウ付けするのがオススメ。

小さい方のガストーチでも出来ますが、細かく狙う必要が無いのであればGT-5000サイズのバーナーの方が難易度低めで簡単です。

放熱性の高い金属の場合は大き目のガスバーナー一択になります。

 

一応火ムラを防ぐ効果のある薬品なので一度全体を覆ってからの方が後の磨きの工程など楽になりますが、あくまで「ロウ付けをササッとできた時は火ムラが出来にくい」という事なのでダラダラ火を当てるのは液体フラックスを使用するメリットを消すことになります。

 

炎で包む方法のメリット・デメリット

炎で包むメリット

ロウ付け前に一度炎に包む方法のメリットは単純に

楽です。

少し広い面積に流しやすくなったとはいえ、ホワイトフラックスに比べて流れる範囲は狭いので「あ~、狙ったところと違う所に流れちゃった。」という事はほとんどありません。(※私の場合)

細かく爪をロウ付けする時とか頻繁に使います。

逆に張り合わせ(オーバーレイ)のジュエリー・アクセサリーを作る時のようにガッツリとロウ材を流す必要がある時はホワイトフラックスを使うので今回の方法は使いません。

ただ全体的に膜を作るので酸化して次にロウ付けできないというのも今のところ経験ないのでこの方法であれば初心者向きなのかもしれません。

ロウ付け前に塗布するフラックスの量にそこまで気を使わなくてもいいのでロウ付けの練習を繰り返しする時はこっちがオススメです。

 

炎で包むデメリット

炎で包むデメリットは正直現状そこまで感じていません。

冒頭の※注で書いたように炎で包む工程を何回も繰り返すと燃えカスの塊のようなものが出来るのでロウ付け後の酸洗いに時間がかかるぐらいです。

もう一つ強いて言うのであれば、塗布した量が少なかった場合でも火は付くので実際ロウ付けしてみたら「あ、フラックス実は足りなかった。」という事はあります。

※これは繰り返してるとロウ材の流れ具合でなんとなくわかります。

 

まとめ

液体フラックスの使い方はそれぞれだと思いますが、今回の使用方法は色々試した中で一番便利でした。

ただあくまで「単純にロウ付けする」ことに関して一番便利という事なので、流し具合によってはホワイトフラックスを混ぜるような方法を使った方法など塩梅が変わってきます。

液体フラックスに引火させる方法はそれなりに火が上がるので火事には気を付けてください。

※火事になってもIMULTAとその関係者は一切の責任を取りません。

 

IMULTA(@imulta_jewelry)でした。

 

 

 

 

 

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IMULTA彫金師の上谷

IMULTAというブランドを展開している彫金師の上谷(ウエタニ)のブログです。彫金のハウツーとかお手入れの方法とか嫁さんのあるあるとか勝手気ままに書き連ねてます。気になる事があったら気楽に聞いてください。答えられる事は丁寧に答えます。わかんないことはわかんない。気が向いたら読んでみてください。