ハンドメイドを始めるならホームセンターに行った方がいい理由

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こんにちは彫金師のイムルタです。

今回は彫金に限らずハンドメイドを始めるのであればホームセンターに行くのがオススメだというお話です。

始めたばかりの方にはピンとこないかもしれませんが、広義的に言うとホームセンターで販売されている工具などは値段に対して性能がいいものが多いのでこれから始めるという方には特におすすめ。

実際にどういった点でオススメかという事を解説していきます。

参考にするかどうかはご自由にどうぞ。

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目次

ハンドメイドの知識が無い時にハズレを引きにくいホームセンター

結論から言うと表題の通りオススメの理由はこちら

ハンドメイドの知識が無い中で最初に工具などを購入する際に圧倒的にハズレを引きにくいのがホームセンターだから。

筆者の場合は現在彫金のお仕事をしていますが、独学で彫金を勉強してきたので当然始めた頃は工具などの知識が全くありませんでした。

これはこれからハンドメイドを始めようという方も同じだと思います。

今までこのブログやYOUTUBEで「これからハンドメイド・彫金を始める人」からの質問で特に多いのが以下の2つ。

  • 100円均一の道具で彫金(ハンドメイド)できますか?
  • 彫金の専門店(工具屋)で販売されている工具を買っておけば間違いないですよね?

上記の二つの質問は100%間違ってはいないので回答しづらいのですが、質問者がどのぐらい知識と技術があるかによって変わってきます。

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100円均一の道具で彫金(ハンドメイド)できますか?

答えは条件付きで「YES」

条件は100均クオリティの工具で製作する技術と知識があるか、作りたいもの(アクセサリーなど)のデザインに適した工具かという点です。

近年は過去にあったハンドメイドブームから定着して100円均一などにもハンドメイド関係の道具はたくさん売っていますし、メルカリなどのフリーマーケットアプリの普及によって緩衝材入りの封筒も増えたのです副業として利用している方もいます。

彫金(金属加工)に関しても組み合わせる用のパーツを販売している店舗もあるようです。

最近ダイソーは100円以上のものも普通に売っているので500円で「はんだごて」も売っています。(上野の店舗)

つまり工具のクオリティがいまいちでも技術や知識で補えるのであれば問題ありません。

真鍮の簡単なより線リングであれば材料さえ買ってくれば100円均一の工具で製作可能です。

真鍮のより線リングの製作方法はこちらの記事をご覧ください。

彫金の専門店(工具屋)で販売されている工具を買っておけば間違いないですよね?

これも条件付きで「YES」

専門店で販売されている工具は一つの作業に特化した性能を持った工具が少なくないので、知識が無い状態だと自分のお目当てとは違った工具を購入してしまう可能性がありますし、高額な工具を購入することになるかもしれません。

購入する時は店舗のスタッフの方にしっかりと確認したうえで購入することをオススメします。

彫金などハンドメイドに必要な工具に関してはこちらをご覧ください。

ホームセンターは品数豊富で工具の知識を増やすことに向いている

ホームセンターは品数が多い事とスタッフが多いので工具の知識を増やすことに向いています。

また専門店に置いているような研磨剤も販売していますし、専門店に置かれていないようなDIY的用途として使用できるものもあるのでかなり便利です。

例えば過去に紹介した研磨用コンパウンドなどは控えめの値段で大容量のものを買えるので簡単なお手入れをしたいぐらいであれば1本持っておくだけで長期間使えます。

趣味の範囲の金属加工の研磨であれば、仕事でやっている人間に比べれば作業頻度は低いので一生レベルで使えるはずです。

100円均一と専門店の間を広くカバーしてくれるホームセンター

先述したように100円均一のみ、専門店のみだとカバーしきれない部分があるのでどちらか一方だけで彫金やハンドメイドの独学をするというのは現実的ではありません。

技術も知識もない状態で100均一の工具でハンドメイドに挑戦するとうまくいかない要因が多すぎて上達するかどうか以前の話になってしまいます。

また専門店の工具に絞ると高額なものを揃えなくてはならない可能性があるので敷居が高く感じるのではないでしょうか。

その点ホームセンターを利用するとそこそこの値段で広い用途に使える工具などがたくさんあるので、かなり良いスタートを切れます。

どの程度の作業が必要になるかはハンドメイドに使用する金属によって変わってきます。

これから挑戦する方は加工の難易度や既製のパーツがあるかなどで全く違うのでこちらの記事を参考にしてみてください。

ホームセンターはスタッフが多いので質問しやすい

ホームセンターはスタッフが多いので質問しやすいのも良いポイントです。

実際に筆者が行った店舗だけかもしれませんが、少なくともユニディはスタッフが多いので質問しやすい環境になっています。

たまに全く分からないのにでたらめな回答をするスタッフがいますがそれもまた社会勉強

専門店はスタッフがそれほど多くないので正直質問しづらい雰囲気があります。

実体験として自分が全く知識が無い状態で専門店のスタッフに質問するのはかなり気が重かったですね。

クレームではなく、彫金の工具を売っている店というのはもともと職人や業者など知識を持っている人間が入っていくところなのでそういうものです。(少なくとも20年前はそうでした。)

近年はハンドメイドブームやYOUTUBE動画での彫金の知識の普及でお店の雰囲気も変わってきていますが、完全になくなってはいないと思いますし、初めて行く方は気後れするはずです。

ちなみに昔ながらの雰囲気のお店もあります。(普通に怒鳴られたりするのでオススメしない。)

初心者の方が彫金の知識を増やすために役立つ電子書籍を用意しています。

ホームセンターの方が身近で行きやすい

専門店に比べるとホームセンターの方が行きやすいという事もポイントです。

というのもホームセンターの方が店舗数自体が多いですし、DIY系の工具や材料が手に入るホームセンターであればどこでもいいので近隣にあるホームセンターにとりあえず行ってみるというのは、「専門店に行くぞ。」と意気込んで行くよりもはるかにハードルが低いはずです。

家の近くに彫金の工具屋やハンドメイド専門店がある方の方が少ないでしょうし、個人的にはなんとなくでも行く頻度が高い方が工具などへの知識は増えると考えているのもあってホームセンターをオススメしています。

たまにしか行かないと工具屋に行くこと自体で満足するような本末転倒な状態になります。

Twitterでどこの工具屋で買ったとかでマウント取りあってるつぶやきを見ますが、そんな状態ですね

実際に技術の上達や製作工程の効率化を考えるのであれば使えるものを探してホームセンターをウロウロしたほうがいいと考えています。

もちろん家の近くに専門店があるのであればそっちの方がいいです。

知識を増えてくると専門の工具でも必要なものがわかるようになってくる

工具などの知識が色々と増えてくると自分に必要な工具がなんとなくわかるようになってきます。

例えばネット検索をするにしても全く知識が無いとどんな文言で検索したらいいかもわかりませんが、ある程度の知識が備わってくると既存の知識の単語から関連して検索することが可能になるはずです。

それと同じように知識が増えることで関連した工具を確認するようになりますし、その商品の用途などの説明文からさらに違った知識・単語を知ることができます。

その結果どのようなものが必要か自分で考えるようにもなります。

筆者自身YOUTUBEで動画をアップして製作に必要な工具を書く動画で紹介していますが、作り方が違えば必要ではない工具・必要になる工具が出てくるのでもしかしたら現状持っている工具で可能な製作方法があるかもしれません。

IMULTAでした。

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またこれからハンドメイドを始めようという方は真鍮以外のゴールドフィルドやシルバーを使用するうえでのメリット・デメリットをまとめたこちらの電子書籍をご覧ください。

趣味で作る金属の本格的ハンドメイドアクセサリー、オススメな作り方と金属の種類! ハンドメイドアクセサリー入門

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この記事を書いた人

上谷 俊介のアバター 上谷 俊介 彫金師

彫金萬代表、彫金ブランド「IMULTA」を運営しています。

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