毛彫りタガネでインディアンジュエリーのフェザーの模様を彫り入れる前の知識を補充

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今回はフェザーの模様の彫り方の質問に関しての解説です。

彫り方を質問されたのですが、フェザーを作りたいと思った方が一番最初に見る動画になるかもしれませんので毛彫りタガネを使用する方法の他にスタンプワークについても合わせて解説しています。

彫金は基本的に練習をしないと出来るようにはなりませんので「聞いただけで出来るようにならないのはおかしい。」とお考えの方は時間の無駄になるのでご覧にならないでください。

目次

彫るという作業を練習するにあたって必要な知識と考え方

▼動画で見たい方はこちらからご覧ください。

高評価よろしくお願いします。動画に関する感想や質問は動画のコメント欄へお書きください。

彫金でフェザーを作る場合羽根(羽毛)の模様をスタンプワークで刻印していくか毛彫りタガネで彫り入れていきます。

インディアンジュエリーでは鑿を使う事はあっても毛彫りタガネを使う事はないので基本的にスタンプワークで模様を入れていきます。

今回はInstagramで「フェザーの模様の彫り方を知りたい」という質問を頂いたので毛彫りタガネで模様を入れる場合の前知識として解説します。

個人的にはスタンプワークの方が挑戦しやすいうえに本来のフェザーの模様の入れ方として正しいと考えているので、これからフェザーのハンドメイドに挑戦するという方にはスタンプワークをオススメします。

実際のフェザーの製作方法(初級)はこちらの記事をご覧ください。

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彫りにこだわりがないのであれば初心者にはスタンプワークがオススメ

前項から描いている通り初心者にはスタンプワークをオススメします。

今回質問いただいた方はすでにスタンプワークで製作していて今後毛彫りに移行したいという事で質問をいただいていますが、これから初めてフェザーを作りたいという方が最初から毛彫りタガネでの彫りに挑戦するのは少しハードルが高いので「どうしても彫りで模様を入れたい」というこだわりがないのであれば、スタンプワークの方が挑戦する敷居が低いのでオススメです。

市販のスタンプを購入するか自分でスタンプを製作しましょう。

もし彫金教室などに通っているのであれば希望の形のスタンプを講師の方に作ってもらいましょう。(※彫金教室だったらフェザー製作用のスタンプがあるはず。)

ではスタンプワークの良い所とちょっとめんどくさい所の紹介です。

メリット:スタンプワークの方が製作に時間がかからない

彫金で模様を彫り入れていくよりもスタンプワークで模様を叩きいれていく方が製作時間がかかりません。

一本線を彫り入れるのに何回もタガネを叩いて彫り進める毛彫りタガネと比べてスタンプは重めのハンマーで一回叩けば一本筋が入ります。

傾けて食い込ませながら模様を入れていくとしても数回叩くだけでキッチリ模様が入るので単純に作業が楽です。

自分が製作したフェザーを販売したい方で製作コストを抑えたいという事であればスタンプの方が優れている面が確実にあるという事です。

毛彫りの場合は製作に数倍以上の時間がかかるので、販売するのであればそれなりの値段で売らないと割に合いません。

デメリット:スタンプワークは複数のスタンプを用意する必要がある

前項で書いた「時間がかからない」というのは一本の同じスタンプを連続して刻印する場合になります。

もし長さや曲がり具合の違う色々な曲線を刻印したい場合は、それに応じたスタンプをすべて作る必要があります。

一度作ってしまえば今後永久に使用できるのである意味お得ですが、最初に作る時は非常に手間がかかりますし単純に大変です。

毛彫りタガネで彫り入れる場合は、練習が必要になるものの線の長さやカーブの具合など自分の動かし方一つでいくらでも好きな線を彫れるので表現の自由さが全く違ってきます。

初心者が毛彫りタガネの練習をする場合のオススメの太さ

初心者にオススメの太さの

初心者が毛彫りタガネの彫り練習に挑戦するのであれば1.2~1.5mmの太さがオススメです。

細くても1.0mm以上。

※強制する気も議論する気も全くないので参考にしたい方だけ参考にしてください。

細い線を彫りたくても細い毛彫りタガネを使うのはかなり慣れてから

細い線を彫りたいから細い毛彫りタガネを使うというのは間違いではありませんが、それほど正しくもありません。

1mm以上の毛彫りタガネを使っても細い線はいくらでも彫り入れることができます。

実際はタガネを成形する際のアタマの形がポイントになります。

特に0.3mmのタガネはすぐに欠けたり折れたりするので初心者はまず使えません。

何故かというと叩く力加減や角度を知らないから。

最低限の力加減を覚えるためにも1mm以上の太さの毛彫りタガネから練習することをオススメします。

フェザー自体の製作方法はこちらの記事をご覧ください。

毛彫りタガネの基本的な練習方法はこちらをご覧ください。

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この記事を書いた人

上谷 俊介のアバター 上谷 俊介 彫金師

彫金萬代表、彫金ブランド「IMULTA」を運営しています。

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