MENU

【ハンドメイド】シルバーリングを作る時はどんな作り方の指輪にするかがポイント

磨き途中のアルミの指輪

シルバーでリング(指輪)を作る時はどんな作り方をするかが難易度を大きく分けます。

最近はハンドメイドの流行で色々と質問をいただくことが多くなってきました。

以前のあげた「ハンドメイドで金属加工を始める時に気を付けた方がいい時の記事」と少し被っている内容になるのですが、シルバーアクセサリーでリングを作る時のポイントを紹介します。

今まで指輪の作り方を紹介した記事ではそれぞれポイントとして紹介している内容にもなります。

シルバーで指輪を作る時に難易度が変わってくるのがどのようなところになるのか参考にしていただけると幸いです。

目次

シルバーリング・アクセサリーの製作難易度をきめる作り方のポイント。

鍛金で作ったティアラ
鍛金で作ったティアラ

まずこの記事を読み進めるにあたって前提となる事を解説します。

  • 難しい作り方をすると大変
  • 便利な道具がないと大変

「作るのが大変」と「出来ない・作れない」は同じ意味ではありません。

難しい作り方をすると大変

こんな感じで書くと「なにを当たり前のことを言ってるんだ。」という方もいると思いますが、これは非常に大事なことで失念されている方も少なくないはずです。

シルバーリングだけでなくアクセサリーを作る時みんな自分の作りたいものがあって普通は最初にそのアクセサリーの作り方を調べます。

つまりこういったアクセサリーを作りたいという欲求が先にあるので難易度の事は後回しになっている事がほとんどです。

※みんなじゃないけど。

筆者が独学で彫金を始めた頃は完全にこの難易度を度外視した状態でしたねww

なんの知識もないのに本を見てタガネの研ぎに挑戦していたのでハッキリ言って超無謀でした。

ただ結果として出来るようにはなっているので出来ないわけではありません。

以前の記事で難易度の高い技術は避けた方がいいですよと書いた通り、技術の習熟が伴っていない状態で作ろうとするとめちゃ大変です。

料理で例えると、まともに包丁を持ったことない人間が美しい飾り切りに挑戦しているような状態です。

レベル1でバラモスは倒せない的な。

シルバーアクセサリーに限らずしっかりとしたものを作るにはそれなりの技術が必要になります。

便利な道具(工具)がないと大変

どんなハンドメイドでも同じようにそれぞれのジャンルで便利な道具・工具というのが開発されています。

当然彫金・アクセサリー作りでも同じです。

そして総じて便利な道具というのはそれなりのお値段がします。

お金をかけたくないとなるとその分技術に頼ることになるので初心者にはオススメできません。

色々とブログを書いてきて「簡単に作りたい、お金をかけたくない。」という質問を5億回ぐらいいただきましたが、この欲求を初心者が両立させたうえで手の込んだシルバーアクセサリーを作るのはハッキリ言って無理です。

技術を身につけて難しく作るか、お金をかけて工具のパワーで簡単に作るかです。

長くなりましたが、ここまでが今回の記事で前提になるお話。

シルバーリング(指輪)をハンドメイドするうえで、使う技術で難易度が変化する

では実際にどんな作り方をした時にどの程度難易度が上がるでしょうか?

時間がかかる・技術が必要などはデザインにもよりますが、細かく複雑にすればさらに難易度が上がるという考え方でいきます。

今回難易度を分ける方法はこちら。

  • 透かし模様など糸鋸を使った技法。
  • ロウ付け
  • シルバーリングの磨き
  • リューターの使用

透かし模様など糸鋸を使った技法。(難易度アップ

作りたい指輪の寸法に合わせたシルバーを購入すれば実は糸鋸を全く使わなくても製作が可能な場合もあります。

指輪を作る時に糸鋸を最低限使うのは指輪を希望の長さに切って合わせる工程です。

シルバーを切るのも電気ノコギリを使えば一瞬で終わりますが、電気ノコギリはそこそこのお値段がするので趣味レベルではまず買う人はいないと思います。

糸鋸
糸鋸

画像のような糸鋸を使ってギコギコと切ります。

真っすぐ切れない場合はガタガタになっている部分をヤスリで削って整えるので、思い通りに切れない限りは全てのデザイン箇所をヤスリで削る必要があるので、それだけで細かいデザインの場合は手間がかかるのがわかると思います。

糸鋸の使い方はこちらをご覧ください。

細かい模様にすると難易度が跳ね上がる透かし模様の指輪

以前アルミの透かし模様の指輪を作る時にも書いた通り、細かい模様を切り抜くとなると難易度が跳ね上がります。

出来ない事はありませんが必要な道具も増え、技術的・時間的にも非常に大変です。

透かし模様を入れる時に使いやすい「すり板」などもありお金をかけることで効率的製作するなど色々と準備するのをオススメします。※すり板はそこまで高くありません。

おそらくハンドメイドで指輪を作ってみたいという方はオシャレな指輪を見て自分で作ってみたいと考えると思うので、一発目に作ってみたいと思うものが結構難易度が高いはずです。

ハンドメイドを始めてすぐに挫折する人は自分で入り口を難しくしてしまっている可能性があります。

彫金に使う道具一覧

ロウ付け(難易度アップ

ロウ付けの後に磨いたシルバーリング
ロウ付けの後に磨いたシルバーリング

ロウ付けは火を使ってシルバーなどの金属同士ををくっつける技法で溶接の一種です。

ロウ付け自体の詳しい説明はこちらをご覧ください。

まず火を使うにあたって色々と部屋が燃えないように準備するためのものがあります。

安全にロウ付けをするための道具

  • 耐火レンガ
  • セルストーン(これは耐火レンガで代用してもOK)
  • 防火スプレー

これらを用意できない、お金をかけたくないから用意したくない方は多分家が燃えます。

指輪を作る時もリング状にするにあたって一か所はロウ付けする必要があるので用いられますが、道具を揃えればすぐにできるものでもないので練習が必要になる技法です。

過去に色々と解説しているので参考にしてもらえれば効果的に練習が出来て習得も早くなると思います。

ただロウ付けは「簡単に作りたい」という欲求には全く合わないので、気軽に挑戦した方はそもそも用いない方がいい技法と言えるでしょう。

その場合はフリーサイズリングにすればとりあえず形にはなるので、まずはフリーサイズリングを作ってみることをオススメします。

ロウ付けの練習をするには

ロウ付けした銀線
ロウ付けした銀線

ロウ付けは全体的に金属を熱して行うので、初めて行う方は金属が熱されていく感覚がつかめないと思います。

そのためにはまず大きなものと小さなものでどのような違いがあるかを知るとその感覚が養いやすいです。

過去にピアススタンドの作り方銀線を使ったシルバーリングの作り方を紹介していますのでそれらを参考にしてみてください。

※ピアススタンドはスタンドの接合部分のロウ付けです。

ロウ付けに使用するロウ材には昔はカドミウムが含まれていましたが、健康被害があるので最近販売されているロウ材には含まれていません。

心配な方は販売店に問い合わせるかカタログに記載されている情報をチェックしましょう。

ロウ付け箇所が増えるとロウ材の使い分けをしたり温度管理をしたりと色々大変なので、まずは1箇所のロウ付けから始めるのがオススメ。

シルバーリングの磨き、難易度の与える影響

磨き終わった透かし彫りのアルミ板
磨き終わった透かし彫りのアルミ板

今回の場合は磨き方ではなく、どの程度磨くか。

細かくキレイに磨くことを目的にすればそれだけ難しくなります。

磨く対象のシルバーリングの幅が広ければ均等に磨くのは大変ですし、リューターを使った場合は細いものは圧力をかけすぎると変形してしまいます。

磨きの難易度を下げる

難易度を下げるという事はある意味こだわりを捨てるという事になります。

仮に手作業で磨いていく場合、紙やすりの目の粗いものから細かい物へ順番に使っていき最後に研磨布やコンパウンドで磨きます。

それを満遍なくやるとなると、想像しただけでも大変なので「磨きは○○番(ヤスリの番手)までしかかけない。」とすると負担が減ります。

バレル研磨機を使う

お金をかけてもいいならバレル研磨機を購入しましょう。

スイッチを入れて放っておくだけで研磨作業が終わります。(鏡面にはならない)

リューターを使用すると難易度が下がる

リューター
リューター

リューターを使用しないとなると難易度がめちゃくちゃ上がりますし、作業時間も激増します。

手縫いで服を作るのとミシンで作るので作業時間が違ってくるのと一緒だというと想像しやすいと思います。

もちろん使い方に慣れるまでには手間がかかるように感じると思いますが、それでも手作業の技術が習熟するまでの時間に比べたら圧倒的に楽です。

「お金をかけたら楽になる」の最たる工具ですね。

またこのリューター以外でもプロクソンのリューターがパワーが落ちるけど使えたという情報提供もいただいています。

ただ今回紹介しているリューターと全て同じように使えるかというのは筆者自身も使っていない以上わかりませんので、上手く使えない可能性があることをご了承ください。

リューターを使う事で効率が良くなる作業

  • 削る
  • 穴を開ける
  • 磨く

選ぶ先端工具によっては「切る」など他の工程にも使えます。

シルバーリングを作りやすくする方法。

今回紹介した内容のまとめ

  • デザインを簡単にする(透かし模様は使わないなど)
  • リューターなど作業に使う道具を色々と用意する。(買いそろえる、すり板などを自分で使いやすく加工する等)
  • ロウ付けをしないものを作る
  • 鏡面磨きをしない

作られるものが限定されることにはなりますが、今回のポイントを押さえると比較的簡単にシルバーリングを作ることが出来ます。

IMULTAでした。

磨き途中のアルミの指輪

この記事が気に入ったら
いいね または フォローしてね!

よかったらシェアしてね!

この記事を書いた人

上谷 俊介のアバター 上谷 俊介 彫金師

彫金萬代表、彫金ブランド「IMULTA」を運営しています。

コメント

コメントする

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

目次
閉じる