研磨用先端工具タンポポ

リューターの先端工具について書く、磨く編~132

こんにちはIMULTA(イムルタ)彫金師の上谷です。

独学で彫金を始めて15年たちまして現在はIMULTA(イムルタ)という自分のブランドを立ち上げて彫金師をやっている上谷です。

今回は彫金で使うリューターの先端工具、磨く編。

多分途中で色々脱線するんですけど、興味のある少数派はどうぞお読みください。

アクセサリー作り・ジュエリー製作に役立てば幸いです。

 

リューターの先端工具、磨く編

はい、初回は削る、前回は穴を開ける、今回は磨くです。

使用するリューターはこちら

安定感抜群のリューターであちこちでオススメされている定番のリューターです。

 

研磨用先端工具タンポポ
研磨用先端工具タンポポ

↑いきなりですがこのタンポポポイントは非常に便利です。正式名称は綿糸バフ・または用途一緒でソフトフェルトバフ。

「毛がまき散らされることに定評のある」綿糸バフ。

どちらも使用頻度が非常に高いので一回に10個ぐらい買ってます。

リューターで磨くのは一般の方が思うよりもピカピカになります。

「ハンドメイドだったらここまでは必要ないわ^^;」という方もいると思うのでなんとなく読んでください。

 

とりあえず前回までの先端工具系のブログを読んでみたい方は下のリンクからどうぞ。

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※今回はリューターの研磨系の先端工具について書く投稿なので

グラインダーに関しては触れません、そのうち書くかもしれませんが気になる方はご自身でググってくださいね^^

 

ソフトフェルトバフを使う時のワンポイントはこちら↓

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研磨用先端工具タンポポ

 

シリコンポイントで磨く

削る編のブログでも登場したシリコンポイントですが磨くのにも使えます。

荒仕上から最終仕上げまで粗さが分かれているのでなんやかんやピッカピカにすることができます。

荒仕上のシリコンポイント
荒仕上のシリコンポイント
シリコンポインター
シリコンポイント

 

荒仕上げは削るためのものなので磨くことはできません。

写真二枚目の中仕上げ(オレンジ色っぽい方)のシリコンポイントでもかなりピカピカになります。

シリコンポイントは磨く系の先端工具の中でも研磨剤なしで磨けるのが特徴なので

なんとなくハンドメイドで磨いてみたいという方にはかなりオススメです。

今研磨剤のお値段が上がっているのでいろいろ揃えると高くなりすぎるし、、、

 

ほとんどのシリコンポイントは先端のシリコンの部分だけ付け替えができるタイプです。(メーカーとか用途によって違いますが、詳しくはお店で店員さんに聞いてください。)

練習のうちは難しく考えずに使いつぶすぐらいの感覚でガンガン使った方が間違いなくうまくなります。

 

EVEシリコンポリッシュ
EVEシリコンポリッシュ

私はほぼネットで買わないので御徒町に用事があった時についでに寄って1回に10個ぐらい買ってます。

いざ必要になった時にネットで買って送料がかかる、または御徒町までの交通費がかかるのを考えた場合、10個買っても500円ぐらいなので用事ついでに買っておいた方が安上がりでお得です。

 

目の粗いシリコンポイントほど減りが早く、最終仕上げのシリコンポイントは全然減らないです。

※減る=消しゴムのように使った分だけ減ります。

なのでシリコンポイントをうまく使えると研磨剤の節約にもなります。

画像で写ってる白い荒仕上のシリコンポイントはすごい勢いで減るので頻繁に買います。

 

 

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シリコンポインター

 

 

ミゼットバフ

タンポポの綿毛のような形をした先端工具で、タンポポポイントと書いておいてある工具屋さんもあります。

結構お店によって名前違う場合があります。ネットショップだとミゼットバフと検索すれば出てきます。

なので写真で「あ~、こういうのね。」って感じで

ミゼットバフ
ミゼットバフ

触るとわかるのですが色によって毛の硬さが違います。

軽く当てることで光沢を抑えた梨地仕上げなども可能です、ただちょっと大き目なんで小さいアクセサリーには向いてないです。「この部分だけ荒らしたい。」は無理。

スゲー慎重にやればできますけどね、ただそんな事に神経使うぐらいなら細かいところに使える先端工具そろえた方がいいですよ、絶対に。

写真の灰色のものが結構目の細かいミゼットバフなんですが、ある程度傷も消せるし研磨剤なしでもそれなりにきれいに磨けるので全体的にざっとかけるのに便利です。

あとミゼットバフは結構荒く使ってもそこまで減らない、これ重要。

写真のものはまだ使い始めなのでもっさりしてますが使っているうちに毛が抜けて小さくなっていきます。

使用後のミゼットバフと使用前のミゼットバフ
使用後のミゼットバフと使用前のミゼットバフ

右と左は同じ種類のものです、使い続けるとこのぐらい小さくなります。

この後書く研磨ディスクは毛の減り具合が半端ではないので正直用途は微妙に違っても、アクセサリー・ジュエリーの表面にかけるならミゼットバフの方がおすすめです、なんせコスパがいい。

ただ毛の硬いミゼットバフは回転数を上げすぎて当てた時に飛んだ毛が刺さることもあるので、作業中は肌を露出しないようにしましょう。

ちなみに私はリューターを使う作業中は絶対に眼鏡とマスクをします。注意一秒ケガ一生。

 

研磨ディスク

研磨ディスク
研磨ディスク

はい、コスパの悪い研磨ディスクですね。

例によってお店によって呼び方違うので

スパイラルホイール

って書いてありますね、カッコイイ。

まぁこれはメーカーが研磨ディスクって言ってんだから研磨ディスクが正式名称でしょう。

この3Mっていうメーカーさんは研磨フィルム(ラッピングフィルム)や、ワックス成型に使えるスポンジ状のヤスリも出しています。めちゃくちゃ便利なのでチェックしてみてください。

研磨フィルム(ラッピングフィルム)はホームセンターにも置いてます、ない場合は取り寄せを頼めばいいと思いますよ。

 

研磨ディスクは使いどころを考えないとコスパが悪い

研磨ディスクですが使う場面がよくわかっていないで使うと、とてもコスパが悪いです。

彫金作業の場面場面で使い分ける必要のある人用、はっきり言ってプロ、またはハンドメイド上級者向けです。

 

基本的に研磨ディスクは5種類ぐらいあってそれぞれ仕上がりの粗さで色が分かれています。(※違うメーカーだともっと種類があります。)

黄色→青→ピンク→緑の順に使って仕上げていきます、研磨剤は使いません。

あと茶色があるけど私は茶色は端折ってます。

 

一個前に書いたミゼットバフが細かい部分に使えないのと反対に細かい部分にも入り込んで磨くことができます。

基本的にマンドレールに1~3個ぐらい挟んで使うので、画像の感じだとストックがどっさりある感じになってますが映っている程度の量だとすぐ無くなってしまうような工具です。

研磨ディスクはリューターの回転数を調整しながら使わないとあっという間に毛の部分がなくなってただのゴムになります。毛の部分に砥粒が付着しているので小さく毛がなくなった状態だとむしろ傷が入ってしまうので素直に廃棄しましょう。

 

細かいところに入れる時は一個に着けなおすなど使い方に工夫が出来るという部分がミゼットバフとの違いといえるでしょう。

アクセサリー・ジュエリー製作の場面で言うとリングの内側だったり凹凸の多いモチーフのくぼみの部分を磨くのに向いています。

一番荒い黄色い研磨ディスクは金属の角を落とすのに向いてると言われますが、しっかりとヤスリなどで仕上げた金属の角は油断すると人間の指が切れる程度には鋭くなっています。

そのまま回転数を上げた状態で研磨ディスクをリングなどの角に当てると一瞬で毛がなくなります。

またリューターの回転方向もちゃんと確認してから使ってください。

毛の流れに逆らった回転のまま当てるとこれも一瞬で毛がなくなります。

飛んできた毛が顔に当たると結構痛いです、メガネとマスク必須。

わざわざ御徒町まで買いに行って帰ってきて作業したら一瞬で500円分ぐらいの研磨ディスクが無くなるのは…崩れ落ちる^^;

 

先ほども書いた通り、便利な工具ではあるのですが使う場面と使い方を知らない状態で使うと、ただただコスパが悪いものに感じるので、自分の中で使うポイントを確認するためにちょっと使い込む必要があります。

初心者には正直オススメできません。

色々と工具を買いそろえていて「色々工具あるけどこの作業は研磨ディスクじゃないと厳しいな。」というのがあって使うような工具です。

 

使ってみないとよくわからないものではありますが、一度ミゼットバフと並行して使うと意味が分かります。

ロストワックスで凹凸の激しいスカルとか作ってる方はキャスト(鋳金)した後に頻繁に使うでしょうけどね。

ここまで書くと逆に使ってみたくなる人もいると思うのでどうぞ試してみてください。

私は仕事で使うので工具の持ちとか色々考えて使いますが、ハンドメイドのリングとかをたまにササッと軽く磨きたいという事であればおそらく一番便利です。

研磨ディスクを使うポイント

  1. リューターの回転数を上げすぎない。回転数低めがオススメです。
  2. リューターの回転の向きを確認する
  3. 一か所にぐりぐり当てるような使い方は向いていないので毛先でサーっと浚うような感じ。
  4. ピンピンに尖ったところには当てない、一回角に軽くヤスリがけしてからの方がいいです。毛が吹っ飛びます。

 

 

研磨ブラシ

研磨ブラシ
研磨ブラシ

研磨ブラシは普通に手で持って使うブラシの毛がリューターで使える先端工具についたものです。

真鍮ブラシ・豚毛・山羊毛といったように毛の硬さによって使い分けます。

汚れを掻き出すようなときは研磨剤はつけません。

 

細かい部分の汚れの掻き出し、研磨仕上げ、結構広い用途で使えるだけの汎用性があり、減りもそこまで早くないので結構便利です。

写真の一番手前のブラシは左にある白いブラシに研磨剤を付けて使っていて小さくなったものです。

 

リューターの回転数を上げすぎなければ初心者でも使いやすいのでお勧めできます。

普通に便利なのでこれ以上はありません。これは慣れるだけ。

 

燻し加工(溝の部分を黒くする加工)のあとに黒光りさせるために使うととっても便利です。

真鍮ブラシがついた物だけは抜けた毛が肌に刺さる事もあるので肌を露出しないように気を付けましょう。

バフ

バフ
バフ

コットンを使ったものやセーム革を使ったものなどがあります。

好みによって違ってきますが個人的には冒頭の写真のソフトフェルト・綿糸を使ったものが最終仕上げには向いていると考えています。

硬めのもので磨いて傷消しなどもまとめてする方もいますが、バフは研磨剤との兼ね合いで使用するものが変わってくるので一概にどれがいいというのが言えません。使ってみて自分に合うかどうかが重要です。

私はソフトフェルトに研磨剤は青棒を使って磨いています、超一般的。

青棒は油分が多めなので最後の洗浄で洗浄液を多めに使ったりとコスト的には一長一短です。

セーム革やコットンのバフはロウ付けの後に、「焼け」が起きている部分の膜を除去するのに使っていますが、最近はキサゲで表面を処理した後にコンパウンドで傷を取って研磨しているのでほとんどソフトフェルトのみ使用しています。

硬めのバフは強くかけすぎるとアクセサリー・ジュエリー自体を傷つけるのでお気を付けください。

あとバフをかける時は研磨剤がめちゃくちゃ飛び散るのでマスクは必須ですし、もしちゃんとやる方はダンボールなんかを使って研磨ボックスを作った方がいいです。

 

↓この投稿に研磨ボックスの作り方を書いてます。

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リューターの先端工具
リューターの先端工具

小さく分けているのはその日の作業で使うものとか種類で分けるためです、

リューターの取り付ける部分がバッターボックスだとしたらベンチやネクストバッターズサークルのような感じです。

市販品の方がオシャレではあるので机の上をキレイにまとめたい人はHarp(メーカー)のバースタンドをオススメします。

 

 

まとめ

磨くための先端工具だけでも結構種類がありますね。

「バフ」を使う時は研磨剤が合わせて必要になりますがシャレにならん勢いで飛び散るのでなんとなくで買うのはやめた方がいいと思います。

大まかな説明になっているので参考になるかはわかりませんが、ハンドメイドの範囲でササッと磨きたい方には

シリコンポイントがオススメです。

 

IMULTA(@imulta_jewelry)でした。

 

彫金を施したスターリングシルバーのzippo
彫金を施したスターリングシルバーのzippo

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