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彫金のアクセサリー作りを自宅で行うために必要なポイント。

自宅での彫金作業に必要なもの
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昨今のハンドメイドブームで「彫金」という単語も一昔前に比べ、一般に浸透してきたと感じます。

しかし実際に彫金教室や学校に行って習うには入学費が高額でなかなか踏み出せないという方もいらっしゃるでしょう。

そこまでしっかりとではなく趣味の範囲で行いたい、自宅で気軽に出来ないだろうかと考えている方も少なくないはずです。

筆者自身15年以上前に彫金を独学で初め、今現在は彫金師としてお仕事をしております。

彫金の独学を始めた当時の部屋の間取りは1K、独身男性の一人暮らしの部屋です。

筆者とこの記事をお読みいただいている方の「気軽」の基準が合わない可能性もありますが、これから「自宅で彫金をやってみたい。アクセサリーを作ってみたい。」という方の参考になれば幸いです。

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目次

自宅で行いたいのは彫金?アクセサリー作り?

彫金というと金属にしっかりと模様を彫ったり絵を彫ったりする技術なのですが、最近は色々と一緒くたになってきているので色々と解説していきます。

丸カンをつなげるアクセサリー作り

丸カンを作り時などに使うヤットコ
ネックレスの修理に使うペンチ(ヤットコ)
ネックレスの修理に使うペンチ(ヤットコ)

まず素材を買ってきて丸カンでつなげるだけのアクセサリー作りの作業であれば彫金とは言いませんが、粉が散る事も騒音問題の心配もないのでヤットコ(ペンチ)を2本買ってくればすぐに始める事が可能です。

一番安価に始めるのであればダイソーやセリアのような100均で売っているハンドメイド用ペンチで始める事が可能です。

ただ先端のサイズや形状など作業に適したヤットコ(ペンチ)の種類が色々とありますので、「非常に細かい丸カンを扱いたい。」などの希望がある場合、工具屋に行った時に店員さんに自分の作業内容に合ったペンチがどういったものかを確認してから購入することをオススメします。

上の画像で一番高いものは1本3000円ぐらいします。

丸カンをつなげて作るアクセサリー作りであれば専用の机なども必要ないので、リビングのテーブルで空いた時間に趣味として楽しむことができます。

まれにこれらの作業も「彫金」として認識している方がいらっしゃるので念のため紹介しました。

「彫金」でアクセサリー作りをするには環境作りが重要。

彫金自宅作業解説

アクセサリー作りの中でもいわゆる「彫金」としてくくられているものはとにかく環境作りが重要です。

過去にも「彫金を始めるために専門の机が必要か?」などを他の記事で解説してきました。

近年は彫金は以下の3つの技術が一括りになっています。

  • 彫金
  • 鍛金
  • 鋳金(ロストワックス製法)

3つのどれを行うにしても、自宅の場合避ける事が出来ない&みんなが解決したい問題があります。

自宅で彫金を行う場合、全員に発生する3つの問題。

自宅で彫金を行う場合、解決するべき問題は以下の3つ。

田舎の方で離れやガレージがある方などには縁のない話になりますが、集合住宅や戸建てでも住宅街に住んでいる場合は多かれ少なかれ誰しも発生します。

  • 騒音
  • 振動
  • ほこり(粉塵)

自宅で行う場合これらを完全に解消するのは不可能なので、どの作業をするか・したいかを選択することで対策が必要なものを絞る必要があります。

【例】

自宅でワックスを削ってアクセサリーを作りたい。

対策が必要な問題

  • ほこり(粉塵)
  • 騒音

特にほこり(粉塵)対策が超重要。

リューターを使う場合騒音に関しても少し気にした方がいいかもしれません。

ワックスを削ってのアクセサリーの原型の作りの場合は振動の問題はまずありません。

しかしリューターを使ってワックスを削る場合は削ったワックスの粉が舞うのでその対策が非常に重要になります。

※リューターは機械工具の一つで歯医者が刃を削る時に使う機械を想像してもらえば合ってます。

リューター
リューター

継続的にアクセサリー作りをするのであれば購入したほうがいい機械工具で、オーバーヒートのしにくさや復旧の性能などを考えた場合4万円以上のものをオススメします。

リューターに関して詳しくはこちらの記事で解説しています。

自宅でワックスを削る場合のホコリと騒音対策

アクセサリー作りでワックスを削る場合ホコリ対策は必須。

ワックスリング
ワックスリング

自宅でワックスを削る場合のホコリ対策について書いていきます。

※集塵機などは一般的とは言えないので省きます。

リューターで削るにしろリューターで削るにせよ、削った粉は落ちるので「粉受け」が必要になります。

解決方法

  1. 粉受けがついた専門の机を使う。
  2. 自分でDIYで既存の机に粉受けを作る。→安上がりにしたいのであればオススメ。
  3. 気にしない。→筆者は始めはこれ。

ホコリを甘く見ると呼吸器の疾患を招く可能性があるので3はお勧めできませんが、「とりあえず始めたい」という方はまずはやってみてどの程度粉が落ちるか?というのを確認してみるのがいいかもしれません。

専門の机は5~7万円程度するので手を出しにくいと思います。

安価に対策したいという方は市販されている学習机に自分で粉受けをDIYするのがオススメです。

ステンレスのバットはAmazonで購入できますし、取り付けるためのネジなどはホームセンターや、100均で最悪で販売されているもので簡単に作れます。

筆者の場合は回転バレスのメディアの乾燥場所など他の用途でも使っているため大きなものを使っているだけなので、粉受け目的だけであればステンレスのバットは小さくてもダイソーのもので充分。

ただケチって小さいものを使うとせっかく設置したのに粉受け以外の場所に粉が落ちるという事があるのでご了承ください。

電動ドリルを持っておくと作業に必要なものをDIYで賄いやすくなるので一つは持っておきましょう。

ワックスモデリングで騒音はそれほど気にしなくても大丈夫。

ワックスモデリングの騒音は基本的にリューターのモーター音ぐらいなので鉄筋コンクリートのマンションなどの場合は時間を考慮すればそこまで気にする必要はないかもしれません。

リューターを使わない人にしてみればそもそも音が起きませんからね。

近年防音に関してはAmazonでも防音材が売られていますがしっかりと隙間なく設置しないといけないので、本気で考える方はヤマハの防音室の導入を考えましょう。

筆者の場合はリューターを使用する時間を考えて使っていたので苦情がきたことは一度もありませんでした。

騒音問題は近隣住民や家族への配慮が重要なので、配慮が出来ない方は音が発生する工具や・工程自体を省きましょう。

彫金=金属に模様を彫り入れる作業がしたい場合。

彫金でアクセサリー作りをしたいという方の中でも本気で金属に模様を彫り入れする技術を習得したいという方は少ないと思いますが、作業の周囲に分けて必要なものを解説していきます。

必要な工具

  • 彫金台
  • 松脂などの固定道具
  • タガネ
  • 金づち

シンプルにこれだけあれば可能です。

ただアクセサリー作りとは言えないかもしれません。

この作業の場合は一番の問題になるのは騒音問題です。

基本的に小さなものを彫るのであれば大きな音が出る事はありませんが、バイクのパーツなど大きなものを彫る場合は非常に大きなお音が立ちます。

大きな金属音は生活一般で耳慣れた音ではないので、耳につきやすく苦情が来やすいです。

これもまた作業する時間を考えて行いましょう。

金属を彫る場合ホコリとは別に彫った金属の破片が服に付着することが少なからずあります。

落ちた金属片が家族に刺さる事もあるのでこまめに掃除をするようにしましょう。

彫金に使用するタガネについてはこちらをご覧ください。

また机とは別に彫金台が必要になるので彫金台についても確認しておきましょう。

鍛金を自宅ではやらない方がいい。

鍛金で作ったティアラ
鍛金で作ったティアラ

鍛金は金属を叩いて成形する作業ですが「ホコリ・振動・騒音」すべてにおいて問題になります。

ハッキリ言って鍛金を自宅で行うのはやめた方がいいでしょう。

ガレージや離れがあるのであれば問題ありませんが、集合住宅の一室ではまず不可能。

住宅街でも近隣トラブル一直線です。

まとめ。

今回は彫金を自宅で行う場合気を付けた方がいいポイントなどを解説していきました。

騒音は周りへの配慮があればそれほど問題になる事はないと思います。

ホコリの問題はこまめに掃除をするか粉受けをDIYで設置すればゼロとは言いませんがかなり軽減できるでしょう。

最後に振動の問題は解決・軽減自体が難しいので集合住宅など近隣住民との距離が近い場合は作業自体をあきらめる事をオススメします。

IMULTAでした。

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こちらの真鍮リングの製作方法であれば自宅でも十分に実行可能なので興味のある方はご覧ください。

また彫金に関しての知識や安全性への配慮に関しては以下の記事をご覧ください。

油断すると火事になるので本当に気を付けてください。

自宅での彫金作業に必要なもの

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この記事を書いた人

上谷 俊介のアバター 上谷 俊介 彫金師

彫金萬代表、彫金ブランド「IMULTA」を運営しています。

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