超硬ロータリーバークロスカット

こんにちはIMULTA(イムルタ)彫金師の上谷です。

最近は花粉症に悩まされ始めましたがお仕事は順調です。

彫金は製作の関係上かなり粉が舞います、石膏を削るような仕事に比べれば大したことはないんですが吸い込んで気持ちがいいものではないのでそれなりの粉じん対策が必要になります。

今回はそこのところを書いていきます。

リューターの先端工具~削る②

コツコツとリューターの先端工具に関して紹介していますが今回は作業を飛び切り効率的にする先端工具の紹介とコスパのいい製作補助道具の紹介です。

過去の記事

IMULTAの彫金製作ハウツーラボ

彫金のリューターで使用する先端工具について書いています。こちらは入門編、先端工具についてまだあまり知らない方にオススメで…

粉じんの悩み解決

彫金でというかアクセサリー・ジュエリーの製作作業上で一番粉じんに悩まされるのが研磨や削る作業をしている時です。

糸鋸で銀などの地金を切る時やヤスリで削る時、さらにはリューターやグラインダーで削る、磨く時・最終仕上げの研磨の時なんかは研磨剤がそこら中に飛び散ります^^;

特に作業対象をサクサク削れるような先端工具は効率化が図れる半面粉が舞いまくりです。

工具をうまいこと使うには作業環境を整えることも肝心です。

さてでは粉じんに耐えうる環境づくりには何が必要か?

そう研磨ボックスです。

製品名は防塵ボックスになっていますね、こういった箱の中でやると粉が飛び散らないのでとても健康的な環境で作業できます。

上の商品もちゃんとした企業さんが作っているのでいいものだと思います。

ただ私は「もっと簡単にできるんじゃないの?」と思って作ったのがこちら

研磨ボックス
研磨ボックス

Amazonのダンボールを使用した自作の研磨ボックス。

もともと研磨の粉を抑えたくて作ったので研磨ボックスと呼んでます。

材料

  • Amazonのダンボール
  • 透明な下敷き(ダイソー)
  • ガムテープ(家にあるやつ)

材料費:108円

研磨ボックス作業風景
研磨ボックス作業風景

ワックス作業するとこんな感じです、飛び散らないのでお掃除簡単。

研磨用にグラインダーを中に入れて作業したくて作ったものなのでちょっと大きめですが、なんせダンボールなんで軽いです。膝に抱えて手元の作業にも使える優れものです。

ちなみに後ろが開くようになっているのでグラインダーを入れる時は後ろを開けて入れてます。

 

市販品を買うのもいいと思いますが、私は自分で大きさが調節できる自作のダンボール研磨ボックスがおすすめです。

すぐに作れるから雑に使っても大丈夫だし。

作るのめんどくせーなって人は買いましょう^^

研磨ボックスに関してはここまで。

 

 

超硬ロータリーバーで削る

では今回紹介する工具はなにか?

通販で彫金工具を購入する方で「商品説明欄なんも書いてないじゃん。」と困った方もいると思います。

先端工具の中でも高額なくせに何も書いていない工具の代表格がこちら

超硬ロータリーバークロスカット
超硬ロータリーバークロスカット

そう、超硬ロータリーバー系です。

これはすさまじく削れます、金属でも信じられないスピードで削ることができますのでかなりオススメです。

キャスト(鋳造)に出した後の湯道の処理なんかあっという間にできますし、先端で結構細かいところまで削れます。

ただスゲー削れるので使用は気を付けましょう^^;

あっという間に爪とか持っていかれます…。

まぁこれはどの工具も一緒ですね。心配なら作業用のでっかい手袋しましょう、私は作業しづらくなるのでしないですけど。

ホームセンターなどで売っている軍手は厚手なので使いにくい感じはしますが、作業中に摩擦熱などで金属が熱くなった時の耐熱用に着けておいたほうが無難ですし、スパイラルカットの超硬ロータリーバーで削った際に針状になった金属から手を守る意味でも軍手はしたほうがいいです。

もしくはラテックスの手袋、手術中に外科医がするやつね。

残念ながら私はラテックスの手袋が肌に合わないのでできません。

私はなんだったら軍手とオフィスの事務員さんとかがしているアームカバーもしてます。

 

話を戻します。

超硬ロータリーバーは値段が高いと言っても1900円ぐらいなんですが(もっと高いのは3000円オーバー)一般的な先端工具が200~300円なのでリューターの先端工具の中では高級品です。

そうなるとやっぱり長持ちさせたいので切削用のオイルは必須です。

作業効率も良くなりますよ^^

基本的に超硬(タングステン鋼)の工具は長持ちする特性があるんですが、だからと言って雑に使ってるとすぐに買い替えなきゃいけないのでオイルを使っておいた方が無難です。

ドリルオイルとラスペネ
ドリルオイルとラスペネ

写真の左のオイルは前から私がつかっていたものでこれでもかなり工具の寿命を延ばすことができます。

ステンレス用と書いてありますが金属なら大体なんでもいけます。

※ロウ付けする前に注意:切削にオイルを使用した場合切った後、削った後にはちゃんと除光液なんかで拭きとってからロウ付けはしてください、油が残ってるとロウ付けできないです。

あとオイルが残った状態で火を当てると結構臭いwww

オイルが残った状態で火を当てると火が緑色とか黄色になるのでわかりやすいです。

 

粉じんから身を守るために研磨ボックスの出番

今回紹介する超硬ロータリーバーはシルバーなどを削る作業中にめちゃめちゃ粉が出るので研磨ボックス内でやりましょう。

その上で眼鏡も必須です。

クロスカットのものであれば粉状なのでまだいいんですが、スパイラルカットのタイプのものは削った金属が針状になって飛び散るので必ずボックス内で作業しましょう。

さらに切削能力が高い工具は削る時の負荷もそこそこ高いので当てる角度が悪いと手からすっぽ抜けて飛んでいきます。飛んで行ったものを探す時間も無駄無駄無駄ァッ!なのでボックス内でやると飛んでいかないというメリットもあります。

ボックス内で跳ね返るだけですからね^^

今回はこれぐらいで!!

参考になれば幸いです^^

では最後にいつも通り宣伝です。

今後のスケジュール

 

7/20~7/21(土日)

Hand Made Japan Fes 2019

in東京ビッグサイト

 

 

超硬ロータリーバークロスカット
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IMULTA彫金師の上谷

IMULTAというブランドを展開している彫金師の上谷(ウエタニ)のブログです。彫金のハウツーとかお手入れの方法とか嫁さんのあるあるとか勝手気ままに書き連ねてます。気になる事があったら気楽に聞いてください。答えられる事は丁寧に答えます。わかんないことはわかんない。気が向いたら読んでみてください。