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【シルバーアクセサリーの作り方】溶かしたワックスを使って造形するやり方!

こんにちは彫金師の上谷です。

今回の読む彫金教室は「【シルバーアクセサリーの作り方】溶かしたワックスを使って造形するやり方!」。

前回の記事では「ワックスを削る」という作業のみで製作をしました。

今回は溶かしたワックスを盛り付けて造形する方法を紹介します。

いくつかの方法を紹介しますが、必要な道具もどうしても多くなってくるので、やってみるかどうかはお財布と相談してください。

前回の記事はこちら

火傷に注意!!

溶けたワックスに触ると火傷することもあるので気を付けて作業してください。

溶かしたワックスを盛り付ける方法を覚えると、作業中の破損させてしまったワックスの修理や、より立体的な造形が出来るようになるので一気に創作の幅が増えます。

趣味のハンドメイドレベルでは必要ないかもしれませんが、ワックスを削るための工具を揃えたのであればせっかくなので工具を買い足すことも選択肢に入れてみてはいかがでしょうか?

というかワックスペン買った方がいいよという内容です。

※今回はワックスペンでの作業が中心になります。

目次

【シルバーアクセサリーの作り方】溶かしたワックスを使って造形するやり方!

ワックスポット
ワックスポット

今回のシルバーアクセサリーを作るワックスモデリングの方法は溶かしたワックスの盛り付け方法の紹介です。

豆兵士のアイコン画像豆兵士

溶かしたワックスを盛り付ける方法ってどんなのがあるの?

ワックスを溶かして造形に使う方法は次の3つです。

ワックスモデリングでワックスを溶かして造形する方法は3つ

  • アルコールランプで熱したスパチュラを使う
  • ワックスペンを使って溶かす
  • ワックスポットで溶かしたワックスの削りカスをすくって使う

購入のしやすさからアルコールランプを使用する方法が初心者向けだと紹介している方もいらっしゃいますが、私の経験から言ってワックスペンを使った方が圧倒的に作業がしやすいです。

ワックスモデリング初心者にアルコールランプの使用はあまりオススメしません。

アルコールランプを使用する方法は、自分の思ったとおりに使う技術が身に付くまでにかなり時間がかかります。

おそらく趣味のハンドメイドでやってみようという方で、アルコールランプを選択した場合ほとんどの人が挫折するはずです。

あくまで「作業のやりやすさ」について言及しているので出来ないという訳ではありません。

豆兵士のアイコン画像豆兵士

アルコールランプは何がそんなやりづらいの?

では私が考える初心者がアルコールランプの使用で挫折するポイントを紹介しましょう!

※実際に私がワックスモデリングを始めた頃の実体験をもとにしています。

アルコールランプの使用で挫折するポイント!!

・【第一の挫折ポイント!!】スパチュラをどの程度熱して使っていいかわからない。

アルコールランプに火をつけてスパチュラを熱したものの良い感じにワックスを溶かして使えない。

何度もやれば覚えますがワックスペンやワックスポットのように温度調節が出来ないので、いい感じの粘度(トロトロ具合)に収めるのが難しいです。

アルコールランプでスパチュラを熱してワックスを使う時は、あくまで少量の使用に向いているので、一気にやろうとしてガンガン熱するとワックスが引火して焦げることもあります。

センス次第ですが慣れるまではだいぶモヤモヤします。

・【第二の挫折ポイント!!】燃料用アルコールの消費が意外と早いので地味にお金がかかる。

当然ですがアルコールランプには燃料用のアルコールが必要になります。

始めたばかりの頃は「スパチュラを熱する→うまく溶けないからもう一回熱する」を繰り返す事になるので、その間アルコールランプの火はつけっぱなしです。

すると燃料用アルコールの消費が早くなるので燃料用アルコール代が地味にかかってしまいます。

・【第三の挫折ポイント!!】スパチュラが汚れたりで買い足しが必要になる場合もある。

何度か使用しているとスパチュラも汚れてくるのでお手入れが必要になります。

なんとなくハンドメイドするには道具のお手入れはめんどくさいと思うので、人によっては挫折ポイントになるでしょう。

基本的にスパチュラは何本かセットで買うので替えが効くと言えば効きますが、自分が使いやすい形のスパチュラはセットの中でも1・2本なので、効率的に使用するには溶けてくっついたワックスを剥がすぐらいのお手入れは必要になります。

・【第四の挫折ポイント!!】アルコールランプの芯のヒモが燃えて短くなる。

第二のポイントに関連する内容で、アルコールランプ内の燃料用アルコールが少ない状態で作業を続けていると芯(火がつく部分)のヒモがじりじりと燃えて短くなっていきます。

これは芯の部分の乾燥した部分が燃えているので燃料用アルコールをたっぷり入れていれば対処できます。

とはいえ第二の挫折ポイントで解説した通り、慣れないうちはアルコールランプの火をを着けっぱなしにして燃料用アルコールがガンガン減るので、気づかないうちに芯が乾燥しています。

短くなっても使えますがヒモが短くなった分しっかりと浸るように燃料用アルコールをたっぷり入れる必要が出てくるので芯を買い直すにしろ燃料用アルコールを買い足すにしろお金がかかります。

以上が初心者がアルコールランプを使って挫折するポイント4点。

ただセンス次第のところもあるので、中にはあっという間に使いこなせるようになる人もいると思います。

私はかなり苦戦しました。

アルコールランプを使ってる方が結果的にお金がかかります。

手間はかかるわ、金はかかるわでハッキリ言っていい事ありません。

アルコールランプそれ自体の値段を見ると安く感じますが、燃料用アルコールは継続的に購入する必要はあるし「燃料用アルコールそれ以外に何に使うの?」って感じで、他に用途もないので電気で使えるワックスペンの方が圧倒的にオススメ。

過去にコスパを考えた記事を挙げているように、電気で出来るものは電気でやった方が安上がりだし管理も簡単です。

ワックスモデリングにとても便利なワックスペン

ワックスペンの本体
ワックスペンの本体

一方ワックスペンは非常に便利です。

ツマミ一つで温度を調節できるのでいちいち熱する必要がありません。

別途先端に付けるペン先が必要になるのでお金はかかりますが、快適に作業が出来るようになります。

ワックスモデリングのシルバーアクセサリー作りを仕事にしていて持っていない方はいないと思います。

私が使っているのがこちらのワックスペン、従来のものに比べて1万円しないのでめっちゃ安いです。

昔ながらのワックスペンはこちらのHARPのワックスペンですね。

多分どこの工房にもあると思うので仕事でやっていて、このHARPのワックスペンを見たことがない人いないはず。

ワックスペンのペン先を付け替えて効率的に作業する

ワックスペンはその先端のペン先を付け替えることで効率的に作業が出来ます。

自作するのは少し難しいかもしれませんが市販のペン先もあるので、必要に応じて3種類ぐらい持っておくとテンポよく作業することが可能になります。

今回の記事では溶かしたワックスを利用した「盛る」作業がメインになりますが

  • 盛る
  • えぐる
  • 整える
  • パーツ同士をくっつける

これらの作業を効率的に行えます。

ワックスペンに関しては購入を強くオススメします。

ワックスペンのペン先を自作するよ!!という方はこちら

ワックスモデリングであると嬉しいワックスポット

ワックスポット
ワックスポット

あると嬉しいのがこちらのワックスポット。

いいモノになるとしっかりと数字で温度調節が出来る優れものもあります。

多分ワックスポットまで必要になる方はいないと思いますがこういうのもあるよという紹介です。

↑このワックスポットはAmazonのレビューでコテンパンの内容になっていますが「ワックスを溶かす」という点では問題なく使用できます。

安いワックスポットの問題点

  • 足の長さが違うのでガタガタする → ダンボールかませましょう。
  • 長時間使うと一定の温度でキープされにくい → 私はあきらめて細目につまみを捻ってます。
  • 容器内部の塗装が剥げてワックスに混ざりこむ → 全部剥がれてしまえば問題なし

塗装が混ざりこんだワックスは盛り付けに使う時、非常にやりにくくなるので致命的とも言えますが、私が自作した鋭利なワックスペンのペン先を突っ込んだからかもしれません。爪楊枝なら問題なかったかも。知らんけど。

最初に紹介した溶かしたワックスをすくって盛り付ける方法はワックスポット、またはワックスペンがないと出来ません。

一応「クッキングシートを箱型に折って、ホットプレートの上に置く」という方法でもいけますが、ホットプレートをわざわざ買うぐらいならワックスポットを買った方がいいでしょう。

ではワックスポットを買うのはちょっと…、という方向けに私が昔使っていた方法を紹介します。

ワックスポットをアイロンで代用する方法。

「ひっくり返したアイロンの上に箱型に折ったクッキングシートを乗っけてもイケるんじゃないっ!!?」と思い付いて試した結果

結論:イケるっちゃイケる(実際仕事で使ってた。)

使用中気を付けるポイント

  • バランスを崩してクッキングシート箱が落ちてくることがある
  • 加熱にちょっと時間がかかる
  • 意外と場所をとる

これらの点に目をつぶれば代用できます。

この方法は私が実際に仕事で使っていた方法です。

豆兵士のアイコン画像豆兵士

ワックスポットを買う前に溶かしたワックスをすくって使うのが
どんな感じか知りたいなぁ

こう思った方は家にあるアイロンを使って試してみてください。

アイロンのメモリを捻れば温度調節も可能なので以外に便利です。

調子に乗って「削りカスは全部クッキングシート箱に入れちゃおう!!」とパンパンに入れると、バランスを崩して箱が落ちます。溶けたワックスが絨毯にこぼれるとまず取れないので気を付けてください。(実体験)

【シルバーアクセサリーの作り方】溶かしたワックスを使って造形するやり方!まとめ

今回はワックスペンとワックスポットを使って造形する方法について紹介しました。

アルコールランプについては「使いやすい」と感じている方もいると思うので、あくまで参考程度に考えてください。

私は初心者に絶対すすめません

長くなってしまったので実際にどのように使うかはまた別の投稿で紹介しようと思います。

・今回のポイント

  • 初心者にアルコールランプはオススメできない
  • ワックスペンはとても便利
  • ワックスポットは便利だけど代用も可能

ワックスペンのペン先を自分で作って見たい方はこちらをご覧ください。

IMULTAでした。

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この記事を書いた人

上谷 俊介のアバター 上谷 俊介 彫金師

彫金萬代表、彫金ブランド「IMULTA」を運営しています。

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