超硬ロータリーバークロスカット

リューターの先端工具について書く。防塵と超削れるロータリーバー。

こんにちは彫金師の上谷です。

今回の読む彫金教室はリューターで使用する先端工具の中でも「削る」作業で使用する先端工具を紹介します。

 ※彫金は製作の関係上かなりの量の金属粉や研磨剤の粉が舞います

石膏を削るような仕事に比べれば大したことはないんですが吸い込んで気持ちがいいものではないので、それなりの粉じん対策が必要になります。

途中で書きますが削った金属が針状になるような工程も中にはあるので、今回紹介する「防塵ボックス」は自分で作るなり、買うなりしましょう。

金属粉が目に入った場合、重症化する場合もあるので医療費がかかる事を考えたら防塵ボックスを買っておいた方が圧倒的に安上がりです。

それでは削るための先端工具と環境づくりについて書いていきます。

これから彫金をやる方の参考になれば幸いです。

リューターの先端工具について書く。防塵と超削れるロータリーバー。

コツコツとリューターの先端工具に関して紹介していく中で、今回は作業を飛び切り効率的にする先端工具の紹介とコスパのいい製作補助道具の紹介です。

使用しているリューターはこちら↓

 

過去の記事でも他の先端工具に関して紹介しているので目を通してくださいね^^

リューターの先端工具について書く、ロールサンダーとシリコン

 

作業中に舞う粉じんの悩み解決

彫金でというかアクセサリー・ジュエリーの製作作業上で、一番粉じんに悩まされるのが研磨や削る作業をしている時です。

・粉じんの舞うタイミング

  • 糸鋸で銀などの地金を切る時
  • ヤスリで削る時
  • リューターやグラインダーで削る、磨く時・最終仕上げの研磨の時

これらの作業中に粉じんが舞います。

特に作業対象の金属をサクサク削れるような機械工具・先端工具は効率化が図れる半面、金属粉が舞いまくりです。

冒頭で少し書いた通り、先端工具をうまいこと使うには作業環境を整えることが重要になってきます。

※甘く見てると本当に病気になります。

 

さて、では粉じんに耐えうる環境づくりには何が必要か?

そう、研磨ボックスです。

 

製品名は防塵ボックスになっていますね、こういった箱の中でやると粉が飛び散らないのでとても健康的な環境で作業できます。

上の商品もちゃんとした企業さんが作っているのでいいものだと思います。

ただ私は「もっと簡単にできるんじゃないの?」と思って作ったのがこちら

研磨ボックス
研磨ボックス

Amazonのダンボールを使用した自作の研磨ボックス。

もともと研磨の粉を抑えたくて作ったので研磨ボックスと呼んでます。

 ・研磨ボックスの材料

  • Amazonのダンボール
  • 透明な下敷き(ダイソー)
  • ガムテープ(家にあるやつ)

材料費:108円

 

研磨ボックス作業風景
研磨ボックス作業風景

ワックスを削る作業をした場合はこのように削りカスが飛び散ることがありません。

飛び散らないのでお掃除簡単。

研磨用にグラインダーを中に入れて作業したくて作ったものなのでちょっと大きめですが、なんせダンボールなんで軽いです。膝に抱えて手元の作業にも使える優れものです。

ちなみに後ろが開くようになっているのでグラインダーを入れる時は後ろを開けて入れてます。

 

ボックス内に霧吹きをして、ダンボールにちょっと水分を含ませておくと溜まった粉が外に出たりもしないので非常に便利です。

簡単に作れますが、わざわざ作る人もいないと思うので市販品をオススメします。

 

※自作工具をオススメする理由

私は仕事で使っていて作業量が非常に多いので、よく工具を使い潰します。

市販品を使い潰しているとコスト的に良くないので代用できるものは自作したもので作業しているため、自然と自作工具をオススメしていました。

作業量が多くない方は市販品を使う事をオススメします。

 

作るのめんどくせーなって人は買いましょう^^

 

趣味レベルでちょっとだけやりたい人ほど防塵ボックスは用意した方がいいです。

飛び散った金属粉や研磨剤の粉はめちゃくちゃ広範囲に飛び散って掃除が大変なので、工房として使う部屋がないのであれば防塵ボックスは必須アイテムです。

 

また「ボックスを使ってるから大丈夫!!」という方は他の作業で粉じんが舞っていることに気づいてないことがほとんどなので、部屋の中の掃除と加湿をしっかりとしましょう。

体壊しますよ^^マジデ

 

卓上掃除機を1台持っておくと掃除する癖がつくのでオススメです。

 

掃除しやすい、片づけやすい環境づくりをする事で作業効率も上がるので防塵ボックスは本当にあった方がいいです。

 

 工具の保管に関してはこちらの記事をご覧ください。

保管上手は彫金上手?作業効率を維持するには下準備から

超硬ロータリーバーで削る

さて環境づくりについて説明したので今回の先端工具を紹介します。

家の近くに彫金の工具屋さんがある方は少ないと思います。

その場合ネットショップの通販を利用するのですが、商品ページを見ていると「商品説明欄なんも書いてないじゃん。」という事がかなりあります。

先端工具の中でも高額なくせに、商品説明欄に何も書いていない工具の代表格がこちら

超硬ロータリーバークロスカット
超硬ロータリーバークロスカット

そう、超硬ロータリーバー系です。

 

 

これはすさまじく削れます。

金属でも信じられないスピードで削ることができますのでかなりオススメです。

キャスト(鋳造)に出した後の湯道の処理なんかあっという間にできますし、先端で結構細かいところまで削れます。

ただ凄い勢いで削れるので使用は気を付けましょう^^;

油断するとあっという間に爪とか持っていかれます…。

どの工具も一緒ですが心配なら作業用のでっかい手袋しましょう。

 

ホームセンターなどで売っている軍手は厚手なので使いにくい感じはしますが、作業中に摩擦熱などで金属が熱くなった時の耐熱用に着けておいたほうが無難です。

特にスパイラルカットの超硬ロータリーバーで削った際に針状になった金属から手を守る意味でも軍手はしたほうがいいです。

もしくはラテックスの手袋、手術中に外科医がするやつ感じのやつ。

 

私はラテックスの手袋が肌に合わないので(アレルギー)、通常の軍手とオフィスの事務員さんとかがしているアームカバーもしてます。

ただグラインダーを使っている時は軍手してると引っかかった拍子に手首を持って行かれるので気を付けましょうね。

 

 

超硬ロータリーバーは値段が高いと言っても1900円ぐらいなんですが(もっと高いのは3000円オーバー)一般的な先端工具が200~300円なのでリューターの先端工具の中では高級品です。

そうなるとやっぱり長持ちさせたいので切削用のオイルは必須です。

作業効率がかなり良くなりますよ^^

基本的に超硬(タングステン鋼)の工具は長持ちする特性があるんですが、だからと言って雑に使ってるとすぐに買い替えなきゃいけないのでオイルを使っておいた方が無難です。

ドリルオイルとラスペネ
ドリルオイルとラスペネ

写真の左のオイルは前から私がつかっていたものでこれでもかなり工具の寿命を延ばすことができます。

ステンレス用と書いてありますが金属なら大体なんでもいけます。

※ロウ付けする前に注意:切削にオイルを使用した場合切った後、削った後にはちゃんと除光液なんかで拭きとってからロウ付けはしてください、油が残ってるとロウ付けできません。

またオイルが残った状態で火を当てると結構臭くなります。

オイルが残った状態で火を当てると火が緑色とか黄色になるのでわかりやすいです。

 

粉じんから身を守るために研磨ボックスの出番

今回紹介する超硬ロータリーバーはシルバーなどを削る作業中にめちゃめちゃ粉が出るので研磨ボックス内でやりましょう。

その上で眼鏡も必須です。

 

クロスカットのものであれば粉状なのでまだいいんですが、スパイラルカットのタイプのロータリーバーは削った金属が針状になって飛び散るので必ずボックス内で作業しましょう。

 

さらに切削能力が高い工具は削る時の負荷もそこそこ高いので当てる角度が悪いと手からすっぽ抜けて飛んでいきます。飛んで行ったものを探す時間も無駄なのでボックス内でやると飛んでいかないというメリットもあります。

ボックス内で跳ね返るだけですからね^^

良かったら試してみてください。

まとめ

今回は防塵ボックスと超硬ロータリーバーについて紹介しました。

削る力が強力な工具はその分粉じんが飛び散らないように環境づくりをしっかりするのが重要になってきます。

 

手作りのボックスを作るかは人それぞれですが、防塵ボックスを用意しないのであれば最低限メガネとマスクはしておく必要があります。

ご自身の使用環境に合わせた工具の選択が重要になりますので、この記事が参考になれば幸いです。

 

IMULTA(@imulta_jewelry)でした。

 

先端工具に関しての記事の一覧はこちらからご覧ください。

リューターの先端工具系の記事まとめ

 

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IMULTA彫金師の上谷

IMULTAというブランドを展開している彫金師の上谷(ウエタニ)のブログです。彫金のハウツーとかお手入れの方法とか嫁さんのあるあるとか勝手気ままに書き連ねてます。気になる事があったら気楽に聞いてください。答えられる事は丁寧に答えます。わかんないことはわかんない。気が向いたら読んでみてください。