縄模様装飾彫金1

こんにちは彫金師の上谷です。

今回は線を彫る時にどうやって線を繋ぐかです。デザインの構図を考えるのにも役立つハウツー回になります。

では早速始まり始まりー

彫りを継ぐ

さて、まずは彫りの線を継ぐというのはどういう事か。

IMULTAでは「曲線の美しさ」に拘っているので当然曲線を多用します。

ところが彫っている動画を見るとどう考えても1回でグルリと彫れない模様があります。唐草の先端部分とかそうですね^ ^

彫金パネル
彫金パネル

そんな時は一回タガネを離して彫金台の向きを変えてアクセサリーなりジュエリーなりを彫っていく必要があります。

例えば書道でもグルリと筆を動かすときがありますよね?

ひらがなの「ぬ」とか。

彫金の場合上半身をグルーっと動かして彫っていくので1回で1周することができません。

そのため彫っている途中で一回向きを変えます。2回に分けて筆を動かすイメージです。

彫りの線を継ぐというのは続けて彫って違和感のないように彫ることを言います。

※とは言っても「彫りを継ぐ」って言い方は私のオリジナルです。

では次に基本的な継ぎ方とデザイン的に継いでる感じになる彫り方を説明します。

 

継ぐ彫り方その1〜実際に繋げる彫り方〜

まず単純に練習が必要になる基本的な継ぎ方。

最初にグルッと彫っている途中でタガネを外します。

当然ですが彫っている途中にタガネを外すので金属のバリが爪のようにピーンと立っている状態になります。もちろん危ないので一回彫り切って取ってしまってもいいです。

そして線を継ぐために2回目にタガネの刃を入れる時は1回目の彫り終わりのちょっと手前から彫り始めます。

なぜかというと、曲線を継ぐ事を意識し過ぎるとカーブが急になり過ぎて継いだ所でカクッと折れ曲がった感じになってしまうため1回目の彫り終わりのちょっと手前から少し真っ直ぐ彫ってカーブの具合を合わせていきます。

もちろん練習は必要になりますが、この彫り方をすると自然に1本の線として曲線を継ぐ事が出来ます。

ちなみに線を継ぐ彫り方はどのタガネでも共通です。

 

継ぐ彫り方その2  〜デザイン、構図的な継ぎ方〜

それでは続いて継ぐ彫り方その2です。

実はこの方法はあんまり練習は必要ありません。基本の三日月彫りが出来ていれば出来ます。

デザイン、構図的な継ぎ方と上で書いているのがどういう事かと言うと、実際に線を繋げるわけではなく途切れた線の周りに三日月彫りをいくつか彫って「継いでいるように見える彫り方」です。

この彫り方は構成力が大事になるので練習したから出来る、と言うよりもセンスと知識で出来るようになります。私はセンスと知識が3:7ぐらい。

つまり練習して手元を動かすよりも、色んなものを見てデザインを取り入れるお勉強が必要になります。

特に「その2」の彫り方はデザイン性が高くなるので、基本に忠実な「その1」の彫り方よりも人気があります。華やかにしやすいですからね。

まとめ

グルッと彫る時の線の継ぎ方はこの2通り。

どっちにしろ練習は必要ですが、

線を継ぐのは曲線だけではありませんので

今回の彫り方を練習しておくと彫れる模様の幅が広がります。

まずは地道に基本に忠実な「その1」の彫り方を練習するのをお勧めします^ ^

 

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ではまた次回。

 

 

 

  

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IMULTA彫金師の上谷

IMULTAというブランドを展開している彫金師の上谷(ウエタニ)のブログです。彫金のハウツーとかお手入れの方法とか嫁さんのあるあるとか勝手気ままに書き連ねてます。気になる事があったら気楽に聞いてください。答えられる事は丁寧に答えます。わかんないことはわかんない。気が向いたら読んでみてください。