丸カンをペンチでつなげるようなハンドメイドの作業と違い、彫金をやり始めるとケガをすることが多くなります。
作業自体に金づち・糸鋸・ガスバーナーなどケガの原因になるような工具が多くなるので当然と言えば当然ですが、「自分がケガをするかもしれない。」という認識を持ってやらないと予想外の大けがを負ってしまうことがあります。
筆者は独学で始めたのでケガをする可能性がある作業などは特に気を付けて作業してきましたが、それでもいろいろとケガをしてきました。
今回は彫金をやっててやらかした失敗エピソードです。基本ケガとかですね。
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ケガとは切っても切れない彫金作業での痛かったエピソードまとめ
想像すると「ひゃあ~痛そう~泣」ってエピソードもあるので
そういうのに耐性がなくて想像力がたくましい人はゾワッとくると思うので読まないほうがいいです。
細かく書くと痛々しいのでサラッと書きます。
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彫金作業で眼を傷めた編
筆者は基本的にメガネをかけてるんですが伊達メガネでパソコンメガネです。
以前参加したデザフェスでも「こんなに細かい模様彫っていて眼が悪くならないんですか?」なんて言われたんですが視力は1.0あるのでそんなに悪くありません
メガネをかけている理由は、彫金で彫った時の金属片(一応専門用語で彫り粉(ほりこ)なんて呼びます)が目に入らないように、彫金の他の作業でも目をガードするために常に着けています。
「ちょっとした作業だからいいや~^^」とメガネなしでちょっと彫ったら、そんな時に限ってステンレスのカケラが目に入って大騒ぎしたのでそれ以来ずっとメガネをかけるようになりました^ ^
どのぐらい大騒ぎだったかはご想像にお任せします。
ちなみにすんごい粉が舞う時は冗談抜きで救助隊の方が使うようなゴーグルを使っています。↓
また彫金でジュエリーなんかを彫ると照り返し(彫ったあとのキラキラ光る状態)が出来るので長い事ずっと作業してるとホントに目が疲れます(^^;;
それを防ぐためにもパソコンメガネはちょうどいいので「彫金やり始めたけど目がすごい疲れる。」という方はパソコンメガネをかけるといいかもしれませんね^ ^
ちなみにJin’sのパソコンメガネを使ってます。
ガスバーナー・松脂のヤケド編
このブログでも過去に何回も「彫金を独学でやるなら火事に気をつけて下さい。」と書いているのはガスバーナーの使用頻度が非常に高いからです。
彫金で火を使う工程と言えば代表的なものはロウ付けですが火を使う上での安全対策や防火用具を紹介しています。
頻繁に使用するだけあって筆者自身ヤケドの経験は何度もあります。
軽度の火傷でいうとロウ付け作業をした直後のアツアツのバーナーの火口に触って火傷しました。
ロウ付け作業が終わったらバーナーを置きます。
バーナーを置いたらロウ付けしたジュエリーにばかり気がいって、あれこれ作業してるうちに熱々のバーナーの先端に腕が触れてヤケドしました^^;これは結構彫金師あるあるです。
次にちょっと深刻なヤケドで言うと松ヤニを調整している時です。
松ヤニについての投稿の時も書きましたが松ヤニの硬さを調整する時はオリーブオイルなどを混ぜて粘度を調整します。
熱々の松ヤニはトロットロになります。
新しいヤニ台を作っている時にトロトロになった松ヤニが指にかかってしまいかなり深刻なヤケドになりました…、
そのあとの処置が良かったので跡にはなりませんでしたが(跡にならなかったと言うか跡になるような部分が全部取れたと言うかヽ(´o`;)
サラッと書いてますが人によっては見たら悲鳴をあげるようなヤケドです。
高温になるものを使う作業はヤケドしやすいので独学でやるなら始めのうちはメチャクチャ気をつけて下さい。
ちょっと慣れてきたな~ぐらいの時が一番危ないというのを忘れないようにしましょう。
たまに「彫金のヤケドは仕事の勲章だ‼︎」みたいなこと言う人がいますけど、ヤケドはただの不注意でマヌケです(筆者含め)。
特に最近は女性の方で彫金やってみたいと言う方がいますが
彫金作業の不注意で負うケガは結構跡が残るタイプのケガなので超気をつけて下さいね。
またガスバーナーを使用する場合は火事の危険性もあるので安全に十分気を配って行ってください。
ハンマーによる内出血編
これもあるあるです。
指輪とかの形を作っていくときに金槌・木槌・ゴム槌などでカンカン叩いていくんですが
慣れない内は
「あれ?指を叩こうとしてたんだっけ?」ぐらいの頻度で指を叩きます。
ガッツリ紫色になるレベルで内出血するのでかなり痛いです。
そもそも指を叩かなければいいんで気をつけましょうね。
初めのうちは気を付けていても絶対やる失敗です^^
基本的に鎚目のアイテムとかワークショップでやってる人がやってしまってる印象です。
糸鋸で切る編
糸鋸を使った作業をしているとスリ板を使い慣れていないうちは銀材などを切った勢いで指を切ることがあります。
そのままスリ板をちょっと切るぐらいの感覚で糸鋸を動かすと指に刃が当たらないのでこの失敗はなくなります。
余談ですが仕事で急いでギコギコやっていたら折れた糸鋸の残った刃を親指に突き刺したことがあるので糸鋸の作業はノンビリやったほうがいいです。
急いだり雑にやったりする時に限ってケガします。
今回の内容を動画でも解説しているのでお時間のある方はご覧ください。
彫金で気を付けることまとめ
ちゃんと思い出せば他にも色々とケガがあったと思いますが、
今回紹介した失敗は大体は丁寧に時間をかけて周りを見ながら作業すれば負わないケガなので
手や腕にあとを残したくない方はゆっくりと慌てないで作業が出来る環境作りをする事をオススメします。
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