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シルバーアクセサリーは錆びるのか?? 予防とお手入れ。

こんにちは彫金師の上谷です。

彫金やアクセサリーの作り方についてブログを書いています。

基本的にシルバーを素材にしたアクセサリーの製作について書いており、今回は「シルバーって錆びるんですか?」という質問が来たので回答します。

もしシルバーアクセサリーを購入する予定のある方は参考にしていただけると幸いです。

目次

シルバーアクセサリーは錆びるのか??

結論から言うと「日常生活でシルバーアクセサリーが錆びることはありません。」

以前シルバーアクセサリーのお手入れ方法について書いた記事の途中にも簡単に紹介しましたが、普段使っているシルバーアクセサリーが汚れるまたはくすんでいく理由は二つあります。

シルバーが黒ずむ二つの原因

  • 酸化=空気中にある物質が酸素と結合すること。
  • 硫化=硫黄と化合すること。

ただ酸化はガスバーナーで熱した時などに起きる反応なので、日常生活の中で起きることはまずありえません。

まず普段皆さんが見ているシルバーアクセサリーの汚れ・黒ずみは「硫化」という反応の結果です。

大気中の水分と硫化水素に反応して硫化することで黒ずんでいきます。

「温泉にシルバーアクセサリーを着けたまま入ったら真っ黒になっちゃった。」というよく聞くやつです。

「錆びる」と「硫化」の明確な違いは腐食して金属自体が劣化するかどうかです。

錆びは腐食していくので金属自体が傷んでいきますが硫化は表面に膜が出来る反応なので磨き直せばピカピカの状態に戻ります。

硫化を促進させてシルバーアクセサリーを黒くしたのが「いぶし銀」。

銀を黒く燻すには燻し液という薬品と使います。

最近は専用の薬品もたくさん出てきたので手持ちのシルバーアクセサリーを黒くしたい方はこちらをご覧ください。

続いてsilver925などの合金の場合について解説します。

silver925などの合金は錆びるのか??

silver925も錆びません。

silver925は92.5%がシルバーで7.5%が銅で出来ている合金です。

一般的にスターリングシルバーと呼ばれています。(※貴金属の品位について定めているのは造幣局。

スターリングシルバーは元々スターリングポンドという銀貨に使われていた金属が発祥。

99.9%・100%が銀のピュアシルバーはメチャメチャ硫化しやすい(黒ずみやすい)ことから、それと比較して硫化しにくいスターリングシルバー(silver925)が使われるようになりました。

シルバーは純銀(シルバー100%)の状態だと強度的に弱いので強度を高めるために銅を合金します。

合金した銅の部分が酸化してくすんでくるというのは聞きますが私は見たことがありません。

「あ~これは銅の合金の部分がくすんでるんだな。」とかわかりませんよね。

ただ合金の具合(どのような比率で金属を混ぜているか)によっては話が変わってきます。

silver925以外のシルバーの合金の錆び。

シルバー製品にはsilver925以外にも合金が色々とあります。

どのようなものがあるかは以前別の記事で紹介したのでそちらをご覧ください。

・アンティーク系のシルバーは錆が浮いてくるかも。

通常ちゃんと合金されたシルバーが錆びることはありません。

ただ昔一度だけアンティーク系のシルバーでいくら磨いてもシミのようなものが取れないものがあり、錆ができやすい状態にして放置していたら何日か後に錆が浮いてきました。

おそらく合金の段階で不純物が残っていたなどの理由で錆びたと考えられます。(※予想)

あくまで一度だけしか遭遇したことはありませんが、そういったこともあります。

※過去の経験をもとに書いています。

シルバー以外の真鍮や鉄などの金属でもそうですが「錆びやすい=腐食しやすい」という事なので、チャック袋に入れて空気の流れに触れないようにするなど腐食しにくい状況にすれば錆びることはありません。

金属の腐食はアレルギー反応にもつながるので、最近流行りの真鍮アクセサリーは特に気を付けましょう。

シルバーが黒ずむのがどうしても嫌ならロジウムメッキ

シルバーが黒ずむのがどうしても嫌だという人はロジウムメッキ(色はシルバーと一緒)をかけましょう。

以前彫金させていただいたアンタレスのサムレスト部分がロジウムメッキですね。

工賃はメッキをかけたいアクセサリーのサイズや業者ごとの見積もりによって違うので一概にいくらとは言えません。

一回かけておけばそうそう取れないのでどうしても気になる方にはオススメです。

2021年現在ロジウムメッキに使用するメッキ液の値段が高騰しているので業者に頼んた場合工賃が以前の4倍ほどします。

ロジウムメッキが取れるとシルバーは錆びる?

錆びません。

ロジウムメッキが取れようとそもそもシルバーは錆びません。

汚れやすくなるので錆びていると勘違いされているのかもしれませんが錆ではなく硫化して黒くなるだけです。

ロジウムメッキは表面を頑丈にする保護膜の効果も持っていますがどこかに強くぶつけるなど傷が入ると部分的にメッキ膜が取れます。

ロジウムメッキが取れてしまった場合はメッキをかけ直すか自分でお手入れをしてキレイにするかです。

シルバーは傷が入ると汚れやすくなります。

ある程度の傷やへこみはシルバーアクセサリーの味になりますが、気になる方はコンパウンドなどを使って傷消しをしましょう。

家でできるシルバーの傷消しのやり方。

シルバーアクセサリーは錆びるのか??まとめ

日常生活で使用しているだけでシルバーが錆びることはありません。

放置して黒くなるのは硫化です

硫化も身に着けた後に軽く拭くなどすれば少しは抑えることが出来ます。

気になる方はチャック袋に入れましょう。

IMULTAでした。

IMULTAの読む彫金教室

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この記事を書いた人

上谷 俊介のアバター 上谷 俊介 彫金師

彫金萬代表、彫金ブランド「IMULTA」を運営しています。

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